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この記事をご覧の方は、キャバクラの内装を考えるにあたり、以下の疑問をお持ちではありませんか?
- キャバクラの内装はどんなデザインにすればいい?
- キャバクラの内装を考える際の注意点はある?
キャバクラの経営を始める際、キャスト集め・テナントのおさえ・お酒の仕入れなど、やることはたくさんあります。
しかし、箱の雰囲気を大きく左右する「内装」は、その中でも特に重要なポイントだと言えるでしょう。
本記事では、以下の内容を解説していきます。
- キャバクラの内装デザインにこだわるメリット
- キャバクラの内装デザインを考えるポイント
- キャバクラの内装デザイン事例
最高の内装を実現したいオーナー様は、ぜひ参考にしてみてください。
キャバクラの内装デザインにこだわるメリット
「そもそもキャバクラの内装って重要なの?」とお思いの方向けに、デザインにこだわるメリットを3点紹介します。
- 顧客満足度の向上が見込める
- 従業員やキャストのモチベーションが向上する
- 独自のコンセプトを表現できる
それぞれ見ていきましょう。
①顧客満足度の向上が見込める
キャバクラは非日常を楽しむ空間です。
よって、内装デザインが豪華だったり、高級感が味わえたりすると、顧客体験の向上が期待できます。
照明の当て方などを工夫することでキャストの魅力度を高めることも可能なので、リピーター増加も見込めるでしょう。
②従業員やキャストのモチベーションが向上する
豪華でオシャレな内装デザインは、従業員やキャストのモチベーション向上にも貢献します。
高級感がある内装デザインによって、スタッフたちは「自分はここの一員なんだ」というプライドを抱きやすくなるでしょう。
高級な内装デザインに恥じないサービスを提供するべく、やる気や責任感の向上が期待できます。
③独自のコンセプトを表現できる
キャバクラの内装は、お店によって様々なデザインがあります。
あなたのお店ならではのコンセプトを内装で表現することで、独自のキャバクラを作り上げることが可能です。
結果、他店舗との差別化を図ったり、ターゲット層に刺さる店舗を実現できたりと、様々なメリットが得られます。
キャバクラの内装デザインを考えるポイント
それでは、そんなキャバクラの内装デザインはどのように考えれば良いでしょうか。
内装の方向性を決める際のポイントについて確認していきましょう。
- コンセプトを明確化する
- 照明と音響を効果的に活用する
- 動線の最適化と快適なレイアウトを考える
- 素材の選定と質感を演出する
- VIPエリアの設計と演出をする
それぞれ解説していきます。
①コンセプトを明確化する
キャバクラの内装デザインを考える際、まず重要なのはテーマを明確にすることです。
店舗のコンセプトやターゲット層に合わせたテーマ設定は、お客様に特別な体験を提供するために欠かせません。
例えば、エレガントでラグジュアリーな雰囲気を演出する場合は、高級感のある家具や装飾品を選ぶことが重要です。
テーマが統一されていることで、お客様に非日常を味わっていただけるような空間を提供できます。
②照明と音響を活用する
キャバクラの雰囲気作りにおいて、照明と音響は非常に重要な役割を果たします。
適切な照明の選択と配置は、空間にドラマティックな効果を与え、お客様の気分を高めることができるでしょう。
例えば、シャンデリアやスポットライトを使用して、豪華な印象を演出するのも効果的です。
また、音響設備にも注意を払い、店内の音楽が心地よく流れるように工夫することで、高級感あふれる環境を提供できます。
③動線の最適化と快適なレイアウトを考える
キャバクラ内の動線を最適化することで、お客様とスタッフが快適に過ごせる環境を整えることができます。
テーブルやカウンターの配置は、お客様が自由に移動しやすく、スタッフが効率的にサービスを提供できるように設計することが重要です。
また、プライバシーを重視するエリアや、グループで楽しめるスペースを設けるなど、さまざまなニーズに対応したレイアウトを考えることで、幅広い客層にアピールできる店舗を実現できます。
④素材の選定と質感の演出をする
内装に使用する素材の選定も、キャバクラの雰囲気に大きく影響を与えます。
高級感を演出するためには、上質な素材を使用し、その質感を活かしたデザインが重要です。
例えば、大理石や木材、レザーなどを効果的に取り入れることで、空間に重厚感や温かみを加えることができます。
また、視覚的な印象も考慮して、細部にまでこだわった素材選びを心がけましょう。
⑤VIPエリアの設計と演出をする
キャバクラのコンセプトによっては、VIPエリアを設計するのもおすすめです。
特別感を演出するために、専用のラウンジスペースや個室を設けることで、プライバシーを確保しつつ、贅沢な体験を提供できます。
また、豪華なインテリアや特別なサービスを提供することで、VIP顧客にとって魅力的な空間を作り上げることができるでしょう。
お客様に非日常を楽しんでもらえるよう、細部にまで配慮したデザインが求められます。
キャバクラの内装工事の費用相場
キャバクラの内装工事の費用相場は、坪単価で50万円~100万円ほどが相場とされています。
高級素材や独自のデザイン、特注家具などを採用する場合は、坪単価で100万円~200万円ほどかかるケースもあるようです。
こだわれば上限がない世界ですので、自分の理想のイメージをしっかりと固めておき、優先順位をつけて工事を依頼するといいでしょう。
キャバクラの内装工事費用を抑えるコツ
キャバクラの内装工事費用を増減させる要因としては、以下が挙げられます。
- 物件の状態(居抜き・スケルトンなど)
- 依頼内容(デザインや素材など)
- 依頼する業者
費用を抑えたいのであれば、まず居抜き物件を選ぶことがポイントとして挙げられます。
その上で、高級素材を使用する箇所を抑えたり、複雑なデザインは避けたりすることで、費用を抑えられるはずです。
また、依頼する業者次第でも費用は大きく異なりますので、必ず信頼できる業者を見つけ出すようにしてみてください。
業者選びでお困りでしたら、無料の業者紹介サービス「トラストマーケット」がおすすめです。
チェックリストに従って開業までのスケジュールを立てる
水商売の開業時にはやらなければならない作業がたくさんあります。その全てを紙に書き出すことは、開業の経験者でも難しいことです。
- 開業までに何を行えばいいのか
- 業者選定の優先順位は?
- 開業までのスケジュールを立てたい
チェックリストに従って開業準備を行うことができます。
是非ご活用ください。
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キャバクラ内装のデザイン事例
ここからは、キャバクラ店の実際に内装をいくつかご紹介します。
理想に近い店舗の画像を参考に、内装のイメージを膨らませてみてくださいね。
①ミネルバ
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大きなシャンデリアと、ゴールド風の落ち着いた色合いの内装が高級感のある「ミネルバ」。
ソファの質感もよく、ついつい長居してしまいそうです。
②エンジェルフェザー
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チェス盤のような床と、ダークな照明で、貴族のような気分を味わえる「エンジェルフェザー」の内装。
ヒョウ柄のクッションや獅子をイメージした壁紙など、オーナーさんのこだわりが垣間見えます。
③横浜ラルーナ
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高級感あふれる内装の「横浜ラルーナ」。グレー基調のインテリアには白い花がよく映えます。
花を飾るスペースのことも加味し、内装を考えるとより素敵なお店になるでしょう。
物件の種類ごとに異なるキャバクラ内装
キャバクラの内装工事をする際は、お店のタイプごとに考える必要があります。
「こんな内装デザインにしたい!」とイメージが決まっている場合は、物件選びから注意が必要です。
自分の店にはどの内装の仕方があっているのかを加味し、物件選びをしましょう。
①スケルトン物件
その名の通り、内装設備などが何もない状態の物件のことを「スケルトン物件」といいます。
もともとの店舗がキャバクラではなく、通常の飲食店の場合もあります。
スケルトン物件を選ぶメリットとしては、ゼロからの状態でデザインをしていくので、自分のイメージ通りのお店を作れることが挙げられます。
デメリットとしては、ソファやテーブルはもちろん、床や壁の装飾にかかる費用などがかさむことです。
また、ゼロから作っていくので、工事の時間も通常よりかかることが多いです。
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②居抜き物件
既存の内装を一部または全部残し、そのまま使える物件を「居抜き物件」と呼びます。
前のお店が営業されていたときの状態ではじめられるので、キャバクラやキャバ嬢クラブの居抜き物件なら、費用を抑えることができるのがメリットです。
また、工事も最低限、場合によってはクリーニングだけのこともあるため、営業開始までの時間が短縮できるのも大きな利点です。
デメリットとは、前の内装を利用しているので、イメージと違うお店になってしまうこと。
また、居抜き後の家具や設備が古くなっていると、メンテナンス費用が後々かかる場合もあります。
③リース店舗
内装や厨房設備、什器などが整った状態で、すぐに営業開始ができる店舗のことを「リース店舗」と呼びます。
初期費用に余裕がないオーナーさんに人気です。
居抜き物件と近しいイメージですが、インテリアなどの造作物を無償または有償で引き継ぐのに対し、リース物件は造作物に対する所有権はありません。
リース店舗を借りるメリットとしては、厨房設備の故障や、内装破損際の対応は貸主が行なってくれたり、営業開始までの初期費用を抑えられるといった点が挙げられます。
ただし、無断で造作物を売却・交換することは禁止されているので注意。
リース物件では、家賃に内装費用を上乗せされているケースが多いため、お店の坪単価も通常より高い場合がほとんどです。
キャバクラの内装工事を行う際の注意点
最後に、キャバクラの内装工事を実施するにあたっての注意点を紹介します。
- 内装制限を遵守する
- 相見積もりを取って内装業者を選ぶ
①内装制限を遵守する
キャバクラは社交飲食店に分類されるため、以下の内装制限を遵守する必要があります。
- 客室が2室以上ある場合の床面積は、1室の床面積が16.5㎡以上、和室は9.5㎡以上とする。
- 客室の内部が外から見えないようにする。
- 客室の内部に見通しを妨げる物を置かない。
- 善良の風俗環境を害する写真や広告物、装飾などを置かない。
- 客室の出入口に施錠設備を設けない。
- 照明は5ルクス以下とならないようにする。
- 騒音や振動の数値を条例で定める数値以下にする。
内装業者と相談の上、法規制を守って内装工事を行いましょう。
また、そのほかキャバクラ営業の上では遵守しなくてはならないルールがありますので、以下の記事も併せてチェックしてみてください。
②相見積もりを取って内装業者を選ぶ
キャバクラの内装工事は、かなりの費用がかかります。
予算内で理想の内装を実現するためには、「内装業者選び」が何よりも重要。
納得できる費用で依頼するためにも、必ず相見積もりを取った上で内装会社を選びましょう。
相見積もりや内装業者探しでお困りの方は、ぜひ水商売向けの業者紹介サービスをご利用くださいね。
キャバクラの内装まとめ
本記事では、キャバクラの内装について、その重要性や事例についてご紹介しました。
キャバクラの内装は、売り上げにも関わる重要なポイント。キャストの雰囲気も、店の内装に関わってきます。
働くキャバ嬢も、お客様も、全員が落ち着いて過ごせるような、内装設計をしてくださいね。