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キャバクラでお客さんを集めようと思った際、「広告」を活用する方法があります。
しかし、いざ広告でお客さんを集めようと思っても、以下のような疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。
- キャバクラの集客に適した広告って何がある?
- その中で自店舗に合う広告はどう選べばいい?
本記事では、そんな「キャバクラの集客広告」に関する疑問にお答えするべく、以下の内容を解説していきます。
- キャバクラで集客するための広告媒体10種類
- 自分のキャバクラに適した広告媒体の選び方
- キャバクラ集客で広告を打つ際の注意点
キャバクラの広告出稿の目的として「お客さんの集客」と「キャスト募集」がありますが、このうち「お客さんの集客に広告を活用したい!」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
キャバクラで集客するための広告媒体
まずはキャバクラで集客するための広告媒体を10種類紹介していきます。
「WEB広告」による集客を5種類、「リアルでの広告」を5種類それぞれ取り上げますので、WEBとリアル双方の面で気になる広告があれば試してみてください。
WEB広告による集客
WEB広告による集客方法5選は、以下の通り。
- WEB媒体への掲載
- リスティング広告
- MEO
- SNS広告
- 自社の発信媒体
①WEB媒体への掲載
キャバクラのWEB広告1つ目は、「WEB媒体への掲載」です。
エンドユーザーが閲覧するポータルサイトに店舗情報を掲載してもらうことで、集客効果が期待できます。
キャバクラの場合、有名なポータルサイトとして、
- ポケパラ
- キャバキャバ
- キャバのり
などが挙げられます。
スピーディーな集客効果が期待できる点がメリットですが、媒体によっては掲載費が高くつくこともあるので注意が必要です。
掲載を検討する際は、費用対効果を考えつつ掲載先やプランなどを選定するようにしてみてください。
総じて「費用をかけてもスピーディーな集客を実現したい」という店舗向けです。
②リスティング広告
キャバクラのWEB広告2つ目は、「リスティング広告」。
リスティング広告とは「検索連動型広告」とも言われ、特定の検索ワードに対して広告を表示できるGoogleのサービスです。
任意の検索ワードの上位にページを表示することができるので、適切なターゲットにアプローチできるメリットがあります。
例えば新宿のキャバクラで集客したいのであれば、「新宿 キャバクラ」という検索ワードでリスティング広告を出稿することで、かなりの集客効果が期待できるでしょう。
しかしGoogleのリスティング広告は審査が厳しく、キャバクラ関連のワードで広告を出稿できる可能性は低いです。
キャスト募集の広告を出稿しているお店は多いので、求人用に活用する方法するのもいいでしょう。
③MEO
キャバクラのWEB広告3つ目は、「MEO」。
MEO対策とは、「エリア+業種名」で検索した際、上位に自店舗の情報が掲載されるようにすること。
MEO対策をしていると「エリア名+キャバクラ」で検索した際に上位に表示されるため、「ここのエリアだとキャバクラはどんなお店があるだろう」といった方への集客効果が期待できます。
こういった特徴から、決まった層のお客さんが多い地方エリアよりも、新規客の来店が多く見込まれる歌舞伎町や池袋などのエリアで効果が高いです。
そんなMEO対策のポイントとしては、店舗情報などを充実させることはもちろんのこと、高い口コミ評価を多くつけてもらうことが大切。
いい評価をつけてもらえるようなサービスを心がけるようにしましょう。
④SNS広告
キャバクラのWEB広告4つ目は、「SNS広告」。
SNS広告は、地域、年齢層、興味関心などの要素から、特定のターゲットに絞って広告を配信することが可能です。
主要なSNSとしては以下が挙げられますが、
- TikTok
このうちFacebookとインスタグラムは審査が厳しいため、水商売の広告は出稿できない可能性が高いです。
こちらもリスティング広告同様、採用に活用している店舗が多いため、集客より求人に利用するといいでしょう。
⑤自社の発信媒体
キャバクラのWEB広告5つ目は、「自社の発信媒体」。
現代はSNSやHPなどで、自身で発信を行うことが可能です。
よって、先ほど挙げたSNSや、YouTubeやHPなどで継続して発信していき、認知を高めていく方法もあります。
具体的な方法としては、
- SNSでフォロワーを増やしていき、お店のキャンペーン情報などで来店を促す
- YouTubeでお店の魅力を伝える動画を発信し、認知及び来店者を増やす
- HPでブログを掲載していき、検索経由でのお店の認知及び露出を増やす
などが挙げられるでしょう。
キャストそれぞれでSNSのファンを増やして集客してもらったり、YouTubeでお店の様子や料金システムを発信したりと、工夫次第で様々な運用方法が考えられます。
自社発信は効果が出るまで時間こそかかるものの、うまく運用すれば、費用をかけずに多大な集客効果が期待できるまで育てることも可能です。
短期的な出費も抑えられるので、「時間をかけてもいいので、自社で安定して集客できるようになりたい」といったキャバクラ店は、こちらの方法を実践してみてください。
リアルでの集客
続いて、リアルでの集客方法を5つ紹介していきます。
- チラシ
- 看板
- 案内所
- フリーペーパー
- 店内
①チラシ
リアルでの集客方法1つ目は「チラシ」。
これは駅前や繁華街など、人通りが多い場所でお店のチラシを配って集客する方法です。
デザインさえ用意できれば印刷費用はそこまでかからないので、配り方次第では、費用を抑えた上で即効性も期待できる集客方法だといえます。
ただしチラシを配り切るにはかなりの根気が必要ですので、難しそうならビラ配りの代行会社を利用するのも手でしょう。
なお、チラシのデザインや配る場所については規制があるため、事前に調べて注意するようにしてください。
詳しくは以下の記事で解説しています。
②看板
リアルでの集客方法2つ目は「看板」です。
お店の前に看板を設置するだけでも、そこにキャバクラがあることのアピールになります。
また、店前でなく街頭に看板を設置するのも集客には効果的で、歌舞伎町では街中に看板を出しているキャバクラも多いです。
看板1つで劇的な集客効果は期待できないにせよ、看板でお店の名前を覚えてもらうだけでも、通行人の中では印象づいていきます。
心理学でいう「単純接触効果(同じ情報に触れるたびに好感度が上がっていく)」の効果が期待できますので、看板のデザインや設置箇所もぜひ工夫してみてください。
③案内所
リアルでの集客方法3つ目は「案内所」です。
これは繁華街などにある、お客さんを無料でお店へ案内してくれるサービスのこと。
基本的に成果報酬型で、案内所経由でお客さんが来た場合に費用が発生します。
具体的な費用は地域によって異なりますが、成果報酬ですので、極端に高くない限りは損することはないはず。
お近くの案内所の費用相場を確認し、適切な価格ならば契約をしておくといいでしょう。
注意点としては、「繁華街の近くでないとそもそも案内所がない」ことが挙げられます。
④フリーペーパー
リアルでの集客方法4つ目は「フリーペーパー」です。
これは無料で配られる情報誌で、費用を支払うことで広告を掲載することができます。
地域ごとに様々なフリーペーパーが配られていますので、店舗がある地域で人気のものや、店舗のターゲットが読みそうなものなど、適切なフリーペーパーをリサーチすることが大切です。
費用相場としては、A4サイズの広告掲載で「30~50万円」、安いものだとA4の1/16サイズの広告で「3~5万円」ほど。
費用対効果も考えつつ、掲載を検討してみてください。
⑤店内
リアルでの集客方法5つ目は「店内」です。
店内は自由にポスターなどを貼れますので、工夫次第では集客用の広告としての機能も果たします。
例えば店内にイベント告知用のポスターやキャンペーンのお知らせなどを貼っておくことで、リピーターや常連客の増加が期待できるはず。
一見地味に思えますがお客さんは案外見ていますので、こちらもぜひ工夫してみてください。
自分のキャバクラに適した広告媒体の選び方
ここまでキャバクラの集客用の広告媒体を10つ紹介しました。
しかし10つもあると、自店舗に適した媒体を選ぶのが難しいという方もいるでしょう。
広告媒体選びに迷った際は、ぜひ以下3つを基準にしてみてください。
①予算で選ぶ
まずは広告媒体にどれだけ費用をかけられるか確認しましょう。
高いものだと掲載に数十万円以上かかる広告媒体もあるため、費用で区切りをつけておくとかなり絞れるはずです。
お金をかけるほど集客効果が高いというわけでもないので、大まかな予算を踏まえた上で、予算内で行える最適な広告を選択してみてください。
②即効性で選ぶ
続いて、各広告媒体の集客の即効性を確認しましょう。
例えばリスティング広告やポータルサイトへの掲載は、費用こそかかるものの、即効性は優れています。
一方で、自社SNSやHP等での集客は、多大なメリットが得られる代わりに効果が出るまでの時間がネックに。
このほか、看板や店内ポスターなどは設置し始めた瞬間から、地味ながらも効力を発揮します。
このように「広告に即効性はあるか」を踏まえた上で、急ぎであれば即効性のあるものを選択してみてください。
③エリアで選ぶ
最後に、エリアによっても効果的な集客方法は異なります。
例えば歌舞伎町や池袋など、新規客が多いエリアならば「MEO対策」を徹底することで、かなりの集客効果が期待できます。
地方ならば人通りが多い特定のエリアでビラ配りをしたり、地域で有名なフリーペーパーに掲載したりと、エリアによっても最適な戦略は異なるでしょう。
また、極端に人口が少ない地域であれば、WEBよりリアル集客の方が効果的なケースも想定されます。
これらを踏まえた上で、もし迷った場合は、地域の人気店の集客方法を真似してみることをおすすめします。
キャバクラ集客で広告を打つ際の注意点
最後に、キャバクラ集客のために広告を打つ際の注意点を3つ解説します。
①すぐに結果が出ないと理解する
広告媒体は様々なものがあり、地域やお店のターゲットによって、どの媒体が最適かは異なります。
そのため、最初に選定した広告が正解とは限らず、十分な集客ができない可能性も十分に考えられます。
それぞれの媒体も奥が深いため、様々な方法を試す中で徐々に正解がわかるものだと割り切るようにしてみてください。
いきなり100%の結果は出ませんので、「少しずつ良くしていく」ような感覚で、各広告の運用方法を最適化していきましょう。
②水商売の広告は審査に通りにくいことを理解する
続いて、水商売の広告は審査に通りづらいことも理解しておきましょう。
特にWEB系の広告で顕著で、Googleのリスティング広告をはじめ、FacebookなどのSNSでも集客用の広告掲載は難しいです。
しかし今やWEBで情報収集するのがメインの時代ですから、インターネットを活用するのは重要。
WEB広告はとてもパワーがありますが、その中で「キャバクラだと掲載できない」広告が出てくる可能性が高いというのは、ぜひ今のうちに理解しておいてください。
③効率重視ならWEB集客を活用する
今回はWEB集客とリアル集客にわけて解説してきましたが、やはりWEB集客の方が閲覧する人も多く、効率もいいです。
例えば、ビラ配りは毎回ビラを1人1人に渡す必要がありますが、SNSならば一度お店のキャンペーン情報を配信すれば、勝手に多くの人が閲覧してくれます。
動画やHPのブログなども同様で、一度配信さえすれば、ネット経由で多くの人が閲覧し来店に繋がる可能性があります。
リアル集客にリソースを割くなと言うわけではありませんが、これらの「効率面」も踏まえた上で、それぞれの集客媒体にどれだけ力を割くかを判断してみてください。
まとめ
今回はキャバクラの広告媒体について紹介してきました。
キャバクラの集客に活用できる広告は、主に以下の通りです。
- WEB媒体への掲載
- リスティング広告
- MEO
- SNS広告
- 自社の発信媒体
- チラシ
- 看板
- 案内所
- フリーペーパー
- 店内
WEBの方が効率がいいので、基本的には前者の方法をおすすめします。
しかし、エリアやお店のターゲットによって最適な広告は異なりますので、競合店の集客方法なども参考にしつつ、様々な広告を試してみてくださいね。