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夜の世界にあこがれを持っているけど、お酒は飲めないし、顔に自信があるわけでもない。キャバクラで女性を管理するのもなんだか大変そう…。
そんな方におすすめなのが、今回紹介する「ホストクラブの黒服(内勤)」です。
- ホストクラブの黒服ってどんな仕事なの?稼げるの?
- 人脈を作れたりして、今後にもつながる?
- 自分に向いているかどうか判断したい
そこで本記事では、ホストクラブの黒服について、以下の内容を解説していきます。
- ホストクラブの黒服の具体的な仕事内容
- 黒服として働くメリット・デメリット
- 黒服に向いている人・向いていない人の特徴
- 他の水商売職種との比較・違い
夜の世界で安定して働きたい方は、ぜひ「ホストクラブの黒服」という選択肢を検討してみてください。
そもそもホストクラブの黒服(内勤)ってどんな仕事?
ホストクラブの黒服は「内勤」「ボーイ」と言われることもありますが、そもそもどんな仕事なのでしょうか?
これに関して一言で言えば、「ホストのサポートをするウェイター」のようなイメージです。
具体的な仕事内容としては、以下が挙げられます。
- ドリンクや食事の提供
- おしぼりの用意や灰皿交換
- お客様の案内・会計処理
- 店内清掃・備品管理
ちなみに「おしぼりの用意や灰皿交換」に関してはヘルプのホストが行う店舗も多いため、キャバクラのボーイと比較すると仕事量は少なめです。
主な違いを表にすると、以下のようになります。
ホストクラブの黒服 | キャバクラのボーイ | ホスト | |
月給 | 25万~30万円 | 25万~30万円 | 0円~数千万円 |
飲酒の有無 | 原則飲酒禁止 | 飲酒することもある | 飲酒する |
メリット | ・お酒を飲まなくても済む ・安定して稼げる | ・女性慣れできる ・安定して稼げる | ・稼げる額の天井が高い |
デメリット | ・大きくは稼げない | ・お客様に勧められたら飲む必要がある ・女性キャストの管理が必要 | ・安定して稼ぐのは難しい ・ノルマがある場合も ・お酒を飲むことが多い |
ホストクラブで黒服(内勤)として働く3つのメリット
ホストクラブの黒服のメリットとしては以下が挙げられます。
- お酒を飲まなくて済む
- ノルマやプレッシャーなく、安定して稼げる
- キャバクラのボーイと違い、キャストの管理が必要ない
①お酒を飲まなくて済む
ホストクラブの黒服は、お酒を飲む必要がありません。というより、「黒服はお酒を飲んではいけない」と決めているホストクラブがほとんどです。
一方でキャバクラのボーイはお客様に勧められたら飲まなくてはいけませんし、ホストは言わずもがな。つまり黒服は、夜の世界に入りながらにして、お酒を飲まずに済む貴重な職業だといえるでしょう。
お酒が苦手な方や、体質的に受け付けないという方にとっては、大きなメリットです。
②ノルマやプレッシャーなく、安定して稼げる
ホストは常に売上やノルマが付きまとうため、そのプレッシャーは計り知れません。
しかしホストクラブの黒服にはノルマは課されませんし、給料は25万〜30万円程度と、一般的な会社員よりも稼げるというメリットがあります。
また、各種手当もつきますので、働き次第でどんどん給料アップも狙えます。安定した収入を得つつ夜の世界で働けますので、人脈を作りつつ、コツコツ稼いだお金で独立を目指すのも一つの選択肢です。
③キャバクラのボーイと違い、キャストの管理が必要ない
キャバクラのボーイは、キャストの管理やマネジメントを行うことも仕事に含まれます。しかし、ホストクラブの黒服は、ホストの世話や管理などを特に頑張る必要はないため、その分仕事内容は少ないです。
とはいえ決して楽な仕事というわけではありません。裏方として、前向きにホストを支えていきたい・サポートしていきたい人には向いている仕事だといえます。
ホストクラブで黒服(内勤)として働く3つのデメリット
続いては、黒服のデメリットを見ていきましょう。
- 裏方であり、大きくは稼げない
- ホストと比較すると人脈は作りづらい
- そもそも募集が少ない
①裏方であり、大きくは稼げない
ホストクラブの黒服は、ホストと比較して安定している分、大きく稼ぐことはできません。
ホストの給料は成果次第で大きく変動し、トップクラスになれば月収数百万円以上も可能です。しかし一方で、ホストクラブの黒服の給料は「25万〜30万円+各種手当」程度です。
各種手当を踏まえても、月に数百万以上稼ぐのは困難だといえます。
②ホストと比較すると人脈は作りづらい
「黒服として働いて貯金と人脈をコツコツ増やしていって、ゆくゆくは一山当てるぞ!」とお考えの方もいるでしょう。
しかし、黒服はホストと比較すると人脈は作りにくい傾向にあります。ホストはお金を落としているお客様と「直接」対話し、コミュニケーションを取るため、やはりお金を持っている方との人脈はプレイヤーの方が圧倒的に作りやすいからです。
ホストクラブの黒服が人脈を作るためには、自主的にバーや交流会に赴いたり、同業者や先輩に飲みに誘われたら積極的に参加したりする必要があります。
③そもそも募集が少ない
ホストクラブの黒服は、ノルマやプレッシャーがなく会社員よりも稼ぎやすい、夜の華やかな世界だがお酒を飲む必要はない、といったメリットがある職業です。
故に離職率も非常に低く、「そもそも募集が少ない」というデメリットが挙げられます。チャンスがあったらすぐに飛びつく姿勢が大切です。
ホストクラブの黒服(内勤)はどんな人に向いている?
これらのポイントを踏まえ、「ホストクラブの黒服が向いている人」の特徴を紹介していきます。
①お酒が苦手な方
「夜の世界に憧れがありつつも、お酒が苦手」という方はホストクラブの黒服が向いているといえます。
確かにホストやキャバクラのボーイの方が人脈は作りやすいイメージがありますが、どうしても業務中にお酒がつきもの。お酒を飲まずして夜の世界で働こうと思ったら、ホストクラブの黒服が最善手だと言えるでしょう。
②ホストとして上手くやる自信がない方
「ホスト関係で成功したいが、ホストのプレイヤーとして上手くやる自信がない」という方も黒服がおすすめだといえます。
ホストには自分磨きをするストイックな姿勢、トーク力や気遣い、女性を落とすテクニックなどが求められます。これらを習得する自信がないのであれば、無理してホストをやるよりも、黒服としてホストクラブに勤めたほうが良いでしょう。
裏方としてサポートに従事することで、マネージャー的な視点・経営者的な目線を持てるはずです。
逆にホストの黒服(内勤)に向いていない人
逆に以下に該当する方はホストクラブの黒服はおすすめできません。
- 「ホスト」として、表舞台に立つプレイヤー側で成功したい方
- お酒や女性が大好きな方
- 手段は問わず、夜の世界で成功までの最短距離を歩みたい方
女性が大好きならキャバクラのボーイやプレイヤーとして働くのがおすすめですし、ホストとして成功したいならホストを選ぶべきです。
もしくは、とりあえずキャバクラのボーイやプレイヤーをやってみて、合わなければ転職するという形でも良いと思います。やり直しはいくらでも利きますので、まずは自身の興味に従って仕事を選んでみてください。
ホストクラブの黒服に関するよくある質問(Q&A)
ホストクラブの黒服について、よくある質問をまとめました。
Q1. 黒服から将来的にホストになることはできますか?
A. 可能ですが、店舗の方針による部分が大きいです。
黒服として働きながら接客スキルを身につけ、店舗側に認められればホストとしてデビューできるケースもあります。ただし、黒服として安定して働いてもらいたい店舗側の事情もあるため、事前に将来的な可能性について相談しておくことをおすすめします。
Q2. 黒服の勤務時間や休日はどのようになっていますか?
A. 一般的には夜間勤務で、週1〜2日の休日が多いです。
ホストクラブの営業時間に合わせて、20時頃から深夜2〜3時までの勤務が一般的です。昼夜逆転の生活になるため、体調管理や生活リズムの調整が重要になります。店舗により異なるため、面接時に確認してください。
Q3. 未経験でも黒服として働けますか?
A. 未経験でも問題なく働ける場合がほとんどです。
黒服の仕事は基本的なサービス業務が中心で、特別な資格や経験は必要ありません。接客経験やサービス業経験があると優遇されることもありますが、やる気と真面目さがあれば十分です。
Q4. 黒服の給料以外の待遇はどうですか?
A. 店舗により異なりますが、各種手当や福利厚生がある場合が多いです。
深夜手当、交通費支給、食事補助、制服貸与などの待遇があることが一般的です。ボーナスや昇給制度がある店舗もあるため、面接時に詳しく確認することをおすすめします。
Q5. 黒服として働く上での注意点はありますか?
A. 職場環境や店舗の経営状態をよく確認することが重要です。
水商売業界は店舗により労働環境が大きく異なります。給料の支払い状況、労働条件、人間関係などを事前にリサーチしましょう。信頼できる紹介者がいる場合は、その人を通じて情報収集することをおすすめします。
まとめ
本記事では、ホストクラブの黒服について詳しく解説しました。
ホストクラブの黒服は、お酒を飲まなくて済む、ノルマやプレッシャーなく安定して稼げる、キャストの管理が必要ないといったメリットがあります。
夜の世界に憧れがありながらも、プレイヤーとして働くことに不安がある方にとって、黒服は理想的な選択肢といえるでしょう。
ただし募集が少ないというデメリットもありますので、機会があったら積極的にチャレンジしてみてください。黒服として働きながらでも、人脈や貯金をコツコツ増やしていくことで、将来的な成功への道筋を描くことは十分可能です。