キャスト不足が深刻に?キャバクラの副業人材の今後の動向について

キャバクラの中には「キャストの大半が副業としてキャバクラで働いている」というお店も多いです。

その中で、以下のようなお悩みを抱えている経営者もいるのではないでしょうか。

実際、「マイナンバー制度」など、

今回の記事では、副業としてキャバクラで働いているキャストを抱える経営者の方のため、以下の内容を解説します。

一般的な副業・アルバイトとは違い、会社や家族にキャバクラで働いてるのを知られたくないという女の子は多いです。

一方で、副業としてキャバクラで働きたいと思っている女の子がいるのも確か。

そのような女の子を法制度などの知識がないために取りこぼすことがないよう、この記事を読んで今後の経営に活用してください。

副業容認でキャバクラのキャスト採用も追い風?

2018年以降、副業関連の市場はかなり広がっていくことが予想されます。

キャバクラももちろん例外ではありません。

2018年1月から厚生労働省の「モデル就業規則」の副業に関する内容が大きく変わりました。

国としても副業を認める制度ができたということで、副業市場は現在大変盛り上がっています。

これは、キャバクラを始め水商売のお店のキャスト採用にも追い風となりうる出来事です。

リスクや制度を理解し、副業好景気の波に乗ってキャスト管理を上手に行いましょう。

キャバクラでの副業にマイナンバーカードがもたらす影響とは

2016年1月より開始されたマイナンバー制度ですが、「マイナンバー」とは、国民一人ひとりが持つ12桁の番号のことで、個人番号とも言います。

マイナンバーは一生使うものであり、一生変更されません。

不正発覚?身バレ?キャバクラ、水商売のマイナンバー対策法

マイナンバー制度の役割

国民一人ひとりがマイナンバーを持つことで、制度として以下のような役割を担います。

以上のようにマイナンバー制度の導入によって大きく分けて3点の役割があります。

マイナンバー制度によってなぜ副業がバレるのか

特に今回の「副業」が「バレる」という現象の理由になりうるのが「③公平・公正な社会の実現(不当に納付を免れることを防止)」です。

所得や他の行政サービスの受給状況を把握しやすくなるため、負担を不当に免れることや、給付を不正に受けることを防止することが、今まで以上にできるようになりました。

つまり、

そのため、キャストが確定申告しているか、していないかが分かりやすくなったのです。

本業・副業それぞれの申告について正しい知識を持たずにいると、知らぬ間にキャバクラでの副業が本業先に知られてしまうなどの問題が起きてしまいます。

本業の会社が副業OKの場合は隠していたのがバレたとしても特に問題はありませんが、副業不可の場合、会社を辞めさせられることもありえます。

また副業をやめさせられるということも起こりうるので、経営者からしても困ることもあるでしょう。

しかしマイナンバー制度や確定申告によって、必ず副業がバレるということではありません

キャストが本業と副業を上手にやりくりできるようにお店としてもサポートしてあげる姿勢が今後さらに重要になっていきます。

キャストから見たキャバクラで副業をするメリット

ここで一度、なぜ副業としてキャバクラで働きたいというニーズがあるのか確認していきましょう。

①収入が増える

キャバクラは、本業以外の時間で効率よく稼ぐことができます。

特に、本業だけの収入では趣味・買い物に使えるお金が少ない、お金が貯まらないという女性にとっては、魅力的に感じられるはずです。

②時間の有効活用ができる

仕事から帰って来て、特に予定もなくゴロゴロして終わる日もあるでしょう。

そういった休む時間も大切ですが、副業で時間をより有効活用できたら良いですよね。

お酒を飲みながら色々な人と話せて、さらにお金ももらえるとなると、

③スキルアップが図れる

キャストは多くのお客様と接客するのでコミュニケーションを通して多くのことを吸収でき、結果としてスキルアップに繋がります。

本業の仕事の内容と関係性がある業界のお客様と話すような時もあれば、本業の仕事内容と全く関係性のない業界で働いているお客様と話すこともあります。

どちらの場合にせよ、色々な人の話を聞くことで視野が広がり、他の人の考えを聞くことで自分の考え方も柔軟になっていくでしょう。

でしょう。

④リスクの分散ができる

万が一本業の会社が倒産したり、リストラされたりして職を失った際、

また、キャバクラをそのまま本業にすることも可能。

副業をすることで、もしもの時の経済的な不安をかなり軽減できます。

キャストから見たキャバクラで副業をするデメリット

副業でキャストが働くメリットをまとめましたが、当然デメリットも存在します。

キャバクラを経営している方はもちろん、キャスト以外のスタッフも頭に置いておいて損はない知識です。

①初期費用がかかる

キャバクラでの副業を考えている人の多くは、本業の給料だけでは満足な収入が得られていない、といったお金を必要としている人です。

衣装やヘアメイク代、店内用のバッグ代など特に働きはじめは何かとお金がかかります。

キャバクラを経営している方は、新しくキャストとして働く女の子のバックグラウンドを把握し、適切なアドバイスやサポートができると、副業で働きたいというキャストを上手に採用できるでしょう。

②体調管理、寝不足

キャバクラの性質上、帰宅は終電かそれ以降になることが多いです。

アフターに付き合った場合、朝帰りになることもあるでしょう。
また、アルコールを沢山飲むこともあるため、二日酔いも日常茶飯事です。

キャバクラが本業の場合はその後ゆっくり寝れば良いのですが、別に本業がある場合は仮眠程度にしか寝れないことや、朝帰りでそのまま準備をして出勤するということもありえます。

そのように休みを十分に取れない期間が続く場合、体調管理がままならず、体調を崩すことが考えられます。

本業にもキャバクラでの副業にも悪影響が出てしまうので、

③副業がバレてトラブルに繋がる

キャバクラで副業をする場合、です。

副業を禁止している会社にいながら副業をして、バレてしまった場合職務規定違反で本業の会社をクビになるということも覚悟しなければなりません。

具体的には、以下が原因でバレるケースが考えられます。

キャスト志望の女の子がお店にきたら、本業は別にあるのか、副業OKな企業なのか、本業の会社がお店から近すぎたりしないかなど質問をして、お互いの理解が一致するようにしておきましょう。

キャバクラの副業によって起こりうるトラブル

キャバクラを副業としている人にとって一番深刻化しやすいトラブルは、身内や会社に隠していてそれがバレることです。

近年ではマイナンバー導入に伴う「身バレ」「会社バレ」を気にしてキャストをやめてしまうというケースも増えており、経営をする側としても無視できない問題となりました。

ここでキャストが恐れる「身バレ」「会社バレ」とは何なのでしょうか。具体的に見ていきます。

①身バレ

身内にキャバクラで働いていることがバレる」こと、あるいは「身分・身元がお客様にバレること」を指します。

世間一般の水商売に対するイメージは千差万別、あまり良く思わない人もいます。
身内の範囲は両親や親戚から友人まで広く捉えることもできますが、キャストによって違うでしょう。

前章で述べた体調の悪化や帰る時間などでバレることもありますが、収入が多くなりブランド品などを急に身につけるようになるキャストもいるためです。

身バレを気にしているキャストにこの盲点・注意点を伝えてあげることでトラブルをグッと回避でき、キャストの離脱を防ぐことができます。

②会社バレ

文字通り「会社にバレる」ことを指します。

主にバレる要因は同僚などに話してしまって密告されるケース、申告の方法を間違えて副業がバレるケースがあります。

また、副業を許可していてもキャバクラで働いていることを知られたくないと思っていることもありますので、正しい知識を持ってきちんと申告することが大切です。

キャバクラで副業するときの年末調整と確定申告

キャストはもちろん経営をしている方でも混同することの多い年末調整」と「確定申告」

「同じなんじゃないの?」と思う方も多いのではないかと思います。ここでしっかりとその違いを把握しておきましょう。

年末調整とは

会社員や公務員などの場合、毎月の給料から税金が天引きされたものが収入となります。

月ごとにあらかじめ給料から税金が引かれていることを源泉徴収と言います。

しかし月ごとに引かれている税金の額が本当に正確かというと様々な要因が絡むため正確ではありません。その納税額の最終調整を年末に行うことが年末調整なのです。

元旦から12月末までの「1年間の収入から控除額を引いた金額」に「(所得水準によって異なる)税率」をかけたものが年間の正しい納税額となり、税金を払いすぎていた場合は還付されたり、逆に追加徴収されたりします。

ここでのポイントは、以下の通り。

つまり、キャストと雇用契約を結び「従業員」として雇っているキャバクラが、本業でキャストをしている女の子に対して行う必要がある手続きです。

確定申告とは

会社などは関係なく、といいます。

会社に所属しない個人事業主などがこの手続を行います。

また、水商売のキャストは多くの場合、契約上は業務請負契約の外部業者、つまり個人事業主なので確定申告する必要があります。

年末調整で納税する会社員などは、あらかじめ給与から天引きされているため、納税を完了させる際には少額の調整だけで済みます。

確定申告だけで納税する場合は所得の確定後に税金を全額納めるため、納税を見据えて金銭管理を行い、納税額を手元に残しておく必要があります。

年末調整と確定申告の違いと注意点

会社の給料のみを収益としている場合は源泉徴収と年末調整で所得税の計算・納税を完了することができますが、一部確定申告をしなければならない場合があります。

副業としてキャストをしている人は2番目の場合に当てはまるでしょう。

ここでもし副業でキャストをしているのに、

といったことをすると副業が本業の会社に一瞬でバレてしまいます。

 

年末調整は「会社が確定申告を行ってくれるもの」、個人での確定申告は「納税者自身が全ての所得に対して申告するもの」です。

年末調整はいつも通り本業の会社にやってもらい、その後に副業の確定申告を行い、自身で納税することによって副業がバレることなく納税をすることができます。

詳しい納税方法については不正発覚?身バレ?キャバクラ、水商売のマイナンバー対策法をご覧ください。

キャストがキャバクラの副業で働きやすい環境を作るためにできること

確定申告などが必要であることやその詳しい方法などは、この記事やリンク先の記事を読んでいただくことで理解できたと思います。

最後に、副業としてキャバクラで働いているキャストが働きやすい環境の作り方を見ていきましょう。

働き始めるキャストの状況を把握する

キャバクラを経営する立場からできることはキャストと密に連絡をとり、キャストがきちんと確定申告できるようにサポートすることです。

採用する時から「本業として働くのか、副業として働くのか」だけでなく、以下を確認しましょう。

POSレジを使用した丁寧な会計管理

また、お店としてもきちんと売り上げ・給料管理を行って、正しい額の給料をキャストに払うこともキャストが確定申告をする上でのサポートに繋がります。

しかし、

  • 営業終了後、短時間で膨大な量の伝票を見ながら何人ものキャストの給料計算をしなければならず正確に計算できているか不安。
  • キャストの給料のデータを管理していないからアドバイスができないのではないか

このように思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、こうした課題は弊社の水商売専用POSレジシステム「TRUST」が全て解決してくれます。

TRUSTは通常のPOSレジの機能に加え、以下のように機能が充実しています。

もちろん数字管理機能や不正防止など、通常のPOSレジとしての機能も取り揃えています。

キャバクラ専用POSレジ「TRUST」を導入することにより、キャストの給料計算・管理はもちろんのこと、

納税に関して正しい知識を身につけ、キャストと密にコミュニケーションをとり、給与管理等を正確に行うことでキャストが副業でも働きやすい環境を作っていきましょう。

キャバクラ経営をより効率化したいという方は、ぜひTRUSTの詳細ページをチェックしてみてくださいね。

まとめ:キャバクラの副業

副業に関するメリット・デメリットに始まりトラブルや、マイナンバー制度、年末調整・確定申告といった実は曖昧に理解している方が多い仕組みについて説明してきました。

キャストはキャバクラにおいてもっとも大切な商材だということは言うまでもありません。

マイナンバー制度を背景に一度はキャスト採用が厳しくなったとされる時期もありました。

しかし、

経営者やお店側が出来ることとしては、以下が挙げられます。

この3点に注意し、キャストを巻き込んで継続的な売り上げアップを狙っていきましょう。




不正防止・税金対策が対策可能なPOSレジとは?
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