スナック開業までの7ステップ!必要な資格・許可や準備を徹底解説

夢だったスナックを開業することに決めたけど、「開業準備」に関して以下のお悩みをお持ちではありませんか?

そこで今回は、スナックの開業準備について、以下の内容について紹介していきます。

スナックの開業方法を押さえて、準備を進めていきたい!という方はぜひ参考にしてください。

スナック開業までの主な7ステップ


小規模なスナックであれば1人でも開業可能である」と述べました。

具体的に言うと、1人でも以下7つのステップを踏むことで、スナックを開業することが可能です。

それぞれのステップについて詳しく見ていきましょう。

①まずはコンセプトを決める

スナックの開業準備を進めていく際は、まず「スナックのコンセプト決め」から行いましょう。

始めに言っておくと、この「コンセプト設計」は開業してこれからお店をやっていくうえで最も重要な準備となります。

というのも、スナック経営において重要となる以下の要素は、すべてコンセプトをもとに決定されていくからです。

そのためコンセプトがブレていたり不明確であったりすると、それはスナック経営のブレにそのまま直結してしまうのです。

逆に言えば、魅力的なコンセプトが設定してあれば、経営上重要なポイントも自動的に決定されていくでしょう。

よって、まずは以下の「5W1H」の考え方をもとにして、お店を繁盛させるためのコンセプトを決定してみてください。

コンセプトはブレないことが大切ですので、「自分がスナックを始めたい動機」と矛盾しないよう設定していきましょう。

小規模スナックとして主に1人で経営を行っていくなら、尚更「自分がやりたいこと」を大事にするといいです。

②物件を探す

スナックのコンセプトを決定したら、続いてはお店を出すための物件を探しましょう。

この際、先ほど設定したコンセプトが具体的であればあるほど、以下のようにしっくり来る物件を決めやすくなります。

また、物件を決めた後、よりコンセプトのイメージに近づけるために内装工事を行う場合もあるかと思いますが、理想の内装イメージをあなたの中で具体化しておくと、施工業者に伝わりやすくなります。

もしピンとくる物件を決定できなかったり、内装イメージが上手く具体化できないようであれば、コンセプトを一度見直してみるといいでしょう。

③資金計画を立てる

物件を決定したら、続いては資金計画を立てましょう。

これは「開業するにあたってどれくらいのお金が必要になるのか」を明らかにするためのステップです。

開業の際に必要な資金は主に以下の2種類に分けられますので、それぞれいくらくらい必要なのか、おおよそ計算してみましょう。

開業後すぐに売上がたつとは限りませんので、

これらを踏まえて計算をしてみて、自己資金だけで賄うのが難しそうであれば、借り入れや融資を検討してみてください。

ちなみにですが、小規模の店舗であればおおよそ「300万円」程度あれば開業自体は可能で、もし余裕を持つならば「1,000万円」程度が必要だといわれています。

④開業に必要な資格の取得・届けを行う

スナックとして営業を行っていくために、行政手続きを済ませていきましょう。

スナック開業のために必要な申請や届け出は以下の通りです。

申請・届け出届け出が必要な対象管轄概要
食品衛生管理責任者の設置必ず必要保健所保健所で行われる講習会を受け、資格を取得。「飲食店営業許可申請」を行うために必要。
飲食店営業許可申請必ず必要保健所上記の資格取得後に保健所に申請することで取得可能。申請から発行まで10日程かかる
深夜酒類提供飲食店提供届深夜0時を超えて酒類を提供する店舗公安委員会(警察署)深夜0時を超えて酒類を提供する場合、管轄の警察署に届け出を行う
風俗店営業許可店員が客に接待しながら飲食する店舗公安委員会(警察署)横に座って接客したり、カラオケのデュエットを行ったりする場合に必要。0時~6時からの営業が不可能になるため、「深夜酒類提供飲食店提供届」とどちらかを選ぶ形になる。
①防火対象物使用開始届

②防火管理者選出届

①営業開始する7日前までに消防署に届け出

②席数が30人以上あるお店の場合申請が必要

消防署お店の規模に応じてそれぞれ申請が必要。
①個人事業の開業届 もしくは法人設立届(法人の場合)

②青色申告の承認申請書

青色申告をする方税務署青色申告をする場合、開業から1か月以内に①②の申請を行う。

ご自身の状況と照らし合わせつつ、必要な手続きを済ませましょう。

スナック開業に必要な許可や資格の申請については、以下の記事も参考にしてみてください。

⑤業者の選定をする

スナックの開業準備の際は、業者の選定が必要です。

スナックを経営していくためには様々なものが必要となりますので、パートナーを選ぶという意味で、信頼できる業者を選定していきましょう。

トラストの公式LINEでは信頼できる業者の紹介も行っていますので、ぜひ以下からお問い合わせください。

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⑥キャストの求人募集を行う

お店の規模がそれなりに大きい場合は、従業員の採用も検討しましょう。

コチラに関してもコンセプトやお店のイメージをもとに、採用する人物像や採用人数等を決定するといいです。

求人の方法としては以下が挙げられます。

スナックのコンセプトを今一度思い出し、お店の理想のイメージと合致したスタッフを集めましょう。

⑦集客・宣伝方法を決定する

いざスナックを開業できたとしても、お客さんが必ず足を運んでくれるとは限りません。

ぜひ「宣伝販促」を行い、お店を知ってもらったり、来てくれるお客さんが増えるよう工夫してみましょう。

宣伝販促の方法としては、具体的には以下が挙げられます。

お店を知ってもらう機会を増やし、順調にスタートダッシュを切れるようにしてみてください。

【開業前に押さえたい】スナックの料金システム


ここからは、開業前に押さえておきたい、スナックの基本的な料金システムについて紹介します。

スナックの料金システムは自由度が高いので、客層やあなたの好みと合わせ、どういった料金体系にするか考えてみてくださいね。

それぞれ詳しく確認していきましょう。

①セット料金

セット料金とは主に時間ごとに課金されるもので、以下が含まれます。

お店によって異なりますが、例えば「60~90分で5,000円」といった金額がかかります。

セット料金の中に、カラオケやお酒飲み放題などが含まれているスナックもあるようです。

②チャージ料金

続いてはチャージ料金(席代)です。

こちらはセット料金に含まれているスナックもあれば、時間無制限でチャージ代だけかかるスナックもあります。

③ボトル料金

ボトルをお客様に購入してもらい、キープボトルとして保管できる形式のスナックも多いです。

ので、ぜひ取り入れたいシステムですね。

関連:ボトルキープはどう管理する?おすすめのサービスを比較

④カラオケ料金

スナックといえばカラオケも人気ですが、こちらも料金体系は様々です。

どのシステムがいいか明確な正解はないので、客層や客数などで決めてみてください。

例えばカラオケが取り合いになる程人気なお店なら、1曲100~200円にすると、本当に歌いたい人だけが歌えます。

スナック開業・経営を成功させるコツ

スナックを無事開業できても、そこがゴールではありません。

スナック経営を成功させるために、ぜひ以下3つを意識してみてください。

それぞれ解説します。

①「入店しやすさ」を意識する

スナックは常連客にとっては居心地がいい場所かもしれませんが、新規客にとっては別。

以下のように、「スナックに行ってみたいけど、入りづらい」と感じる方は多いです。

そのため、以下を意識してスナックの入店しやすさを意識してみてください。

お店にとってありがたいリピート客も、最初は「新規客」からです。

一見さんも入店しやすいよう、以下の記事も参考にしてみてくださいね。

スナックにお客さんが来ない原因は?繁盛するための2つのポイントを紹介

②顧客満足度を高める

スナックの売上アップを支えるのは、やはり「常連客」。

です。

目の前のお客さんを喜ばせ、「このスナックにまた来たいな」と思ってもらえるように努めましょう。

逆にいえば、今目の前のお客さんを満足させられないスナックは、成功するのは厳しいといえます。

③スナックに「POSレジ」を導入する

スナックにPOSレジを導入することで、経営の成功率アップが図れるでしょう。

POSレジとは売上分析機能がついたレジスターのことで、導入により以下のメリット期待できます。

実際、飲食店を対象にした「最も導入してよかったツールやサービスは?」というアンケートでは、「POSレジ」が一位となっています。

参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000371.000001049.html

また、多くのスナックは手書き伝票を使用しているため、料金システムが複雑であればあるほど、お客さんはお会計に不信感を抱きやすいです。

しかし、でしょう。

水商売に特化したPOSレジでないと細かなストレスが生じますので、ぜひスナック向けのPOSレジを選ぶようにしてみてくださいね。

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チェックリストに従って開業までのスケジュールを立てる

水商売の開業時にはやらなければならない作業がたくさんあります。
その全てを紙に書き出すことは、開業の経験者でも難しいことです。 このような方向けにしています。
チェックリストに従って開業準備を行うことができます。

是非ご活用ください。
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小規模なスナックなら1人で開業準備ができる?


まず結論から言いますと、「スナックの開業はそこまで難しくない」といえます。

というのも、スナックは1人でも開業可能ですし、難しい資格の取得なども特に必要ないから。

勿論開業するスナックの規模によっては様々な人の協力が必要になるケースもあるでしょうが、小規模なスナックであれば1人でも開業の準備は進めていけます。

ちなみに、小規模なスナックというのはおおよそ以下のような定義が一般的です。

よって、もしあなたがこの程度の規模のスナックを開業予定であれば、

「1人でも開業準備を進めていくことは可能である」

ということをまず認識しましょう。

逆に、これ以上の規模のスナックを開業したいのであれば、開業経験があって詳しい方に話を聞いたり、協力者を探したりしたほうが良いかもしれません。

スナック開業は1人からでも可能!

今回はスナック開業の方法について紹介してきました。

記事中でも述べてきたようにスナックの開業はそこまでハードルが高いわけではなく、手順通りに行えば、一人でもスナックを開業することは十分可能です。

しかしお店の規模にもよって勿論難易度は変わってきますので、大きい規模のお店を開業したいのであれば、臨機応変に採用活動を行ったり、頼れる人に協力を求めるなどの行動も行いましょう。




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不正防止・税金対策が対策可能なPOSレジとは?
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