目次
「ご案内お願いします」などキャバクラでの正しい言葉遣いが気になっていませんか?
結論から言うと、まず8大接客用語を全員が言えるようにし、「〜になります」「〜のほう」などのNGワードを直すのが最短ルートです。
お客様には尊敬語、自分には謙譲語という原則さえ押さえれば、敬語の間違いは大幅に減らせます。
本記事では以下の内容を解説します。
- キャバクラでの接客用語〜敬語編〜
- キャバクラでの接客用語〜NGワード編〜
- 接客用語と笑顔の相乗効果
そのままスタッフ教育に使える敬語の言い換え一覧も用意しているので、印刷して共有してください。
キャバクラでよく使う敬語の言い換え一覧
まずは、キャバクラでよく使う表現の言い換えを確認してください。
| 日常用語 | 敬語 |
|---|---|
| 男の人・女の人 | 男性の方・女性の方 |
| お客・お客さん | お客様 |
| 年取った人 | ご年配の方 |
| 旦那さん・奥さん | 旦那様・奥様 |
| 一人 | お一人様 |
| 一緒の人 | お連れ様 |
| 僕・わたし・自分 | わたくし |
| 我々・私たち | わたくしども、当店 |
| 注文は決まりましたか | ご注文はお決まりでしょうか |
| ちょっと待ってください | 少々お待ちくださいませ |
| お待ちどうさま | お待たせいたしました |
| 今持っていきます | ただ今お持ちいたします |
| ごめんなさい・すみません | 申し訳ございません・失礼いたしました・恐れ入ります |
| 何人ですか | 何名様でしょうか |
| 案内します | ご案内いたします |
| すぐに取り替えます | 申し訳ございません、ただ今お取り替えいたします |
| こっちの間違えでした | 申し訳ございません、わたくしどもの手違いでございます |
| 下げてよいですか | お済みでしたらお下げしてよろしいでしょうか |
| そうです・そうします | さようでございます・そうさせていただきます |
| わかりました | かしこまりました |
| 知っています | 存じております |
| その通りです | おっしゃる通りでございます |
| 誰ですか | どちら様でしょうか |
| これですね | こちらでございますね |
| 私が聞きます | わたくしがうかがいます |
| こっちでやります | わたくしどもでいたします |
| できません | いたしかねます |
| この席で良いですか | こちらのお席でよろしいでしょうか |
| 今満席です | ただ今満席でございます |
| トイレはまっすぐ行って右です | お手洗いはまっすぐ進まれて右手にございます |
覚えきれない場合は、8大接客用語から先に身につけると接客の大半をカバーできます。
詳しくは記事内で解説していきます。
キャバクラスタッフの言葉遣いが重要な理由
言葉遣いは、店の格を客に伝える最も分かりやすい要素です。
サービスや内装がどれだけ良くても、敬語を間違えるとそれだけで店の印象は落ちます。
単価の高い店ほど、ビジネスマナーが身についた客層が中心になります。
丁寧な言葉遣いができていれば、サービス全体への期待も自然と高まるのです。
キャバクラのオーダー・注文で使える接客用語〜敬語編〜

どのシチュエーションでも使うのが「8大接客用語」です。
この8つは、全スタッフが自然に口から出てくるまで練習しておきましょう。
①「いらっしゃいませ」
来店時の声かけですが、暗い声で言われても歓迎の気持ちは伝わりません。
ドレミファの「ラ」の音を目安に、明るく声を出すよう心がけましょう。
高級店なら落ち着いたトーンにするなど、店の雰囲気に合わせることも忘れずに。
②「お待たせいたしました」
ドリンクやフードを届けるときに使う言葉です。
店側が通常どおりの提供時間だと思っていても、客は待ちわびている場合があります。
何かを届けるとき、頼まれ事に答えるときは、必ずこの言葉から入りましょう。
③「かしこまりました」
日常会話の「わかりました」にあたる言葉です。
依頼を受けて何も言わずに去ると、客は「伝わったのかな」と不安になります。
「かしこまりました」と返すことで、内容を理解したと伝えられます。
④「少々お待ちください」
頼まれ事を受けたら、その場を離れる前に必ず使います。
この一言があることで、待ち時間が発生すると客に理解してもらえます。
戻ったときは「お待たせいたしました」とセットで使うのが基本です。
⑤「申し訳ございません」
日常会話の「すみません」にあたる言葉です。
店側に非があってお詫びをする場面だからこそ、対等な表現ではなくこの言葉を使いましょう。
⑥「恐れ入ります」
お礼にも依頼にも使える、汎用性の高い言葉です。
何かをお願いするときの前置き(クッション言葉)として「恐れ入りますが」と添えると、印象が柔らかくなります。
たとえば会話が盛り上がっている席にドリンクを届けるとき、「恐れ入ります。こちらドリンクでございます」と言えば、話の腰を折らずに済みます。
⑦「ありがとうございました」
店内で感謝を伝えるときは「ありがとうございます」、帰る客を見送るときは「ありがとうございました」を使います。
見送りは最後の印象を決める場面なので、感謝が伝わるトーンを心がけましょう。
⑧「失礼いたします」
ドリンクを届けるとき、通路にいる客の横を通るときなど、どんな場面でも使えます。
挨拶代わりに使えるほど汎用性が高いため、自然に出てくるまで練習しておきましょう。
⑨「ご案内お願いします」はNG?
スタッフ同士でよく使う「ご案内お願いします」は、客に向けて使うと不適切です。
「お願いします」は対等な関係で使う表現だからです。
×「ご案内お願いします」
○「ご案内いたします」「こちらへどうぞ」
スタッフ間で案内を引き継ぐときも、客に聞こえる場所では「こちらへご案内いたします」と客に直接声をかけましょう。
キャバクラの基本的な敬語の3つのルール

客が違和感を覚えるのは、敬語の使い分けを間違えたときです。
以下の3つのルールを押さえるだけで、大半の間違いは防げます。
1:お客様には尊敬語、自分は謙譲語、全体としては丁寧語
客が主語になる言葉は尊敬語、自分が主語になる言葉は謙譲語にするのが大原則です。
×「メニューを拝見してください」→「拝見」は謙譲語のため不適切
○「メニューをご覧ください」→動詞に「お」「ご」を付けるのが最も簡単な尊敬語
◎「メニューをご覧くださいませ」→語尾に「ませ」を添えるとさらに丁寧になります。
2:店内の上下関係よりもお客様の方がさらに上
スタッフと客が話している場面では、客が最も上の立場になります。
×「すぐに店長がいらっしゃいます」→客の前では店長も身内
○「すぐに上の者が参ります」→「来る」の謙譲語である「参る」を使います。
3:本来の意味が対等な言葉は使わない
「了解」は対等な相手にのみ使う言葉です。
×「了解いたしました」→謙譲語を付けても敬語にはならない
○「かしこまりました」→8大接客用語で言い換えます。
キャバクラのオーダー・注文で使える接客用語〜NGワード編〜

現場でよく使われている以下の言い回しは、日本語として正しくありません。
耳慣れた表現ほど気づきにくいため、店全体で確認しておきましょう。
⑴「〜になります」
「〜になります」はAがBに変化することを表す言葉です。
×「こちら、1,000円のお返しになります」
○「1,000円のお返しでございます」
⑵「〇〇円からお預かりします」
「から」を挟むと意味が通らない言い回しになります。
また、ぴったりの金額を受け取った場合は「預かった」ことになりません。
○「2万円お預かりいたします。2,000円のお返しでございます」(お釣りがある場合)
○「1万円ちょうど頂戴いたします」(ぴったりの場合)
⑶「〜でよろしかったですか?」
「よろしかった」は過去形なので、今聞いたばかりの注文の確認には使えません。
×「ご注文を繰り返します。〇〇でよろしかったでしょうか」
○「ご注文を繰り返します。〇〇でよろしいでしょうか」
⑷「〜のほう」
「ほう」は方角を指す言葉なので、名詞に付ける使い方は誤りです。
×「ドリンクの方、お待たせしました」
○「お待たせいたしました。ドリンクでございます」
キャバクラのオーダー・注文の際には印象も重要
言葉遣いが正しくても、表情や声のトーンが伴わなければ印象は良くなりません。
コミュニケーションの研究で知られる「メラビアンの法則」では、話し手の態度と言葉が矛盾している場合、聞き手は以下の割合で判断するとされています。
- 言語情報(内容):7%
- 聴覚情報(話し方・声のトーン):38%
- 視覚情報(表情・態度):55%
丁寧に「いらっしゃいませ」と言っても、仏頂面では歓迎の気持ちは伝わりません。
この法則は「話の内容に意味がない」という意味ではなく、言葉と表情を一致させる重要性を示したものです。
接客用語を活かすには、笑顔と声のトーンをセットで教えましょう。
【キャバクラ接客の基礎】お客様が来店してからの接客の流れを解説
キャバクラでの信頼獲得は言葉遣いだけでは足りない

言葉遣いを整えても、それだけで客の信頼を得るのは難しいのが実情です。
会計への不安が残っていると、接客の印象だけでは埋められないためです。
①言葉遣いだけでは不十分な理由
キャバクラはぼったくり被害が繰り返し報道されてきた業種です。
客は「かわいい子と話したい」と同時に「安心できる店に入りたい」と考えています。
丁寧な接客は入口にすぎず、信頼は会計までの体験全体で決まります。
②不安が最も大きいのは会計時
客が最も気にしているのは、いくら請求されるかという点です。
適正な料金の店であっても、明細が不透明なら不安は残ります。
会計時の不安を取り除ければ、店への信頼度は大きく高まります。
③会計の不安をなくすにはPOSレジが効果的
紙伝票での会計は、客から見て明細の信頼性に欠けます。
POSレジを導入すれば「いつ、何が、いくらで注文されたか」を記録として残せます。
注文のたびに金額が積み上がる様子を見せられるため、会計時の不安も減らせるのです。
明朗会計の実現はTRUSTで仕組み化しよう
会計の透明性を高めるには、紙伝票ではなくPOSで記録を残すのが確実です。
水商売専門のPOSシステム「TRUST」なら、複雑な料金システムにも対応しながら明細を出せます。
- iPadで注文を入力でき、紙伝票の書き間違いや改ざんを防げる
- 指名料・セット料金・延長料金を区分して集計できる
- 伝票の削除履歴や印刷履歴が残るため、スタッフの不正を抑止できる
- 伝票を処理するだけで売上と給与が自動集計され、日報も自動で作成される
水商売で1,000店舗以上の導入実績があり、14日間の無料お試しも可能です。
キャバクラの言葉遣い・接客用語に関するよくある質問
①新人キャストが敬語を覚えるまでの期間はどれくらいですか?
個人差はあるものの、8大接客用語なら1週間程度で覚えられます。
自然に使えるようになるまでは、1か月ほど継続して練習するのが目安です。
②方言が強いキャストの言葉遣い指導はどうすべきですか?
方言は個性として活かしつつ、敬語の基本ルールだけは徹底しましょう。
完全な標準語にする必要はなく、尊敬語と謙譲語を使い分けられれば問題ありません。
キャストの定着率UPには、キャストファーストの姿勢が大事!?キャストが働きやすい環境とはズバリ!
③お客様から言葉遣いについて指摘された場合の対応は?
まず素直に謝罪し、その場で正しい表現に言い直します。
客の前でキャストを叱責せず、後から個別に指導するほうが印象は悪化しません。
④言葉遣い以外で接客の印象を良くする方法は?
笑顔と声のトーン、姿勢の3つが重要です。
聞き手は表情や話し方から受ける印象を重視するため、言葉と態度をそろえる必要があります。
⑤スタッフに言葉遣いを定着させるコツはありますか?
本記事の言い換え一覧を印刷し、バックヤードに貼っておくのが手軽で効果的です。
営業前に8大接客用語を全員で声に出す時間を作ると、定着がさらに早まります。
売上向上・経営改善を目指す経営者の方へ
水商売の経営を成功させるには、正確な数値管理と戦略的な施策が不可欠です。
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POSレジや顧客管理システムの活用方法について、担当者が丁寧にご案内いたします。
まとめ:キャバクラのオーダー・注文の際には接客用語と笑顔がポイント
当たり前にできていると思っていた言葉遣いが、実は間違っていたケースもあったのではないでしょうか。
押さえるポイントは以下の4点になります。
- まず8大接客用語を全員が自然に使えるようにする
- お客様には尊敬語、自分には謙譲語を使う
- 「〜になります」「〜のほう」などのNGワードを直す
- 言葉遣いと笑顔・声のトーンをセットで教える
会計の透明性まで整えることで、接客の丁寧さが店への信頼につながります。
接客や料金システムもあわせて見直したい方は、以下の記事が参考になるはずです。














