目次
「ご案内お願いします」などキャバクラでの正しい言葉遣いが気になっていませんか?
本記事では以下の内容を解説します。
- キャバクラでの接客用語〜敬語編〜
- キャバクラでの接客用語〜NGワード編〜
- 接客用語と笑顔の相乗効果
今日から使える敬語リストも用意していますので、スタッフ教育にぜひ活用してください。
キャバクラでよく使う敬語の言い換え一覧
まずは、キャバクラでよく使う表現の言い換えを確認してください。
| 日常用語 | 敬語 | 日常用語 | 敬語 | |||
| 男の人・女の人 | → | 男性の方・女性の方 | すぐに取り替えます | → | 申し訳ございません、ただ今お取り替えいたします | |
| お客・お客さん | → | お客様 | こっちの間違えでした | → | 申し訳ございません。わたくしどもの手違いでした | |
| 年取った人 | → | ご年配の方 | 下げてよいですか | → | お済みでしたらお下げしてよろしいでしょうか | |
| 旦那さん・奥さん | → | 旦那様・奥様 | そうです/そうします | → | さようでございます/そうさせていただきます | |
| 一人 | → | お一人様 | わかりました | → | かしこまりました | |
| 一緒の人 | → | お連れ様 | 知っています | → | 存じています | |
| 僕・わたし・自分 | → | わたくし | その通りです | → | おっしゃる通りです | |
| 我々・私たち | → | わたくしども、当店 | 誰ですか | → | どちらさまでしょうか | |
| 注文は決まりましたか | → | ご注文はお決まりでいらっしゃいますか | これですね | → | こちらでございますね | |
| ちょっと待ってください | → | 少々お待ちください | 私が聞きます | → | 私がおうかがいいたします | |
| お待ちどうさま | → | お待たせいたしました | こっちでやります | → | わたくしどもでいたします | |
| 今持っていきます | → | ただ今お持ちいたします | できません | → | わたしどもではいたしかねます | |
| ごめんなさい・すみません | → | 申し訳ございません・失礼いたしました・恐れ入ります | この席で良いですか | → | こちらの席でよろしいでしょうか | |
| いくつですか/何人ですか | → | いくつになさいますか/何名様でしょうか | 今満席です | → | ただ今満席でございます | |
| 案内します | → | ご案内いたします | トイレはまっすぐ行って右です | → | まっすぐ行かれて右手にございます |
詳しくは記事内で解説しています。
キャバクラスタッフの「言葉遣い」の重要性
どんなにサービス内容・内装・ソファーなどの家具が良くても、敬語の使い方を間違えていたり、言葉遣いがなっていなかったりすると、それだけでお店の印象を落とすことがあります。
特に高いレベルのキャバクラを目指すほど、客層もそれだけビジネス面・収入面等でレベルが高くなります。ビジネスマナーが身についているお客様に対して間違った接客をしてしまえば、お店のイメージも大きく左右されるでしょう。
反対に、丁寧な言葉遣いで接客してくれるお店であれば、サービス内容にも期待が高まるものです。
キャバクラのオーダー・注文で使える接客用語〜敬語編〜

主な接客用語として、どのシチュエーションでも使うのが「8大接客用語」です。
この8つは、全スタッフが自然に口から出てくるほど練習し、実践で使えるようにしましょう。
①「いらっしゃいませ」
ご来店時の声かけですが、暗い声で「いらっしゃいませ」と言われても、お客様に「歓迎」の気持ちは伝わりません。
イメージとしては、ドレミファの「ラ」の音で元気良く声を出すように心掛けましょう。お店の雰囲気に合うようにする事も忘れずに。
②「お待たせいたしました」
ドリンクやフードをお客様に持っていく時、店側・スタッフ側としては通常の提供時間を守っていると思っていても、お客様は待ちわびている場合があります。
ドリンクや頼まれ事など、お客様に何かを届ける・伝える時には必ずこの言葉を最初に使いましょう。
③「かしこまりました」
日常会話であれば「わかりました」ですが、それではお客様にとって対等な言い方です。
依頼された時に何も言わずに去ってしまうと「ちゃんと伝わったのかな?」とお客様は不安に思います。「かしこまりました」と言い、相手にこちら側が理解している事を伝えましょう。
④「少々お待ちください」
頼まれ事を受けた際には、その場を去る前に必ず使いましょう。もちろんお客様を待たせない事がベストですが、この言葉によって、待ち時間が発生することを理解してもらうことができます。
⑤「申し訳ございません」
日常会話であれば「すみません」ですが、その言葉ではお客様と対等な立場での表現になってしまいます。特にこちらに非があってお詫びをする時だからこそ、必要以上に謙譲するためにこの言葉を使いましょう。
⑥「恐れ入ります」
日常会話では「すみません」「ありがとうございます」と使用する言葉ですが、「接客」という完全な上下関係の中では不適切です。
この表現は、お客様に何かを頼んだりする時にも「恐れ入りますが」という「枕言葉」としても使えます。
例えば、ドリンクを提供する時にお客様がお話で盛り上がっていたとします。「こちらドリンクでございます」より「恐れ入ります。こちらドリンクでございます」と言われる方が、話の腰を折る事も防げます。
⑦「ありがとうございました」
店内でお客様に感謝の気持ちを伝える時には現在形の「ありがとうございます」を使用しますが、「過去形」の「ありがとうございました」はお客様がお帰りになる時に使う言葉です。
こちらもドレミファの「ラ」の音階で、目いっぱいの感謝の気持ちが伝わるように心掛けましょう。
⑧「失礼いたします」
ドリンクをテーブルに届ける際、通路にいるお客様を避けて通る際など、どういった状況でも挨拶代わりに使用出来るほど汎用性が高いです。
自然と口から発せられるくらい練習しましょう。
⑨「ご案内お願いします」はNG?
スタッフ同士でよく使われる「ご案内お願いします」という言い回しですが、お客様に対しては不適切です。「お願いします」は対等な関係で使う表現のため、接客の場では以下のように言い換えましょう。
×「ご案内お願いします」
○「ご案内いたします」「こちらへどうぞ」
スタッフ間でお客様の案内を引き継ぐ際は、お客様に聞こえる場所では「ご案内お願いします」を使わず、「こちらへご案内いたします」とお客様に直接声をかけるようにしましょう。
キャバクラの基本的な敬語の3つのルール

お客様が一番違和感を感じるのは、敬語の使い方が間違っている時です。まず以下の基本的なルールを理解しましょう。
1:お客様には尊敬語、自分は謙譲語、全体としては丁寧語
お客様が主語になる言葉は尊敬語を使い、自分が主語になる言葉は謙譲語にするのが大原則です。
×「メニューを拝見してください」→拝見は謙譲語のため不適切
○「メニューをご覧ください」→動詞に「お」「ご」を付けるのが最も簡単な尊敬語
◎「メニューをご覧くださいませ」→さらに丁寧な表現
2:店内の上下関係よりもお客様の方がさらに上
スタッフとお客様が話している場面では「主人公」はお客様になります。
×「すぐに店長がいらっしゃいます」→お客様の前では店長も目下
○「すぐに上の者が参ります」→「来る」の謙譲語「参る」を使う
3:本来の意味が対等な言葉は使わない
「了解」とは対等の時にのみ使う言葉です。
×「了解いたしました」→いくら謙譲語を付けても謙譲語にはならない
○「かしこまりました」→8大用語を使う
キャバクラのオーダー・注文で使える接客用語〜NGワード編〜

実際の接客の現場でよく使われている以下の言い回しは、日本語として正しいものではありません。
⑴「〜になります」
「〜なります」とはAがBに変化するという言葉ですから、正しくは「〜でございます」です。
×「こちら、1,000円のお返しになります」
○「1,000円のお返しでございます」
⑵「〇〇円からお預かりします」
「から」という言い回しは間が省略されすぎて意味不明な言葉になっています。また、ぴったりの金額でいただいた場合は「預かった」ではありません。
○「2万円お預かりします。2,000円のお返しでございます」(お釣りがある場合)
○「1万円(ちょうど)頂戴します」(ぴったりの場合)
⑶「〜でよろしかったですか?」
「よろしかった」は過去形ですから、今聞いたばかりの注文を過去形で確認するのは間違いです。
×「ご注文を繰り返します。〇〇でよろしかったでしょうか」
○「ご注文を繰り返します。〜でよろしいでしょうか」
⑷「〜のほう」
「ほう」は方角を指示する言葉です。名詞につける使い方は間違いです。
×「ドリンクの方、お待たせしました」
○「お待たせしました。ドリンクでございます」
キャバクラのオーダー・注文の際には印象も重要
人が相手から受け取る印象の大半は「見た目」と「話し方」で、「話す内容」は印象に対して大きな変化を与えないと言われています。
「メラビアンの法則」によれば、相手にメッセージを伝える時の重要度の割合は以下の通りです。
- 言語情報(内容):7%
- 聴覚情報(話し方等):38%
- 視覚情報(見た目・ボディランゲージ等):55%
いくら丁寧に「いらっしゃいませ」と言っても、仏頂面だったら、お客様はその店から歓迎されていると感じません。
接客用語はとても大切ですが、本当に接客用語を生かすためには「笑顔で接する」ことも重要です。
【キャバクラ接客の基礎】お客様が来店してからの接客の流れを解説
キャバクラでの信頼獲得はオーダー時の言葉遣いだけでは足りない!?

結論として、キャバクラでは、適切な言葉遣いだけではお客様から信頼を得ることは難しいです。
①なぜ適切な言葉遣いだけでは不十分なのか
キャバクラはぼったくりの被害が多くメディアに取り上げられてきた歴史があり、正しい言葉遣いだけではその低い信頼度を巻き返すことができません。
お客様としてはかわいい女の子と話したいと同時に、信頼できるお店に入りたいという願望があります。
②特に不安要素が大きいのは会計時
お客様が1番心配していることはお金です。
ぼったくりを行わないお店であっても、どうしてもお客様は会計金額を心配するものです。逆に言えば、会計時の不安をなくすことで、お店に対するお客様の信頼度は大きく高まります。
③会計時の不安をなくすにはPOSレジの導入が効果的
キャバクラ業界では、紙伝票による不透明な会計が問題視されています。
紙伝票は改ざんなどの不正がいくらでもできますし、お客様からしても明細としての信頼性に欠けます。
POSレジを導入することで「いつ、何が、いくらで注文されたか」を明確に記録でき、お客様に安心感を与えることが可能です。
水商売専門のPOSシステム「TRUST」なら、キャバクラ特有の複雑な料金システム(指名料・セット料金・延長料金など)に対応しながら、明朗会計を実現できます。
- iPadを使った簡単注文受付:紙伝票が不要になり、改ざんリスクをゼロにする
- 明朗会計な伝票作成:会計内訳を自動出力し、お客様の不安を取り除く
- 自動売上計算・給与管理:手間を削減し、キャスト教育など重要業務に集中できる
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キャバクラの言葉遣い・接客用語に関するよくある質問
①新人キャストが敬語を覚えるまでの期間はどれくらいですか?
個人差はありますが、基本的な8大接客用語であれば1週間程度で習得可能です。
自然に使えるようになるまでは1か月程度の継続練習が必要でしょう。
②方言が強いキャストの言葉遣い指導はどうすべきですか?
方言自体は個性として活かしつつ、敬語の基本ルールをしっかり教えることが重要です。
完全に標準語にする必要はなく、丁寧な言葉遣いができれば問題ありません。
③お客様から言葉遣いについて指摘された場合の対応は?
まず素直に謝罪し、すぐに正しい言葉遣いに修正しましょう。
その場でキャストを強く叱責するのではなく、後で個別に指導することでお客様への印象悪化を防げます。
④言葉遣い以外で接客の印象を良くする方法は?
笑顔と適切な声のトーン、姿勢が重要です。
メラビアンの法則によれば視覚情報が55%、聴覚情報が38%を占めるため、言葉の内容だけでなく見た目と話し方も重視しましょう。
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まとめ:キャバクラのオーダー・注文の際には接客用語と笑顔がポイント
当たり前に出来ていると思っていた言葉遣いが意外と違っていたり、誤って使用していませんでしたか?
お店全体で言葉遣いについてはしっかりと正しい表現を確認し、店舗の満足度向上に繋げていきましょう。
言葉遣いのほか、接客時の態度やPOSレジの導入などの対策も重要です。お客様が安心して満足できるお店を作れるよう、できることから始めてみてください。














