【キャバクラで成功した経営者5選】小松崎栄・恵藤憲二(オスカーグループ)ら成功者の共通点

キャバクラで大きな成功を収めた経営者には、どんな共通点があるのでしょうか。

結論から言うと、成功した経営者に共通するのは「強い組織づくり」「長期的な視点」「数値管理の徹底」の3点です。

本記事では以下の内容を解説します。

INSOUグループ創業者・恵藤憲二氏や小松崎栄氏など、業界を代表する成功者のエピソードから、経営のヒントを学んでいきましょう。

キャバクラで成功した経営者5選

キャバクラで成功した経営者5選

まずINSOUグループ(旧オスカーグループ)の創業者・恵藤憲二氏を紹介します。その後、キャバレー業界の礎を築いた「キャバレー3英傑」、そしてキャバクラの誕生に関わった新富宏氏へと続きます。

①INSOUグループ(旧オスカーグループ)創業者・恵藤憲二

キャバクラ業界を語る上で、まず外せないのがINSOUグループ(旧オスカーグループ)の創業者・恵藤憲二氏です。吉本興業出身者の中で「歴代ナンバー1の成功者」とも評される実業家で、元雨上がり決死隊の宮迫博之氏の元相方としても知られています。

1億円の借金からスタートした起業家人生

恵藤氏は大阪府出身です。19歳の時、ラーメン店を経営しながら吉本興業の芸人養成学校(NSC)に通い、宮迫博之氏と「ぴいぷる」というコンビを組んでいました。

しかし、親から「借金が1億円ある」と聞かされたことを機に、お笑いの道を断念。ラーメン事業に専念し、成果を上げると次々と事業を拡大していきます。

20代でキャバクラ業界へ参入、全国100店舗・年商300億円へ

飲食業で基盤を固めた恵藤氏は、20代前半に大阪・ミナミを起点としてキャバクラ業界に参入しました。

「ZOO」「美人茶屋」「ミュゼルヴァ」などの高級路線の店舗を立ち上げ、接客の演出や空間価値にこだわったホスピタリティのブランド化を進めます。

キャバクラからアパレルへ──機を見るに敏な転換

2005年、恵藤氏はアパレル会社「MARK STYLER(マークスタイラー)」を設立します。「EMODA」「MERCURYDUO」などのブランドを展開し、売上高は370億円(2014年3月期)に達するなど、服飾業界でも大きな成功を収めました。

また、2011年に暴力団排除条例が全国施行されると、いち早くINSOUグループを高校時代からの友人に売却。事業リスクを見極めた上での判断でした。

その後、マークスタイラーも中国系投資ファンドに売却し、現在は表舞台から退いています。

恵藤憲二の成功から学べること

恵藤氏の軌跡から見えるのは、「今いる業界に固執しない視点」と「リスクが見えたら早めに動く決断力」です。

キャバクラ経営を軌道に乗せながら次の事業を仕込み、潮目が変わる前に撤退する。長期的な視点と数値管理、そして組織への権限移譲をすべて実践した経営者と言えるでしょう。

②〜④ キャバレー3英傑

ここからはキャバクラのルーツである「キャバレー」で大成功を収めた3人、キャバレー3英傑を紹介します。

最盛期には全国で1万2千店舗あったとされるキャバレー。1971年のドルショック、1973年のオイルショックで衰退していきましたが、その危機感が後述の新富宏氏によるキャバクラ誕生のきっかけになりました。

いずれも観光業など他分野を主軸に持ち、複数の事業を並行して展開していました。

②キャバレーハリウッド・福富太郎

キャバレー3英傑の1人目が「福富太郎」さんです。1945年に敗戦を迎え、高校を中退後は銀座の喫茶店でボーイとして働きはじめました。

その後、中華料理店・キャバレー支配人・ダンスホールのバーテンなど様々な経験を経て、26歳(1957年)に独立。1964年には大型キャバレー「銀座ハリウッド」をオープンし、マスコミから「キャバレー太郎」と呼ばれるほどの存在になりました。

自身の著書では、キャバレー経営についてこう語っています。

「私にとって、キャバレーほどいい商売はない。たとえ儲からなかったとしても、死ぬまでキャバレーをやってやろう。こんな愉快な商売はない。私の天職だ。」

③キャバレーミカド・小浪義明

キャバレー3英傑の2人目が「小浪義明」さんです。

もともとホステスのいない欧米向けレストランシアターだった「ミカド」を1964年に買収・改装し、翌1965年に高級路線の大衆キャバレーとして再オープンしました。

銀座中から優秀なスタッフを引き抜くなど剛腕ぶりを発揮し、最盛期には500名のホステスを抱え「キャバレー王」と呼ばれました。

④キャバレーハワイ・小松崎栄

3人目がキャバレーハワイの小松崎栄(日本一成)さんです。

19歳で茨城から上京し、誰よりも早く出勤して食事はまかないだけで済ませながら資金をためる生活を続け、キャバレー事業を全国規模に育て上げました。

ハワイグループからは、後述のレジャラースやプラザエンタープライズも生まれています。

小松崎氏が特筆すべきなのは、キャバレー事業だけで終わらなかった点です。

サンチェーンは1980年にダイエー傘下に入り、1989年にローソンジャパンと合併。現在のローソンの前身の一つとなっています。

キャバレーからコンビニへ。業態は全く異なりますが、「明朗会計」「24時間営業」という発想の転換が両方の事業を支えていたことが伺えます。

明朗会計とは?意味・定義と水商売で実現するためのポイントを解説

⑤キャバクラの生みの親・新富宏(レジャラース)

小松崎栄さんのハワイグループの分家「レジャラース」代表取締役の新富宏さんは、

1970年中ごろ、ドルショック・オイルショックによりキャバレーの勢いが弱まる中、「高級感のあるクラブ」と「色気のあるキャバレー」を合体させようと発案しました。

「キャンバスクラブ」(女子大生などの素人女性を中心に起用したことが由来)の略である「キャバクラ」の1号店を池袋東口にオープン。それまでプロのホステスが前提だった夜の世界に「疑似恋愛」という新しい価値を持ち込み、キャバクラという業態そのものを生み出した人物です。

裏引きとは?キャバクラで裏引きがNGな理由とリスク・防止策を解説

キャバクラで成功した経営者の3つの共通点

成功した経営者の共通点

5名の経営者に共通するポイントは以下の3つです。

①強い組織を作る

複数の店舗経営を成功させているオーナーには、「強い組織を作る」という共通点があります。キャバクラを経営する際、以下のような多様な人材と向き合うことになります。

成功している経営者は「自分が店舗を回せるのは当たり前」な上で、「自分がいなくても回る環境作り」にも力を入れる傾向にあります。上を目指せば目指すほど、組織作りのスキルが求められるでしょう。

②長期的な視点を意識している

成功している経営者は、目先の利益だけでなく長期的な視点で店舗を経営しています。

季節や景気によって売上の波は必ず存在しますが、

短期的に稼ごうとするのは簡単で、従業員やキャストに目標を与えてプレッシャーをかけるだけでも済むでしょう。しかしそんな体制を長く続けるのは難しいものです。

目先の利益や不安に惑わされず、長期的な目標を見据えて淡々と売上を伸ばしていければ、さらなる成功が目指せます。

③数値の管理を徹底している

最も重要といえるのが「数値管理を徹底している」点です。

夜の世界では「人」は不確定要素が多く、時には裏切られることもあります。一方で「数値」は非常に信頼できるものです。具体的には、数値管理によって以下のような分析が可能になります。

「なんとなくあのキャストは頑張っているな」「なんとなくこのイベントは売上が出るな」といった肌感覚で経営している方ほど、実際の数値を見た際に驚かれるケースが多いです。

前述の小松崎氏が水商売に「明朗会計」を持ち込んだように、数字を明確にすることは業界の歴史的な成功要因でもあります。

キャバクラ経営に関するよくある質問

Q1. キャバクラ経営でさらに成功するためには何が重要ですか?

これらを意識することで、安定した成長が見込めます。

Q2. 強い組織を作るとは具体的にどういうことですか?

キャバクラは多様なスタッフが集まるため、サボり癖のあるバイトや独立意欲の強い店長など、様々なタイプに対応する必要があります。信頼できるスタッフを育て、役割分担を明確にすることが重要です。

Q3. 数値管理が重要だと言われますが、何を管理すれば良いですか?

日々の数値を細かくチェックし、経営判断に活かしましょう。

Q4. 長期的な視点とは具体的にどういう意味ですか?

これにより安定した経営基盤を築けます。

Q5. 成功した経営者はキャバクラ経営だけをしていたのですか?

恵藤憲二氏はアパレル、小松崎栄氏はコンビニ(サンチェーン、後のローソン)へと軸足を移しました。キャバレー3英傑も観光業などを主軸に持っており、キャバレー経営は事業の一部でした。

一つの業態に固執せず、時代の変化を見極めて次の事業を仕込む視点が、共通する成功要因といえます。

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あなたはオーナーとしてどのレベルを目指すのか

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今回はキャバクラ(水商売)のオーナーを紹介しましたが、成功している経営者には大きな共通点があります。

常人には理解しがたいような苦労をし、それでも継続し、成功を収めている方ばかりです。これはキャバクラに限らず、スナック・ホスト・ガールズバー、すべてのオーナーに言えることです。

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