目次
キャバクラのシステムがわからず、料金や給与の仕組みに不安を感じていませんか?
結論から言うと、キャバクラのシステムは「料金」「給与」「運営管理」の3つに分解できます。
料金は50〜60分のセットを基本に指名料やドリンクを加算し、キャストの給与は基本時給とバックから費用を引いて決まります。
本記事で解説する内容は以下のとおりです。
- 料金システムの全体像
- 給与システムの仕組み
- 経営者が押さえるべき運営のポイント
料金と給与それぞれの詳細は専用の記事にまとめているため、ここでは全体像を先に押さえましょう。
キャバクラのシステム早見表
キャバクラの基本的な料金と給与の相場を一覧にまとめました。
| 項目 | 相場 | 備考 |
|---|---|---|
| 1セット料金 | 5,000円〜10,000円 | 50〜60分が1セット |
| 指名料(本指名) | 2,000円〜3,000円/セット | 指名バック・ボトルバックの対象 |
| サービス料(TAX) | 10%〜30% | 分離表示か一括表示かで最終金額が変わる |
| キャスト基本時給 | 東京都内2,000円〜5,000円 | スライド制が主流 |
| 給与の構成 | 基本時給+バック−費用天引き | バックの設計がモチベーションを左右する |
どの項目も店舗ごとに幅があるため、自店の数字を決める際の基準として使ってください。
キャバクラの料金システムの全体像

キャバクラの料金は、時間制のセット料金を軸に、指名やドリンクを積み上げる形で決まります。
構成要素は以下の6つです。
- セット料金(基本料金)
- 指名料金(本指名・場内指名)
- キャストドリンク・ボトル料金
- 延長料金
- 同伴・アフター料金
- サービス料・消費税
①セット料金と指名料金
50〜60分を1セットとして、5,000〜10,000円が相場になります。
セット料金には席料・フリーキャストの接客・フリードリンクが含まれます。
指名料は本指名が2,000〜3,000円、場内指名が1,000〜3,000円が目安です。
本指名は来店前からの指名、場内指名はフリーで入店した後に店内で指名する制度です。
本指名は指名バックとボトルバックの両方が対象になる一方、場内指名は指名バックのみという店舗が多くなります。
②ドリンク・ボトルと延長
キャストドリンクはグラス1杯1,000円が基本の相場です。
ボトルは焼酎の4合瓶(4,000円〜)からシャンパン(数十万円)まで幅があります。
延長料金は1セット延長で通常料金と同額か+1,000円、ハーフ延長は半額程度が目安になります。
延長の確認は、セット終了の10分前から5分前にボーイが行うのが鉄則です。
声をかけるのが遅れると、会計時の金額をめぐるトラブルにつながります。
③サービス料・同伴アフター
サービス料は10〜30%が相場で、表示方式は2つに分かれます。
- 一括表示:「TAX(税サ)20%」のようにまとめて表示する
- 分離表示:「サービス料12%・消費税10%」のように分けて表示する
同じ数字に見えても最終金額が変わるため、自店の方式を決めてメニューに明記してください。
同伴料金は3,000〜5,000円が相場で、多くの店舗では全額がキャストにバックされます。
アフターは安全管理の観点から禁止している店舗も少なくありません。
料金の内訳をさらに詳しく知りたい方は、以下の記事にまとめてあります。
キャバクラの料金システムを徹底解説!値段相場と店舗運営の注意点
キャバクラの給与システムの全体像

キャストの給与は、基本時給とバックの合計から費用を差し引いて計算します。
①基本時給
東京都内の基本時給は2,000円〜5,000円が一般的な水準です。
時給の決め方は、主に以下の5種類に分かれます。
- ポイントスライド:指名・同伴・ドリンクをポイント化して時給に反映する
- 売上スライド:本指名客の支払金額で時給を決める
- 本指名スライド:本指名の本数で時給を決める
- 固定給:新人や体入に多い
- 小計折半:売上の半分を受け取る方式(ホストで一般的)
どの方式にするかで、キャストが何を優先して動くかが変わります。
売上をコントロールしやすいのはポイントスライド、仕組みが伝わりやすいのは売上スライドや本指名スライドです。
新人には固定給、売れっ子には小計折半というように、階層で使い分ける店舗も多くあります。
②バック制度
バックは、成果に応じて給与に加算される部分です。
- 本指名バック:500〜1,500円/本
- 場内指名バック:0〜1,500円/本
- 同伴バック:3,000円前後(全額バックの店舗も多い)
- ドリンクバック:200〜500円/杯
- ボトルバック:ボトル料金の10〜30%
厚くしすぎると収益を圧迫し、薄すぎると優秀なキャストが離れる原因になります。
伸ばしたい数字から逆算して、どの項目を厚くするかを決めてください。
③費用の天引き
基本時給とバックの合計から、以下の費用を差し引きます。
- 源泉徴収
- ヘアメイク代・送り代・貸しドレス代
- 厚生費
- 遅刻や欠勤に対する減給
雇用契約のキャストに罰金を課すのは労働基準法違反になるため、減給として就業規則に明記してください。
減給には労働基準法91条の上限があり、1回につき平均賃金の1日分の半額、総額は賃金総額の10分の1までと決まっています。
業務委託契約の場合も、契約書に書いていない控除はトラブルの火種になります。
給与の実例や月収モデルは、以下の記事で解説しています。
キャバクラの給料システムを徹底解説!時給・バック・費用の仕組み
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ガールズバーのシステムとの違い
ガールズバーは接待をしない業態のため、料金も給与も構造が変わります。
違いをまとめると以下のとおりです。
| 項目 | キャバクラ | ガールズバー |
|---|---|---|
| 接客の形 | 客の隣に座る | カウンター越し |
| 料金 | セット料金+指名料 | チャージ+ドリンク(1時間1,000〜3,000円程度) |
| 指名制度 | 本指名・場内指名がある | 指名がない店舗も多い |
| キャストの給与 | 時給+バック | 時給中心、ドリンクバックが主 |
| 営業時間 | 原則0時まで | 0時以降も営業できる |
隣に座って継続して談笑すれば接待にあたり、風俗営業許可が必要になります。
ガールズバーのシステムを設計する際は、接待にあたらない範囲で成立するかを先に確認してください。
経営者が押さえるべき店舗運営のポイント

システムを設計したら、次は日々の管理で数字を取りこぼさない体制を作ります。
①売上と顧客の管理
売上データと顧客情報の蓄積が、店舗運営の土台になります。
- 日別・月別の売上動向
- キャスト別の成績
- 顧客の来店頻度と消費傾向
顧客の好みや記念日を記録しておけば、次の来店につながる接客ができます。
顧客情報が店に残っていれば、特定のキャストに依存した売上構造からも抜け出せます。
②ボトル・在庫の管理
ボトル管理は、利益の確保と廃棄ロスの削減に直結します。
高額なシャンパンのキープは、紛失や期限切れがそのまま損失になるからです。
期限が近いボトルを把握しておけば、来店を促す口実としても使えます。
キープ数が多い店ほど、管理漏れが利益を削っています。
③給与計算の正確性
指名・延長・バック・天引きが絡むため、手計算ではミスが起きやすい領域です。
給与トラブルはキャストの離職に直結するため、最優先で潰すべきリスクといえます。
明細に計算の根拠を示せる状態にしておけば、不信感も生まれません。
キャバクラのシステムに関するよくある質問
Q1. キャバクラの料金システムは店舗によって違いますか?
A. 基本構造は共通ですが、単価とサービス料の計算方式は店舗ごとに異なります。
特にサービス料は一括表示と分離表示で最終金額が変わるため、自店の方式を決めておきましょう。
Q2. キャストの給与システムはどれを採用すべきですか?
A. 売上をコントロールしたいならポイントスライド、分かりやすさを重視するなら売上スライドか本指名スライドです。
新人には固定給、売れっ子には小計折半と、階層で使い分ける方法もあります。
Q3. ガールズバーのシステムはキャバクラと何が違いますか?
A. カウンター越しの接客で指名制度がなく、時給とドリンクバックが中心になります。
隣に座って継続して談笑すれば接待にあたり、風俗営業許可が必要になる点に注意してください。
Q4. キャストの給与計算でトラブルを避けるには?
A. 給与規定を明文化し、明細に計算の根拠を示すことが基本です。
天引きの項目と金額を事前に伝えておけば、支払い時の食い違いを防げます。
Q5. クレジットカードの手数料を客に請求してもいいですか?
A. いいえ、加盟店規約で原則禁止されています。
発覚すると加盟店契約を解除される可能性があるため、手数料は料金設計に織り込んでください。
キャバクラにカード決済を導入しよう!おすすめのクレジットカード会社を紹介
Q6. POSシステムを導入する費用対効果は?
A. 締め作業の時間短縮と、計算ミスによる損失の防止が主な効果になります。
複雑な給与計算を手作業で行っている店ほど、導入初月から効果を実感しやすいです。
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まとめ
キャバクラのシステムは、料金・給与・運営管理の3つに分解して考えます。
押さえるポイントは以下の4点です。
- 料金はセット・指名・ドリンク・延長・サービス料で構成される
- 給与は基本時給とバックから費用を引いて決まる
- サービス料の表示方式を決めて、メニューに明記する
- 罰金ではなく減給として就業規則に定める
料金と給与に不透明さを残さないことが、客にもキャストにも選ばれる店の共通点です。
明細の根拠を示せる状態にしておけば、キャストとの信頼関係を守れます。
- 本指名・場内指名・同伴指名を区別して集計
- キャストごとに時給・天引き・厚生費を設定
- 給与明細をPDFで出力















