ホストクラブの経営は儲かる?収入事情を詳しく解説

ホストを辞めた人の進路の1つに「ホストクラブの経営」という道があるでしょう。人気ホストともなれば、年収1,000万円以上も稼ぐ人がいる世界。そんなホストを多数雇っているのですから、さぞかしホストクラブの経営者は儲かっているのでは、と思うでしょう。では、実際のところはどうなのでしょうか。
本記事では、ホストクラブの経営についてご紹介します。

どんな人がホストクラブを経営するの?

そもそも、どんな人がホストクラブの経営者になっているのでしょうか。実際、ホストクラブを経営している人のほとんどが、もともと自分もホストをやっていた人なんです。それも、お店のNo.1やNo.2など、いわゆる「人気ホスト」と言われるような人がホストクラブ経営者になるケースが大半を占めています。

「もともとホストの道しか歩んでこなかった」という人も多く、その道を選択する人が多いようですね。

ホスト経験者でなければホストクラブ経営者にはなれない、というわけではありませんが、正直厳しい部分も多いでしょう。ホストクラブの経営にはもちろんお金も必要ですが、業界のルールやお店が売れるためのノウハウが必要です。その点において、ホストとしての経験がかなりものを言うと言えるでしょう。

ホストクラブの経営には2通りある

ホストクラブの経営者には2通りあります。まず1つは、実際に自分自身で資金を出し、ホストクラブを経営しているオーナー。もう1つは、他にホストクラブを経営しているオーナーに雇用される、いわゆる「雇われオーナー」です。支店長のような存在というわけですね。
ホストクラブを経営する上で、当然ですが店舗の規模が大きくなればなるほど収入は増えます。系列店を複数店舗経営する人の中には、億単位で稼ぐ方もいます。

雇われオーナーであったとしても、仕事内容は通常のオーナーとほぼ変わりません。ただし、報酬面に関しては、実際に資金を出資しているオーナーの裁量で決定されるでしょう。

「完全独立」はフランチャイズがほとんど

フランチャイズ
ホストとして成功している人からよく「独立する」という言葉を耳にすることはないでしょうか。この「独立」とは、どのような意味なのでしょう。
ホストクラブから独立する、というのは、そのとき働いていたお店を辞めて、自分でホストクラブをプロデュースし、経営することを指します。しかしながら「完全独立」とうたっているホストクラブでも、そのほとんどがフランチャイズ契約なのです。
ホストクラブの仕事はほかの仕事とは異なり、業界特有の独自ルールが厳しく、完全独立するのは難しい世界だと言われています。そのため、「完全独立」と言いつつも、毎月の売り上げや利益から決められたパーセンテージ分の金額を、以前いたグループ会社に支払う契約を結んでいるケースが多いのです。

つまり、独立といいつつも実質はフランチャイズ店としての出店で、本部の会社から力を借りているわけですね。

フランチャイズ経営のメリット

トラブルのリスクを最小限に抑えて独立する方法が、フランチャイズです。また、グループ店のノウハウをもらうことができるので、成功する確率も高くなるでしょう。
お客さん側から考えても、知っているホストグループ内から出ているお店だから通いやすいという安心感もあります。フランチャイズだからこその信用やブランド力が得られることもメリットだと言えるでしょう。
利益は100%得られない分、失敗のリスクも抑えられるので、トータル的に考えれば利益が増えていることも多いのです。”

フランチャイズ経営のデメリット

対して、フランチャイズ経営のデメリットは、ロイヤリティーの支払いがあることでしょう。売り上げの数パーセントをロイヤリティーとして支払わなければならない契約になっているケースがほとんどです。しかしながら、必ずしもロイヤリティーの支払いによって利益が減るわけではありません。
例えば、完全独立した場合で、売上が2,000万円に対し、粗利益が600万円だった場合。フランチャイズ経営のお店で売上が3,000万円に対し、粗利益が900万円、ロイヤリティーが売上の3%と定められていれば、支払いは90万円です。それでも粗利益は810万円残りますよね。

フランチャイズでお店を経営することで、完全独立するよりもすでに成功しているノウハウを得て出店した方が、成功し、稼げる可能性も上がるのです。必ずしも完全独立することが成功する方法とは限らないと言えるでしょう。”

ホストクラブの経営者の収入・給料は?

では、実際ホストクラブの経営者であるオーナーの収入や給料はどうなっているのでしょうか。

経営者として独立する前に、プレイヤーとしての実績がしっかりと積み上がっていれば、ホストクラブを作っても人気店になり、結果として儲かるでしょう。プレイヤーから経営者に立場が移るといえど、プレイヤー時代の実績はものを言います。オーナーとしてホストクラブをオープンさせてもお客様が多く出入りしてくれるお店になるはずです。

そうすれば、お店の大きさや立地・売り上げによっても収入は変わりますが、賑わっているホストクラブのオーナーであれば、数千万から億単位の収入を得る人もいます。

しかしながら、それも実績があってのこと。無名の人が知らない土地で急にホストクラブを立ち上げても、実質オープン休業状態が続いてしまいます。ホストクラブ全てが稼げるわけではないからです。そうなれば、せっかく立ち上げたお店も数ヶ月でたたまなければなりません。

ホストクラブの収入源

ホストクラブの収入は、お客さんの来店数はもちろん、お客さんがどれだけお金を使ってくれたかで左右されます。

まず、お客さんの数ですが、お店の規模によってもかなり変動するでしょう。例えば、10人以上のホストで回しているお店と4人のホストで回しているお店では、一度に接客できるお客さんの数も変わります。お店の規模を大きくしたいのであれば、客席数だけでなく、在籍するホストも増やさなければなりません。

また、客単価も場所や客層によっても変わりますが、人気ホストのバースデー月やイベント月になれば、客単価もかなり跳ね上がることが予想されるでしょう。

では、実際のところはどうなのかといえば、ホストクラブでの飲食料金の相場は、普通に購入するものの2〜3倍であるとされています。そして、働くホストは売上の50%をお給料としてもらっているというケースが多いようです。このことからも、中小規模のホストクラブでもかなりの利益が出ていることが想像つきますよね。

しかし、お店を新規オープンした最初のうちは、内装費の返済やキャストを集めるための求人費用や広告費など、かなり経費がかさみます。そのため、早い段階でいかに経費をペイできるかどうかというのも重要なポイントになるでしょう。

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ホストクラブの経営にかかる経費

コスト
ホストクラブの経営にかかる経費は大きく3つ。「人件費」「仕入れ費用」「その他経費」です。

ホストクラブの人件費は歩合制をとっているお店が多く、ホストは実質的に自営業の扱いになります。

仕入れ費用は、お店で提供する食べ物やお酒の仕入れにかかる費用のことですが、ホストクラブの場合はお酒の仕入れにかなりの費用がかかることが想定されます。

その他の経費は、お店で貸し出しするスーツや、電気代などの光熱費などが含まれるでしょう。

戦略を立てて経営すればホストクラブは儲かる!

結論から言えば、ホストクラブの経営は儲かりますが、ホストクラブを経営するには全くの未経験からでは難しく、プレイヤーとしての実績も必要ですし起業資金もかなりの額を用意しなければなりません。

プレイヤーとして人気になることも容易なことではありませんし、年齢の制約もあるでしょう。しかし、業界としてはとても夢のある世界であると言えます。挑戦してみたい!という人は、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。




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