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ガールズバーがどのように儲かっているのかご存知でしょうか?
ガールズバーはキャバクラと比べると低資金で開業ができるため、初めて開業する方にオススメの業態になっています。
しかし、経営の基礎を知っていないと開業をしても売上が伸び悩んだり、最悪の場合は閉店に追い込まれてしまうこともあります。
そこで今回の記事では、儲かるお店が行なっているコツを紹介していきます。
- 売上の方程式を知る
- 目標数値を決める
- 目標値よりも売上が低い場合
- 最近の儲かっている店舗の特徴
儲かるお店作りに答えはありません。
ですが、経営の基礎知識を使って成功確率をあげることは可能です。
今回の記事で儲かるお店作りの第一歩を踏み出してみてください。
ガールズバーで儲かるためには利益の仕組みを理解する
皆さんは利益の仕組みを理解しているでしょうか?
経営をする中で必ず必要になってくるのが「戦略的に利益を確保していく」ことになります。
一般企業では当たり前に行なっている経営の基礎になります。
利益をどんぶり勘定で管理していると儲からない
水商売の多くの店舗では、どんぶり勘定で利益を管理しています。
このような店舗には売上が入っているお財布があり、全てそのお財布で管理しています。
お店の売上だけでなく、酒屋への支払いなども全て1つの財布で行います。
そして、その月に残ったお金が利益になります。
自分で店舗を回しながら経営も行なっている場合は、お金の管理がおろそかになってしまいます。
さらに、このような管理をしている場合は従業員の不正に合う可能性も高くなります。
利益を数値化して管理する
儲かるお店を作るためには、利益を数値で管理しましょう。
すでに水商売の店舗を経営している方は、実際に自分の店舗の数値を出してみてください。
利益 = 売上 – 経費
売上 = 客単価 × 客数
シンプルな式に感じますが、これが正しく管理できている店舗は意外と多くありません。
このシンプルな数値を正しく管理することで、お店の足りないポイントが浮き彫りになってきます。
利益が出ていないのが、売上のせいだと思っていたら、意外と経費がかかっていたり。
お客さんの人数が少ないと思っていたら、実は客単価が低かったり。
この式を作ることで、本当の課題が浮き彫りになってきます。
儲かるお店を作るために数値を細かく管理する
どんぶり勘定だった店舗では、まずは上記で説明した式から管理を行なってください。
それに慣れてきたら、さらに深く数値を管理していきます。
簡単に例を載せていきます。
●経費
人件費、酒代、媒体費用、おしぼり、カラオケ、ネット回線、家賃など
●客単価
セット、ドリンク、ボトル、本指名、場内指名、延長率など
●客数
既存客、新規客、観光客、一緒に来た人数
儲かっている店舗ほど数値の分析を細かく行なっています。
ガールズバーで儲かる店舗は数値目標を決める
次に数値目標を決めていきます。
数値目標を正しく設定することで、実際の数値との差を見つけることができます。その差こそが改善するべき課題になります。
数値目標は店舗の立地やコンセプトによって大きく異なってくるため、こちらの記事で説明することはできませんが、目安となる数値は決まっています。
大体の目安ですが、
1日の売上 = 1ヶ月の家賃
客単価 = 坪単価前後
このように設定をするといいと言われています。
多くのガールズバーでは客単価を坪単価よりも低めに設定して、回転率で1日の売上を達成しています。
あくまでも目安なので、立地やコンセプトに応じてお店の数値目標を設定してみてください。
目標値よりも売上が低い時の立ち直り方
儲かっている店舗でも、売上が悪い時期は必ずあります。
様々な外部要因から売上が悪いタイミングは存在します。
しかし、儲かっている店舗では売上が悪い時こそ力を発揮しています。
データを参考に問題点を発見して、課題を解決していきます。
数理管理をしていない店舗
売上が悪い時に、数値管理をしていない店舗では課題を発見することができません。
「今月売上が悪いのは、おそらく新規が少ないからだ!だから新規のお客さんに割引キャンペーンをやろう!」
このように何も根拠がなく、対策を打つことになります。
もちろん、本当に新規のお客さんが少なく、新規のお客さんの割引キャンペーンが効果的かもしれません。
しかし、費用対効果を測定することもできず、本当にキャンペーンが有効だったかを計測することはできません。
数値管理をしている店舗
一方で数値管理をしている店舗は的確に課題を発見し、施策を打つことができます。
「今月売上が悪いのは、データから考えると本指名が一気に少なくなっているからである。本指名、つまりリピーターのお客様を増やすために、本指名のお客様を呼んだキャストにボーナスを付けよう」
データから課題を考えることで、より的確な改善ができます。
さらに、結果を見ることで、キャンペーンに使った金額よりも効果が出ているかを判断することもできます。
儲かっているガールズバーの特徴とは?
ガールズバーにも色々な種類がありますが、最近のガールズバーで儲かっている店舗に類似点があったので紹介をしていきます。
パパ活やマッチングアプリの影響で水商売の雲行きが怪しくなっていますが、戦略をしっかりと立てた店舗づくりを行なっていきましょう。
入店しやすいシステム
ガールズバーのターゲットとなるお客さんを想定して、値段設定を低めにしています。
ガールズバーにくるお客さんは、キャバクラのようなゴージャス感は求めていません。友達と飲んだ後に、「安く女の子とお酒を飲みたい!」と思って来店します。
そのため、なるべく来店しやすくするために、明朗会計で安めのシステムにします。
来店してから楽しみながら課金するシステム
入店しやすいシステムにするために、セット料金を安くすることは有効ですが、これだけだと売上は上がりません。
お客さんの数は増えても、無理な値引きは逆効果になります。
そこで儲かっている店舗では、来店後に楽しみながら課金してもらうシステムを採用しています。
皆さんもキャバクラやガールズバーでセット料金の安さにつられてお店に入ったものの、楽しくて結局多くのお金を使ってしまった経験はないでしょうか?
お客さんはお店を探すときは一番安い店舗を探しますが、一度来店すると意外と浪費する傾向があります。
ガールズバーでお客さんが一番お金を使いやすいのはドリンクの注文です。
しかし、無理にキャストがドリンクをお願いするお店は印象がよくありません。そこで、儲かっている店舗では、ドリンクを注文することでお客さんにメリットがあるような作りにしています。
例えば、ドリンクを注文した時のみ特別な挨拶をしてくれたり、ちょっとしたゲームができたりします。
中にはちょっとセクシーな対応をしてくれるお店もあります。これにより、お客さんは楽しみながらドリンクの注文をしてくれます。
これらのガールズバーでは、風営法をしっかりと守り、法律の範囲内で接客をしています。また、お客さんをより楽しませるために風営法の許可を取得している店舗もあります。
アイデア1つで楽しみながらドリンクを注文してもらうことは可能です。
儲かるガールズバーを作るために、アイデアを出してみてください。
まとめ:儲かるガールズバーにするために利益の把握を
今回の記事では、儲かるガールズバーについてまとめました。
儲かるお店を作るには、まずはお店の課題を正しく把握する必要があります。そのためにも、経験とカンだけの経営ではなく、数値を使った経営を心がけてください。
そして数値の把握にはガールズバー向けのPOSレジのトラストが便利です。
営業中の業務を効率化させながら様々な数値を自動で集計することが可能です。
面倒な数値分析を機械にやってもらって、その分析結果から儲かる店舗を作ってみてください。