スナックオープンを成功へ!「コンセプトシート」について解説

この記事をご覧の方はこれからスナックをオープンするかと思いますが、お店の「コンセプト」は設定していますか?

既に設定している方も、まだコンセプトを考えていないという方も、ぜひ本記事の「コンセプトシート」は役立つはずです。

上記のような疑問にお答えすべく、今回は以下の内容について解説していきます。

本記事を参考にコンセプトを決定し、スナック開業及び、経営を成功させましょう。

スナック開業時にはコンセプトシートを作成しよう

スナックの数はコンビニよりも多いと言われている昨今、ただスナックを開業しても、お客さんを呼び込むことは難しくなっています。

このような状況の中、スナック開業において最も工夫すべきポイントが、ずばり「コンセプト」なんです。

正しくコンセプトを決定できると、スナック開業・経営において以下のようなメリットが享受できます。

と言った疑問を持つスナック経営者様もご安心を。

このコンセプト決定を手助けしてくれるのが、今回紹介する「コンセプトシート」なんです。

スナックのコンセプトシートの9項目

実際のコンセプトシートは、以下の通りです。

それぞれの項目について、簡単にみていきましょう。

①基本コンセプト

1つ目に決めるのは、「基本コンセプト」です。

あなたのスナックを「一言」で表すと、どういった表現が浮かびますか?

この時点では抽象的でも構いませんので、「5W1H」をもとにお店のコンセプトを言語化してみるところから始めましょう。

コツは

「ここはこういうお店なんだ!」と誰もが一言でイメージしやすいコンセプトが出来上がればOKです。

②立地・物件

2つ目は「立地・物件」です。

スナックを開業する上では場所が重要ですので、先ほどの基本コンセプトと照らし合わせつつ、立地や物件を考えてみましょう。

出店場所の決め方としては、上記が例となります。

③ターゲット

3つ目は「ターゲット」です。

立地やコンセプトが決まってきたら、スナックのターゲットとなる客層もおおよそ見えてくるはず。

それを以下のような項目から、より具体的にしてみましょう。

ここでターゲットを明確にしておくことで、より客層に刺さりやすいスナックを作れるようになります。

また、年齢や職業だけでなく、趣味や休日の過ごし方なども考え、です。

④利用動機

4つ目は「利用動機」です。

3点目に設定したターゲットが、あなたのスナックに訪れる理由を考えてみましょう。

これは言い換えると「お店の強み」とも言えるでしょう。

これまでの項目と照らし合わせつつ考えてみてください。

⑤サービス・オペレーション

5つ目は「サービス・オペレーション」です。

お客さんの利用動機、つまりお店の強みを意識しつつ、接客スタイルやオペレーション方法を考えましょう。

この辺りは実際に行ってみないとわからない部分もあるかと思うので、ある程度設定したらプレオープンの際にテストし、見直しすることをおすすめします。

プレオープンについては以下の記事をご覧ください。

スナックの「プレオープン・レセプション」を成功させるポイントを解説

⑥メニュー

6つ目は「メニュー」です。

ターゲット層やお客さんの利用動機から、料金体系やメニュー内容を考えましょう。

例えばです。

メニュー媒体もタブレットで手軽さを追求するのか、オシャレなメニューブックを作るのかでお店の雰囲気も異なります。

仮でメニューを決定したら友人などを試食会に招き、フィードバックをもらうのもいいでしょう。

⑦店内外環境

7つ目は「店内外環境」です。

スナックの内装・外装のイメージを具体化していきましょう。

なかなかイメージが浮かばない時は、他のスナックの写真などを検索し、ピンときたものを参考にしてもいいでしょう。

イメージがついたら業者さんに相談してみてください。

⑧価格・支払方法

8つ目は「価格・支払方法」です。

ターゲット像や内装の雰囲気(高級感か、大衆向けか)などから、おおよその客単価を予想しましょう。

客単価が予測できていると、売上計画も立てやすくなります。

また、です。

とはいえ最初は現金やクレカのみで始め、お客さんの決済ニーズを見つつ改善していくのもいいでしょう。

⑨プロモーション・宣伝販促

9つ目は「プロモーション・宣伝販促」です。

ここまでの内容を全て踏まえ、どのようなプロモーションや集客方法が効果的かを考えましょう。

集客媒体1つとってもリアル集客かWEB集客で分類でき、それぞれ様々な方法があります。

また、です。

スナックの集客方法に関しては以下の記事もご覧ください。

スナックの集客方法13選!集客で売上を増加させよう

スナックのコンセプトシートの活用法3選

コンセプトシートの9項目について解説してきましたが、コンセプトはバッチリ決められそうでしょうか?

この章ではコンセプトシートの活用例を3つ紹介しますので、併せて参考にしてみてください。

それぞれ解説していきます。

①開業準備の際に適宜チェックする

スナックは開業の際に山ほどやることがありますし、ママさん1人で準備を進めるケースも多いかと思います。

そのような際は、です。

定期的にシートを見直すことで、コンセプトに即したお店をしっかり形にすることができるでしょう。

②イベント開催や新メニュー開発の際に参考にする

スナックを経営する中で、以下のような考えが浮かぶこともあるかと思います。

ただ、イベントや新メニューを考えても客層に刺さらなかったり、そもそもアイデア自体浮かばなかったりすることも・・。

しかしそのような際、

新しいことを始める際や方向転換をする際も、コンセプトシートは役立ちます。

③競合店との差別化に活用する

スナックの店舗数はコンビニより多いと言われていることもあり、経営を始めてから競合店の存在に頭を抱えることもあるかと思います。

そのような時はコンセプトをより強く押し出し、競合店との差別化を図りましょう。

いわゆる「一般的なスナック」に近いほど、数あるスナックの中に埋もれやすくなってしまいます。

ただ、そのコンセプトが刺さるターゲットに認知してもらえないと効果は薄いので注意です。

チェックリストに従って開業までのスケジュールを立てる

水商売の開業時にはやらなければならない作業がたくさんあります。
その全てを紙に書き出すことは、開業の経験者でも難しいことです。 このような方向けにしています。
チェックリストに従って開業準備を行うことができます。

是非ご活用ください。
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まとめ

今回はスナックのコンセプトシートについて解説してきました。

コンセプトシートはスナックのコンセプトを明確にしてくれるほか、以下のような活用方法もあります。

数あるスナック店の中で埋もれてしまわないよう、しっかりコンセプトを練ってみてくださいね。




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