目次
この記事をご覧の方は、以下のような悩みをお持ちではありませんか?
- キャバクラに置く定番ボトルと、値段相場はどれくらい?
- 注文してもらうため、キャストはどう教育すればいい?
キャバクラでボトルを入れてもらうには、キャストの実力だけでなく、店側の教育や協力も重要です。
また、キープボトルの管理方法なども同時に考える必要があります。
そこで本記事では、キャバクラのボトルについて、以下の内容をご紹介。
- キャバクラに置く定番ボトルと値段相場
- お客様にボトルを入れてもらうコツ
- キャバクラでのキープボトルの管理方法
キャバクラのボトルで売上を効率的にあげたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
キャバクラに置く定番ボトルと値段相場
ここでは、キャバクラの定番ボトルと値段相場をそれぞれ紹介していきます。
- シャンパン
- 焼酎
- ウイスキー
- ブランデー
お店に置くボトルを迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
【シャンパン】
シャンパンの金額は種類によってピンからキリまで。
安いものは10,000円前後ですが、上を見ればキリがなく、300,000円以上するものもあります。
メジャーな「モエシャンドン」は、20,000円前後で提供しているところが多いでしょう。シャンパンの中ではお手頃なので、お客さんとしても開けやすいランクのものです。
飲みやすさやボトルデザインのオシャレさから最近人気のある「ベルエポック」は、ゴールドで50,000円前後、ロゼが120,000円前後です。
有名キャバ嬢がインスタグラムに載せたことをきっかけに人気に火がついた「アルマンド」は、ボトルデザインのかわいさから、キャストの女の子に非常に人気があります。
一番安いゴールドでも120,000円前後、レッドは250,000円前後なので、お誕生日などのお祝い事にぴったりです。
①モエ・エ・シャンドン(Moët & Chandon)
フレッシュで優雅な泡が特徴のフランス産シャンパンです。
- 原価:6,000円〜10,000円
- 店頭価格:20,000円〜40,000円
②ヴーヴ・クリコ(Veuve Clicquot)
力強い泡とフルーティーな香りが魅力のシャンパンです。
- 原価:5,000円〜20,000円
- 店頭価格:20,000円〜120,000円
③ドンペリニヨン(Dom Pérignon)
洗練された味わいの高級シャンパンで、お祝い事に人気です。
- 原価:12,000円〜
- 店頭価格:50,000円〜
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【焼酎】
焼酎は、米・麦・さつまいもなどから作られた、日本で昔から親しまれている伝統的な蒸留酒です。
キャバクラでの相場は基本的に10,000円前後。
麦焼酎は香りにクセがないため比較的飲みやすいのが特徴で、おすすめの銘柄は、「吉四六」「神の河」「百年の孤独」です。
芋焼酎はサツマイモを原料にしており、濃厚な味に独特の香りがあるので、好き嫌いが分かれることもあるでしょう。
おすすめの銘柄は、「黒霧島」「一刻者」「富乃宝山」です。
ほかにも米焼酎では「れんと」やしその「鍛高譚」などが人気がある焼酎です。
①鍛高譚
濃厚な芋焼酎。香りとコクが特徴で、人気が高いです。
- 原価:1,000円〜
- 店頭価格:10,000円〜
②黒霧島
濃厚な芋焼酎。香りとコクが特徴です。
- 原価:1,200円〜
- 店頭価格:8,000円〜15,000円
③魔王 720ml
希少な芋焼酎で、フルーティーな香りとまろやかな味わいが特徴です。
- 原価:1,500円〜
- 店頭価格:5,000円〜
【ウイスキー】
ウイスキーは焼酎よりも値段に幅があり、安いもので10,000円前後ですが、高いものでは100,000円以上もするものもあります。
それだけ強いこだわりを持っている人もおり、ウイスキー好きなお客さんはボトルを入れる人も多いでしょう。
10,000円前後のボトルとしては、「シーバスリーガル12年」「ワイルドターキー8年」「バランタイン12年」などが挙げられます。
高級なものになると「ラフロイグ10年」が20,000円前後、「マッカラン18年」は120,000円前後など、かなり価格にも幅があります。
①シーバスリーガル(Chivas Regal)12年
バランスの取れたフルーティーなスコッチウイスキーで、スムーズな飲み口が特徴です。
- 原価:2,000円〜3,000円
- 店頭価格:15,000円〜25,000円
②響(Hibiki)
複雑な香りと繊細な味わいが特徴のジャパニーズウイスキーで、年数に応じて値段が変化します。
- 原価:5,000円〜20,000円
- 店頭価格:20,000円〜80,000円
③山崎(Yamazaki)12年
フルーティーでウッディーな余韻が特徴の、日本産シングルモルトウイスキーです。
- 原価:8,000円〜15,000円
- 店頭価格:35,000円〜60,000円
【ブランデー】
ブランデーも価格帯に幅があり、20,000円前後で手に入るものから、100,000円を超える高級品まで様々。
ブランデーを愛好するお客様の中には、こだわりを持ってお気に入りのボトルを入れる方も多いでしょう。
10,000円前後のボトルとしては、芳醇な香りと深い味わいを楽しめる「デュカスタン・ファーザーズ・ボトル」などが人気です。
一方で、高級なブランデーになると「テディデキャンタ」「フォーチュンハート」などが挙げられ、価格は300,000円以上することもあります。
①DUCASTAING BB MARTINE/デュカスタン・ファーザーズ・ボトル
濃厚で滑らかな口当たりの高級ブランデーで、エレガントな味わいが特徴です。
- 原価:4,000円〜
- 店頭価格:20,000円〜
②FortuneHeart/フォーチューンハート
フルーティーで芳醇な香りが特徴のブランデーで、軽やかな甘さが魅力です。
- 原価:88,000円〜
- 店頭価格:300,000円〜
③Teddy Decanter/テディデキャンタ
ユニークなデキャンタボトルに入った高級ブランデーです。
深みのある味わいで、特別な場面で提供されることが多いです。
- 原価:22,000円〜
- 店頭価格:80,000円〜
キャバクラでボトルを開けてもらうメリット
お客様にボトルを開けてもらうことで、お店、お客様、キャストの三者にメリットがあります。
- お店の売上が上がる
- キャストの女の子にボトルバックがつく
- お客様がお得に楽しめる
- お客様の来店回数が増える
それぞれのメリットについて解説するので、詳しくみていきましょう。
①お店の売上があがる
キャバクラではセット料金内に「ハウスボトル」という、飲み放題のお酒がついています。
そのため、通常お客さんはこのお酒を飲んでいればいいので、別にドリンクを頼む必要はありません。
しかしキャストである女の子はハウスボトルを飲むことが禁止されており、お客さんが全員セット料金内だけで来店していては売り上げは上がりません。
キャバクラで売り上げを増やすためには、お客さんにボトルを入れてもらうことが最善の方法とも言えるでしょう。
②キャストの女の子にボトルバックがつく
キャバクラでは時給や指名料のほかに、ボトルを入れてもらうことで、キャストの女の子にはボトルバックとして、歩合制のお給料が発生します。
ボトルバックの金額は、だいたいボトルの金額の10%前後になっているお店が多いでしょう。
また、お店の給料制度によってはボトルによってポイント管理されており、翌月の時給がアップするという制度をとっているところもあります。
ボトルやシャンパンを入れて貰うことは、キャストの女の子にとってもお給料を左右する重要なポイントというわけですね。
③お客様がお得に楽しめる
前述でも紹介しましたが、そもそもお客さん自身はハウスボトルがあるので、わざわざボトルをオーダーする必要はありません。
しかし、ボトルを入れる日にはお金がかかりますが、次回以降はお得に遊べますし、ハウスボトルの決まったお酒ではなく好きなお酒を飲むことができるというメリットがあります。
そのほか、キャストの女の子にドリンクを1杯ずつあげるよりも、ボトルの方が安く済む場合もあるでしょう。
例えば、たくさん飲む女の子であった場合には、ドリンク代でボトル代を上回ってしまう可能性もあるのです。
そのような場合には、毎回ドリンクを出してあげるよりも、ボトルをいれておく方が結果として安く済むことになるでしょう。
④お客様の来店回数が増える
シャンパンやワインのような抜きものではなく、焼酎やウイスキーなどのボトルをいれてくれていた場合、お客さんは1度の来店で飲み干す必要はなく、次回来店時までキープしておくことができます。
いわゆるキープボトルですね。
つまり、お客さんの次回来店時には、セット料金と指名料だけで楽しむことができるでしょう。
お客さんとしてはボトルがキープしてあるのでお得に楽しめることもあり、リピートしてお店に足を運ぶ回数も増えます。
キャスト側としても、指名してくれるお客さんには積極的にボトルをいれてもらいたいでしょう。
お客さんにボトルをいれてもらう方法
このように、お客さんにボトルをいれてもらうことは、お店だけでなく、お客さんにとってもキャストにとってもメリットがあります。
とはいえ、キャストの女の子もなかなかお客さんに対してボトルをおねだりしづらいと思っている子もいるかもしれませんね。
そこで、お客さんにボトルをいれてもらうための効果的な方法をご紹介します。
- ボトルを入れた方がお得だということを伝える
- 誕生日などのお祝い事でおねだりする
- 「特別な日」を作り出す
ぜひこの方法をお店で働く女の子に共有してあげてくださいね。
①ボトルをいれた方がお得だということを伝える
前述したように、キャストに毎回ドリンクをあげるよりもボトルをいれておく方が結果的に安く済む場合もあります。
また、ボトルはキープしておけるので、次回来店時にはドリンク代が必要ないなど、お客さんにとってのメリットを伝えてあげましょう。
「ドリンクは1杯1,000円だけど、ボトルをいれてもらえれば10,000円のボトルで20杯以上飲めるしお得だよ〜」というような感じですね。
また、ハウスボトルが用意されているキャバクラでも、好きなお酒が飲めることを勧めるのもいいでしょう。
お客さんとしても、支払っている金額に対してお得感があると思えば、ボトルを注文してもらいやすくなります。
②誕生日などのお祝い事でおねだりする
キャストの女の子にとって、誕生日はシャンパンを開けてもらう絶好のチャンスです。
お客さんとしてもお祝いの気持ちで駆けつけてくれている人も多いもの。
ポイントとしては、無理に強要はせず素直にお祝いにシャンパンを開けてほしい気持ちを伝えましょう。
もし、お店側でノルマを設けているのであれば、1本協力してもらえないかとお願いしてみるのもいいです。
あくまでもイベントの雰囲気を壊さず、比較的シャンパンへのハードルが下がる誕生日を口実に、テンション高めにお願いするのがおすすめです。
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③特別な日を作り出す
高価なボトルだと、なかなか普通の日には入れるのを躊躇ってしまうお客様が多いでしょう。
そういった際は、「特別な日を作り出す」ことがポイントです。
- 「お客様と出会って〜日」を記念する
- 「指名してくれて〜回」を記念する
- 昇進など、お客様の話から祝えるポイントを探す
このように、普段の営業の中で特別な瞬間を演出することで、お客様にとっても「今日は特別だから」と、ボトルを入れる理由を見つけてもらいやすくなります。
ポイントは、二人のお祝い事として盛り上げること。
特にブランデーなどの高級なお酒は、そういった記念日にぴったりのアイテムでしょう。
キープボトルの管理方法
では、お客さんが入れてくれたボトルですが、どのように管理するのがいいのでしょうか。
一般的に管理方法は大きく3つに分けられます。
- 種類別に分けて、ボトルタグに名前を書いて管理する方法
- 名刺ケースに個人情報・ボトル番号を入れて管理する方法
- ボトルキープアプリやシステムを導入する方法
最も一般的なのは、酒の種類別にボトルを分けて、名前を書いたボトルタグを下げて管理する方法ではないでしょうか。
ボトルキープアプリやシステムには、ただボトルを管理するだけでなく、ほかの情報も合わせて一元管理できるものもあるので、お店の予算ややりたいことに合わせて検討してみるのもいいでしょう。
保管期間と期限の過ぎたボトルの処理
一般的にボトルには保管期間が設けられており、3〜6ヵ月のところが多いでしょう。
これは賞味期限というわけではなく、このくらいの頻度ではお店に来てほしいなどの気持ちも込められています。
保管期間を過ぎたものはすぐ処分するというわけではなく、新しいキープボトルが入った段階で期限の過ぎている古いものから処分するくらいのペースでいいでしょう。
あまりに厳密に処分してしまうと、お客さんに嫌な気持ちを抱かせてしまう可能性もあります。
「TRUSTボトル・顧客アプリ」を活用する
TRUST顧客は、水商売に特化した顧客・ボトル管理アプリです。
ボトルキープの有効期限や残量、アラート機能などの基本的なボトル管理機能はもちろん、お客様ごとの指名回数、売上金額など水商売に特化した機能も揃っています。
常連のお客様の情報は頭で覚えている方が多いと思いますが、
- 誕生日がいつか?
- 好きなタバコは何か?
- 誰を指名していたか?
- 今月いくらつかったか?
- 今年いくら使ったか?
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まとめ:ボトルを入れてもらうメリット
本記事では、ボトルを注文してもらうためのノウハウやボトルを管理する方法、お店におくのにおすすめのボトルなどをまとめてご紹介しました。
当然ハウスボトルだけでもお客さんに飲んでいただくことはできますが、ボトルを入れていただくことでよりお客さんに楽しんでいただくこともできますし、そこから常連客化していく可能性もあります。
お店側としてもキャストの女の子にはボトルを入れてもらうように教育をし、売り上げを伸ばしていくといいでしょう。