目次
コンカフェの開業を考えつつ、以下のような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか?
- コンカフェの開業資金ってどれくらい必要なの?
- コンカフェの開業資金を抑える方法は?調達方法は?
そこで本記事では、コンカフェの開業資金に関して、以下の内容を解説していきます。
- コンカフェの開業資金はいくら必要?
- コンカフェの開業資金を調達する方法
- コンカフェの開業資金を抑えるには?
読後はコンカフェ開業に必要な資金や調達方法が理解できるはずですので、開業を検討中の方はぜひ参考にしてみてください。
コンカフェの開業資金はいくら必要?
結論から言いますと、コンカフェ開業に必要な資金は最低300万程度です。
こちらは開業に必要となるおおよその最低金額であり、コンカフェの内装等ににこだわれば上限はなく、1,000万円を超えることも。
要するに、「最低300万円+どれだけ内装等にこだわるか」で開業資金が決まると思っておくと良いでしょう。
そんな開業資金ですが、大きく「設備資金」と「運転資金」に分類できますので、まずは開業資金の細かい内訳についてみていきましょう。
コンカフェ開業に必要な設備資金
コンカフェ開業に必要となる「設備資金」とは、コンカフェの設備や物件にかかる資金のこと。
物件の準備などにかかるお金で、初期費用と言い換えても良いでしょう。
そんな設備資金の細かい内訳は以下の通りです。
- 物件取得費
- 内装外装費用
- 家具費
- 広告宣伝費
- 許可取得費
- 厨房設備費
- その他費用
物件取得費
「物件取得費」は、コンカフェを開業する物件の取得にかかる費用の総称です。
エリアや物件によっても異なりますが、物件取得にかかる費用は以下の通り。
- 保証金:家賃の3~10ヶ月分
- 礼金:家賃の1~2ヶ月分
- 不動産仲介手数料:家賃の1ヶ月分
- オープンまでの家賃:1~5ヶ月分
つまり、最低でも家賃の~6ヶ月分ほど、最大で家賃の15ヶ月分が初期費用として発生します。
こちらを目安とし、なるべく初期費用を抑えてコンカフェの物件を取得するようにしましょう。
内装外装費用
「内装外装費用」は、名前の通りコンカフェの内装・外装にかかる費用。
開業資金の中でも大きな金額で、おおよその相場としては1坪あたりの工事費は30~60万円程度です。
コンカフェはキャバクラやラウンジのように豪華な内装にする必要はないですし、居抜き物件などを見つければ大きく費用を抑えることができるでしょう。
ただし、こだわれば上限がない部分ですので、予算の範囲で理想のコンカフェを形にするようにしましょう。
予算内で抑えることがとにかく重要なので、業者ともしっかり相談した上で進めてみてください。
家具費
コンカフェ内の椅子やテーブルなどを揃える「家具費」も設備資金に含めておきましょう。
費用目安はお店のコンセプトや広さによって大きく異なるでしょうが、高くても100万円程度で揃えておきたいところ。
こちらもこだわるとキリがない部分なので、コンカフェのコンセプトに適したものを予算内で揃えるようにしてみてください。
コンセプトによってはオーダーメイドで家具を作ったりするケースも出てくるかもしれません。
広告宣伝費
「広告宣伝費」は、コンカフェのスタッフの求人や、集客するための広告などの掲載費用です。
最低でも10万円程度で見ておくと余裕が持てるかと思いますが、SNSなどを駆使してご自身で求人・集客できそうな場合はさらに費用を抑えることができます。
いかに少ない費用で求人・集客効果を得られるかが重要ですので、掲載媒体は慎重に選定してみてください。
集客用のキャバクラの広告10種類を解説!自店舗に適した媒体の選び方とは
許可取得費
「許可取得費」は、コンカフェを開業する上で必要となる許可を得るための費用です。
コンカフェ開業に必要な許可としては、以下が主でしょう。
- 飲食店営業許可:飲食店を開業するために必須
- 食品衛生責任者:「飲食店営業許可」を取るために必要
- 防火管理者:収容人数が30名以上の飲食店を開業する場合にが必要
- 酒類提供飲食店営業許可:深夜0時以降に酒類を提供する場合に必要
- 風俗営業許可:接待を伴う接客を行う場合に必要
- その他許可:猫カフェの場合は「動物取扱業許可」など
必要であれば行政書士などにお願いし、手間を減らすのも良いと思います。
許可について詳しくは以下をご覧ください。
コンカフェ開業までの手順を徹底解説!準備にあたっての注意点も
厨房設備費
「厨房設備費」は冷蔵庫、調理器具、製氷機などの、厨房設備にかかる費用です。
相場目安としては、必要最低限の器具を新品で購入する場合で30~100万円ほど、オーブンや食洗機なども一通り揃える場合は200万円前後。
事前にどういったメニューを提供するか決めておくと、必要な器具だけを用意できるので、無駄な出費を抑えられます。
また、こういった器具を残してある居抜き物件もあるようなので、そういった物件を選べばかなりのコスト削減が期待できるでしょう。
コンカフェ開業に必要な運転資金
コンカフェ開業に必要な「運転資金」とは、お店が軌道に乗るまでの保険としての資金です。
最低でも3ヶ月分、多くて1年分の運転資金を準備しておくと、コンカフェが軌道に乗るまでお店を保たせることができます。
そんな運転資金の内訳は以下の通り。
- 人件費
- 家賃
- 水道光熱費
- 仕入れ費
- サービス利用費
人件費
「人件費」はコンカフェのスタッフへ支払う給料です。
コンカフェは女子人気で集客できるものの、人件費はキャバクラやラウンジと比較して安く抑えられる点がメリット。
「時給+インセンティブ」などで管理できるかと思いますので、何人程度スタッフを雇用するのかを計画し、おおよその人件費を試算してみましょう。
家賃
「家賃」はコンカフェ物件に支払う費用。
他の運転資金と異なり変動することがないので、計算が簡単な部分ではあります。
どれだけ資金繰りが厳しくても削減するのが難しい費用ですので、運転資金の中でも特に優先して考えておきたい項目です。
水道光熱費
続いて「水道光熱費」も運転資金に含めて考えておきましょう。
一般的な飲食店だと、水道光熱費は売上の5~8%程度の金額になると言われています。
100万円売り上げれば、水道光熱費は5~8万円ほどかかるという計算です。
よって売上と照らし合わせつつ、使いすぎていないかを確認して調整していきましょう。
もし8%以上かかっているようであれば、スタッフに呼びかけ、節電・節水を呼びかけるなどの工夫が求められます。
ただし例外として、コンカフェのコンセプト次第で電力を多く消費するなどの事情があるのならば、この限りではありません。
仕入れ費
「仕入れ費」は、お酒や食材などを仕入れる費用。
一般的な飲食店の仕入費用は販売価格の30%(原価率30%)が目安とされていますが、コンカフェの場合はお酒や食品の利益率が高い点がメリットです。
よって原価率をさらに下げても問題ないでしょうが、月々いくら程度かかるかは事前にある程度把握しておくと安心できます。
こちらは事前に客単価などを設定しておくことで、どのメニューがどれだけ出るかが想定できるはず。
実際に営業していく中で調整しつつ、仕入費用が毎月どれくらいかかるかも計算に入れておきましょう。
サービス利用費
「サービス利用費」は、コンカフェの売上を高めるためのサービスやツールなどに支払う費用です。
具体的には、以下のようなサービスが挙げられます。
- POSレジの利用費
- おしぼりレンタルの利用費
- 集客媒体への掲載費
こういったサービスは基本的に月額制なので、運転資金として計算しやすい点がメリットです。
開業時は運転資金をなるべく抑えたいですが、コンカフェの売上を高められるサービスには積極的に投資していきましょう。
特に「POSレジ」を導入することで、日々の売上や給与計算を自動的に行ってくれたり、売上分析ができたりと、コンカフェ経営において大きく貢献してくれるはずです。
こういったツールの利用でコンカフェが素早く軌道に乗れば、運転資金の蓄えもそれだけ少なく済むので、実質的に開業資金を抑えることになります。
これからコンカフェ開業する方は、ぜひ水商売専用のPOSレジ「TRUST」の詳細をチェックしてみてくださいね。
コンカフェの開業資金を調達する方法
コンカフェの開業に必要な資金は「最低300万円」と解説しましたが、資金調達の段階で困っている方も多いのではないでしょうか。
そういった方は、ぜひ以下3つの方法でコンカフェ開業に必要な資金を調達してみてください。
- 家族や知人を当たる
- 投資家とのマッチングサービスを利用する
- 融資を受ける
①家族や知人を当たる
まずは身近な存在である、家族や知人にあたってみましょう。
一人からまとめて資金調達できなくても、多くの知人から数万円ずつ資金を借りることができれば、大きな金額を用意することができます。
ただし、資金を返済できないと身近な人たちからの信頼を失うことに繋がるので、返済計画や誓約書を作成するなど、誠実な対応を心がけましょう。
②投資家とのマッチングサービスを利用する
続いて、投資家とのマッチングサービスを利用する方法もあります。
良い投資先を探している方は多くいるので、そういった投資家がお金を出したくなるような、魅力的な計画やプレゼンを作成しましょう。
投資家によっては経営に積極的に参画してくれる場合もあり、コンカフェ運営を進めていく上で心強い味方ができる点も魅力です。
また、「クラウドファンディング」で多くの人から融資を募る方法も。
こちらは多くの人が応援したくなるようなプロジェクト作りがカギですが、話題となるプロジェクトを投稿できれば、多くの人の目に触れて宣伝効果を得ることができます。
③融資を受ける
銀行や信用金庫、助成金や補助金などの公的資金制度などから融資を受ける方法もあります。
融資の際には返済計画や事業計画などを提示する必要があるので、事前に作成しておきましょう。
また、自己資金が多く用意できていると融資を受ける際に有利になるケースもあるので、家族や知人をあたったり、自身の資産を売却したりして、ある程度まとまったお金を用意しておくと安心です。
コンカフェの開業資金を抑えるには?
最後に、コンカフェの開業資金を抑えるための方法を4つ紹介します。
- 居抜き物件を探す
- 自社サイトやSNSを活用する
- 自社のHP・SNS運用に力を入れる
- POSレジを導入する
①中古の機器・設備を利用する
コンカフェ開業の際はさまざまな機器や設備が必要となりますが、全て新品で揃える必要はありません。
中古の機器を購入したり、内装や設備が残してある居抜き物件なんかを利用したりと、中古の機器や設備で開業資金を安く抑えることができます。
ただし中古品は長持ちしなかったり品質が低いといったデメリットもあるため、専門家の意見を聞いたり、一部は新品で用意したりといった工夫が必要です。
②必要最低限だけ揃える
コンカフェ開業時に全ての機器や設備を揃えなくてもOK。
軌道に乗ってから徐々に機器を揃えていく方法もあります。
ただし、コンカフェのサービスの質に関わるものなど、必要なものに関しては必ず最初に揃えておきましょう。
機器や設備などに優先順位をつけ、少しずつ揃えていくようにしてみてください。
③自社のHP・SNS運用に力を入れる
自社のHPやSNS運用に力を入れることで、広告宣伝費を大きく節約することができます。
広告宣伝費はオープン前だけでなく、開業後もかかり続けるお金ですので、自身で集客できる媒体を持つのは資金を抑える上で非常に重要。
スタッフと共同で運営したり、キャスト各人にSNSを運営してもらったりと、地道にWEB媒体を育てていきましょう。
コンカフェ経営を長い目で見た際に、きっと大きな力になってくれるはずです。
④POSレジを導入する
最後に、POSレジの導入も開業資金を抑える上ではおすすめです。
なぜなら、POSレジ導入によって以下のメリットを得られるから。
- 時間短縮:日々の売上や給与計算を自動的に行ってくれる
- 売上アップ:数値を分析できるため、売上アップのキャンペーンを計画しやすい
- 不正防止:不正防止機能で、安心して店を空けられる
要するにPOSレジ導入によってコンカフェ経営の効率が大幅に上がるため、お店が軌道に乗るまでの時間の短縮が期待できます。
お店が軌道に乗る時間が早くなるということは、その分の運転資金が不要になるため、結果的に開業資金を安く抑えることが可能。
コンカフェ経営が軌道に乗れば安心できますし、POSレジの各種機能で経営に関わるストレスも大幅に減らせます。
ただし、これらのメリットを享受できるのは、水商売に特化した水商売専用のPOSレジのみ。
これからコンカフェ開業する方は、ぜひ水商売専用のPOSレジ「TRUST」の詳細をチェックしてみてくださいね。
チェックリストに従って開業までのスケジュールを立てる
水商売の開業時にはやらなければならない作業がたくさんあります。その全てを紙に書き出すことは、開業の経験者でも難しいことです。
- 開業までに何を行えばいいのか
- 業者選定の優先順位は?
- 開業までのスケジュールを立てたい
チェックリストに従って開業準備を行うことができます。
是非ご活用ください。
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まとめ
今回はコンカフェの開業資金の詳細や、資金調達の方法を紹介しました。
コンカフェ開業に必要な資金は最低300万円ほどで、こだわれば1,000万円近くなることもあります。
開業資金は細かく分類すると様々なものがありますので、それぞれの項目で資金を抑えるように工夫し、できるだけ運転資金を残した状態で開業できると安心です。
開業資金を抑える方法はいくつかありますが、一番良い方法は間違いなく「コンカフェ経営を素早く軌道に乗せる」こと。
水商売専用のPOSレジは、その上で大きな力となるはずです。
これからコンカフェを開業する方、開業資金をできるだけ抑えたいという方は、水商売専用のPOSレジ「TRUST」を導入をご検討くださいね。