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飲食店において新規顧客を獲得することはとても重要です。しかし、新規顧客の獲得ばかりに注力してしまうのも、とても危険だと言えるでしょう。
売上を伸ばすためには、新規顧客を獲得するとともに、既存の顧客を大切にし、常連客を増やすことも非常に大事です。
そのために必要になってくるのが「顧客管理」です。本記事では、スナックにおける顧客管理のメリットや管理方法についてご紹介します。
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顧客管理はビジネスの基本
顧客管理とは、お客さんの属性や趣向・購買履歴など、さまざまな情報を一元管理することを指します。ただ売上を管理するだけでなく、顧客とお店やキャストとの「関係」も管理するわけですね。
顧客管理の最大の目的は、顧客のそれぞれのニーズをより深く把握するとともに、長期的な目でお店との良好な関係性を構築し、維持していくことで、顧客を常連にしていくことを目的としています。
スナックにおいては、お客さんを常連客化することが非常に重要ですから、この顧客管理がお店の売上にも大きく繋がることになるでしょう。
顧客管理を行うメリット
スナックなどの水商売に限らず、客商売においてはどの業界でも重要視されている顧客管理ですが、どのようなメリットが得られるのでしょうか。
スナックの場合では、大きく4つのメリットがあげられるでしょう。
お店の問題や課題を把握できる
お客さんのデータを使うことで、自分のお店の問題や課題を客観的な視点で把握することができるでしょう。
例えば、「いざお店を開いてみたら、本来ターゲットとして狙っていたお客さんの層とずれていた」なんてこともあるかもしれません。その場合には、メニューや単価の見直しをするなどの対策を講じる必要があります
売上がアップする
顧客管理を行なっていることで、「常連のお客さんに向けた特別なキャンペーンを実施しよう」「誕生日が近いお客さんに個別で連絡をしよう」など、お客さんに合わせたさまざまなアプローチをすることが可能です。
お客さんに合わせて対応を変え、きめ細かいアプローチを行い、充実したサービスを提供することができれば、顧客満足度の向上に繋がります。そうすれば自然とリピーターになったり、来店頻度がアップしたりするので、お店の売上にも大きく繋がるでしょう。
キャスト同士で共有できる
キャスト同士でお客さんの情報を共有できれば、相手のプロフィールに合わせた対応ができます。
例えば、、会話の中から普段何時頃に仕事が終わるのかを把握していれば、ご飯に誘う時間も相手の時間を考慮した上で設定することができますし、誕生日のお客さんに向けたサプライズの準備をすることもできます。
顧客管理で相手の情報を確認できる状態にしておくことで、キャスト同士で共有し、営業活動に繋げることができるのです。
久しぶりに来店したお客さんのことも覚えている
当然ですが、頻繁に通ってくれるお客さんのことは、いちいちメモに取らなくても覚えていられるかもしれません。しかし、毎日何人もの人に会っていると、月1度しか来店しないお客さんのことは、覚えきれず忘れてしまうこともあります。しかし、そうしたお客さんを繫ぎ止めることこそ、常連客を増やすためには重要なのです。
些細な話でも覚えてもらえていると、お客さん側からすればなんだかんだうれしいもの。そういった小さなやりとりをきっかけに常連客になってくれる方もいるので、何が幸いするかはわかりません。
顧客管理に必要な基本情報
では、スナックの顧客管理において、どんな情報が必要になるのでしょうか。実際にお客さんと会話する際には、以下の内容に触れられるように上手に織り交ぜたうえで、聞き役に回ってみるのがいいでしょう。
・お名前
・お勤め先
・家族構成
・お住まい
・誕生日
・出身地
・勤務地
・お店に来た日
・お酒の銘柄や種類
・喫煙者か非喫煙者か
・電話番号
・メールアドレス
・LINE
・外見、雰囲気
・会話の内容
・誰と来店したか
・同伴者との関係性は?
・連絡可能な時間帯や曜日
・お店で使った金額
・よく歌う歌
・趣味
細かい情報は追記していく
顧客管理のための基本台帳が出来上がったら、自分なりに今後の営業に役立つような情報を随時付け加えていきます。当然ですが、来店頻度の高いお客さんほど情報量が多くなり、来店頻度の低いお客さんの情報は少なくなるでしょう。
スナックの場合、ボトルキープを取り入れているお店が多いでしょう。その場合は、何をキープしているのか、キープボトルの期限、飲み方なども把握しておくといいでしょう。
また、お店にカラオケを置いているところも多いかと思います。その場合は、お客さんが普段どんな曲を歌うのか、女の子とデュエットする曲はなんなのか、女の子によく歌ってほしいとリクエストする曲はなんなのかなども、覚えておくと会話も弾みます。
来店頻度によって顧客をランク分けしておく
よく来るお客さん順に顧客をランク分けしておくと、今後の営業戦略も立てやすくなります。ランク付けする場合は、大体5段階くらいに分けるのがいいでしょう。
Aランク:週に2回以上来店
Bランク:週に1回来店
Cランク:月に2回以上来店
Dランク:月に1回来店
Eランク:2~3ヶ月に1回来店
当然、来店頻度の高いお客さんは大切ですが、久しぶりに来てくれるお客さんも大事にしなければ売り上げは伸びません。
顧客管理と合わせて来店スケジュールも組んでおけば、次第にスケジュールからお客さんの来店のサイクルが読み取れるようになります。一定のサイクルや決まった曜日に来店するお客さんは多いので、お客さん側のスケジュールに合わせて同伴スケジュールも組めるようになるといいでしょう。
また、見込み客の少ない曜日があれば「この曜日が暇だから来て」と営業をかけられるようになり、お客さんがいないノーゲスの時間帯を減らすことができます。
顧客管理を行う方法
ここまで、顧客管理の大切さや、顧客管理を行う際の項目についてご紹介しました。
では、どのように顧客管理を行うのがいいのでしょうか。ここからはおすすめの顧客管理方法やアプリ・システムをご紹介します。
顧客管理ノート・もしくはアプリを使用
記憶力だけでは、当然顧客管理にも限界があります。お店が忙しくなるにつれてお客さんの数もどんどん増えていくので、覚えていなければならない情報も増え、記憶に頼るのは困難になるでしょう。
そこで、記憶した情報を記憶に変えて、必要に応じて取り出せる状態にするまでが、顧客管理だと言えます。
顧客管理を行うために、スナックのママは顧客管理ノートを作ったり、アプリを使用するのがおすすめです。顧客管理ノートやアプリを作成することで、あとで見返してお客さんの情報を確認できますし、急な来店時にも焦る必要はありません。
お客さんの来店中にノートやアプリに情報を移すことは困難ですから、一度はいただいた名刺やスマホにメモをしておき、営業終わりやお客さんが帰ってからの空いた時間にまとめるのがいいでしょう。
アプリ「ボトル・顧客管理」なら、お客さんの基本情報はもちろん、キープボトルに関する情報まで全て一元管理で行えます。フリープランが用意されているので、一度使い勝手を試してみて、気に入ったら課金して使うようにしてもいいでしょう。
店舗に顧客管理システムを導入する
スナックの場合、キャバクラとは違ってキャスト個人の集客というよりも、お店としての集客に注力した方がいいでしょう。というのも、キャスト目当てで来店するお客さんもいらっしゃいますが、キャバクラよりもお店のアットホームさやその雰囲気が気に入って通うようになる人が多いからです。
そのためには、キャスト個人個人で顧客管理を行うよりも、店舗に顧客管理システムを導入してしまうのがおすすめです。
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顧客管理を徹底して売上をアップ
本記事では、スナックにおける顧客管理の重要性やその方法についてご紹介しました。
スナックに限らず、客商売において顧客管理は売上に繋がる重要な項目です。そして、業種ごとに必要になる項目は異なります。
自分のお店にあった顧客管理を行うことで、より売上アップに繋げる動きを取ることができるでしょう。ぜひ徹底した顧客管理を行い、売上アップを目指してくださいね。