目次
ガールズバーを経営していて、「キャストやボーイの給料の人件費にどれくらいお金を使っていいか分からない」「ガールズバーの売上対人件費率を知りたい・・・」という悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか?
今回の記事では、以下の3つを紹介します。
- ガールズバーでの最適な人件費率
- ガールズバー経営において意識したい給与対比
- 黒字キャストの育成
キャストの給与や人件費率に悩んでいる人は是非参考にしてみてください!
キャストの給料の相場を紹介!キャストへの給与を計算してみよう!
まずは、
- 都内のキャストの時給の相場
- 給料は時給とバック
について説明します。
都内のガールズバーの平均時給は?
トラストタイムズ調べ
都内のガールズバーの平均時給:2,174円
キャストへの給料は時給とバックで決まる
ガールズバーでのキャストの給料は時給+ドリンクバックの合計で決まります。
ガールズバーの時給は2000円前後になりますが、ガールズバーで働くと、ドリンクバックが発生します。
ドリンクバックとは、接客しているお客さんがドリンク(お酒)を注文すると、1杯あたり200~500円程度女の子にその利益の一部が還元される制度のことです。
このドリンクバックがあるかどうか、またドリンクバックの金額はお店によって異なりますが、ドリンクバックがあるガールズバーで働くと、時給以外にお給料がもらえるので、キャストに払う給料は大きく異なります。
天引き
ガールズバーの場合、次のような名目で給料の10%などを天引きすることがあります。
- 研修費
- 福利厚生費
- 衣装代
- 送迎代
キャストの給料から天引きするメリット:採用の際にお給料をキャストに多めに伝えることができる
キャストの給料から天引きするデメリット:採用の際に伝えたお給料よりもキャストへの給料が減るため、信頼関係を崩しかねない
ガールズバーの給料比率は35~40%が最適!
キャストや従業員のモチベーションを保てないため、人件費率は低すぎても良くないですが、かけすぎも良くないので適切な人件費率に抑えましょう。
キャバクラは飲食店というよりか、キャストのサービスを提供するというサービス業に近く、一般的な飲食店の人件費率25~30%に対して、人件費にコストをかけます。
ガールズバーにおいて最適な人件費率は35~40%です。
キャバクラの人件費についての参考記事:「利益アップ!キャバクラ(水商売)の儲かる人件費の割合を大公開」
ガールズバーで管理したい計算指標を紹介
ガールズバーでの適切な人件費率についての理解はできたでしょうか?
人件費率を35~40%に抑えるために、以下の指標も意識しましょう。
給与対比
給与対比とは、自分の給料分が自分で売り上げられているかどうかを表す指標です。
給与対比=給与÷小計売上×100
※ここで、キャストの売上の計算方法ですが、 キャストの売上の定義はキャスト自身が自分で自分の給料以上売上を作れているかどうかなので、キャスト自身が自分で連絡を取るなどして、呼んだお客様をキャスト個人の売上に数えます。
フリーのお客様は、キャスト個人の売上には含めません。
※小計売上というのはTAXと指名料を抜いた金額になります。
- セット3000円
- 指名(推しメンやリクエストなどと名前は店によって違います)1000円
- ドリンク1000円
- TAX10%
の要件のお店を例に考えましょう。
お客様が1時間指名で入って、ドリンクを一杯出したら
(セット3000円+指名1000円+ドリンク1000円)×TAX10%=総計は5500円になります。
この時のキャストの売上は4000円です。
キャストの売上を出す際はTAXと指名料を抜いて計算します。
セット料金3000円とドリンク分1000円の合計の4000円がキャストの売上です。
TAX込みの金額:総計
TAX抜きの金額:小計
小計から指名料を抜いた金額:キャストの売上
と計算します。
例をあげると・・・
- 自分の給料:200万円
自分の売上:100万円
→給与対比:50%
- 自分の給料:100万円
自分の売上:100万円
→給与対比:100%
- 自分の給料:50万円
自分の売上:100万円
→給与対比:200%
低ければ低いほど良いというのがこの給与対比という指標です。
- 黒字キャスト=給与対比100%以下のキャスト
- 赤字キャスト=給与対比100%以上のキャスト
黒字キャストの育成
お店側としてはこの黒字キャストの子をいかに多く育成できるかがポイントです。
黒字キャストの育成についてですが、
- シフト調整
- 普段のコミュニケーション
の2点で赤字キャストよりも黒字キャストに目を向けましょう。
黒字キャストのシフト調整
基本的に給与対比が100%以下の黒字キャストはシフトを優先で組みましょう。
給与対比が100%以下ということは出勤すればそのキャスト個人単位で必ず利益が出るということです。
給与対比が100%以下の黒字キャストと信頼関係を深め、出来るだけ出勤してもらいましょう。
給与対比100%以上の赤字キャストを削っていき、全体の給与対比の比率を下げましょう。
黒字キャストとの普段のコミュニケーション
黒字キャストのほうが赤字キャストよりレベルの高い悩みをもっていることが多いので、黒字キャストとのコミュニケーションに時間を割きましょう。
赤字キャストは非常に大切で、教え方やコミュニケーションの取り方次第では現状の黒字キャストの成績を越すこともありえます。
赤字キャストの戦力化なくしてキャスト全体の水準をあげることは不可能です。
また、赤字キャストがいなければ黒字キャストが呼んだお客様のヘルプをできる子もいなくなってしまいます。
赤字キャストがいてくれるからこそ黒字キャストがいることを忘れてはいけません。
まとめ:業務効率化には水商売POSシステム「TRUST」がオススメ!
さて、今回の目的であったガールズバーでの一般的な人件費率についての理解は深まりましたでしょうか?
人件費率はガールズバー経営において常に意識すべき指標です。
ここで伝えたいのは、人件費率の管理は非常に重要という事です。
人件費を紙伝票で計算し、お店の閉店後に締め作業1時間くらいをかけ、電卓で計算しているというガールズバーの経営者も多いのではないでしょうか?
ここで、ガールズバー経営者に朗報です。
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この機会に水商売POSシステム「TRUST」を導入し、無駄な業務を減らしましょう。