目次
ガールズバー経営に際して、「ドリンクバックの金額」に関してお悩みのオーナー様は多いのではないでしょうか。
今回の記事では、そんなオーナー様向けに、以下の内容を紹介していきます。
- ガールズバーのドリンクバック相場
- ガールズバーのドリンクバックの管理方法
- ドリンクバックの管理には水商売POSシステム「トラスト」が最適
読後は、ドリンクバックの基礎知識と管理方法がご理解いただけるはずです。
ガールズバーのドリンクバック相場
ガールズバーのドリンクバック相場は、基本的には1杯「100~200円」とされています。
ただ、これはあくまで基本的な相場であり、お店のコンセプトや給与体系によっても異なる場合があります。
ドリンクバック単体で考えるのではなく、「時給+バック」のバランスで給与設定をするのがおすすめです。
これはお店のコンセプトなどによっても異なりますので、ぜひ以下の記事もチェックしてみてください。
ガールズバーの給与体系・ドリンクバック相場の事例
それでは、ガールズバーの具体的な給与・バックの相場を見ていきましょう。
- 通常のガールズバー
- キャストがコスプレやショーをするガールズバー
- 大学生などの普通めの女の子がいるカジュアルなお店
上記3パターンのガールズバーの給与体系・ドリンクバック料金を表にしたものが、以下です。
店名 | コンセプト | ドリンクバック | ボトルバック | 時給 | セット料金 (60分) | ドリンク料金 | メリット / デメリット |
---|---|---|---|---|---|---|---|
通常のガールズバー | シンプルに可愛い女の子とのお喋りを楽しめるお店 | 100~200円 | 10% | 1500~2500円 | 3000~5000円 | 1000円 | シンプルなため営業がしやすい / 差別化が図れない |
演出に力を入れるガールズバー | キャストがバニーガール、メイド、水着などのコスプレをしてショーを行うエンターテイメント型 | 〜100円 | 0% | 2000~3000円 | 4000~6000円 | 1000~1500円 | キャストがお客様にドリンクをせがまない / キャストのモチベが高まりづらい |
カジュアルなガールズバー | 普通の大学生がいて、お客様が通いやすくなるようなカジュアルな雰囲気を提供 | 300円〜 | 20% | 1000~2000円 | 2000~4000円 | 700円 | 利益率が高い / キャストがドリンクをせがむようになる |
このように、お店のコンセプトや、時給とドリンクバックのバランスで給与を設定してみてください。
ガールズバーのドリンク以外のバック
ガールズバーでは、以下のようにドリンク以外のバックを設けているお店もあります。
- ボトル・シャンパンバック
- フードバック
- 指名バック
- スカウトバック
- 同伴バック
それぞれのバック制度について解説していきますので、取り入れられそうなものがないか確認してみてください。
①ボトル・シャンパンバック
ボトル・シャンパンバックは、お客様がボトルやシャンパンを注文した際に、その売上の一部がキャストに還元される制度です。
基本的なバックの割合は10%~20%程度。
頻繁に入る商品ではありませんが、ボトルやシャンパンは一般的に高価なため、うまく導入することで、キャストもお店も稼ぐことができます。
②フードバック
フードバックは、お客様がフードを注文した際に、その売上の一部がキャストに還元される制度です。
フードメニューが豊富なお店では導入を検討してもいいかもしれません。
フードを楽しんでもらうことでお客様の滞在時間が伸びる効果も期待できるでしょう。
③指名バック
指名バックは、お客様が特定のキャストを指名した際に、その指名料の一部がキャストに還元される制度です。
新規指名やリピート指名ごとでバック率を変えたりと、お店によってバック料金は様々。
競争の激化が想定されますが、その分指名を取るためにキャストのモチベーションも高まるでしょう。
④スカウトバック
スカウトバックは、キャストが新しいお客様を連れてきた際に、その売上の一部がキャストに還元される制度です。
友人や知人を連れてきたり、自主的に外で客引きをしたりと、キャストの自主的な行動が期待できます。
お店の新規顧客の獲得にも繋がるので、割合は高めに設定してもいいでしょう。
ただし、強引な客引き・キャッチは違法となるので注意してください。
⑤同伴バック
同伴バックは、キャストがお客様と一緒に来店する際に、その売上の一部がキャストに還元される制度。
同伴はキャストとお客様が一緒にお店に来るため、通常より長い時間の接客が可能です。
プライベート時間を使う必要があるため、ゆるく働きたいキャストが多いお店では負担になる可能性がある点には注意。
しかし、リピーター獲得が期待できるため、お店の売上には繋がりやすいバックだと言えるでしょう。
ガールズバーでのドリンクバック料金の設定方法
ここまでの内容を踏まえ、「ウチのお店のバック料金はどう設定しよう?」という疑問が浮かんでいる方も多いのではないでしょうか。
ガールズバーでドリンクバックの制度を取り入れる場合、お店のコンセプトに合わせてバックのパーセンテージを決める必要があります。
以下3パターンについて確認していきましょう。
- お店の利益を重視する場合
- お客様の満足度を高くしたい場合
- 常連のお客様を多く獲得したい場合
これらを参考に、ガールズバー毎に最適なバック制度を取り入れてみてください。
①お店の利益を重視
お店の利益を重視する場合には、以下2つが効果的です。
- ドリンクバックを高くする
- ドリンクのノルマを決める
ドリンクは原価に対し付加価値の割合がかなり高く、売価に占める原価の割合はかなり小さいです。
(原価10円のドリンクを2000円で提供するといったことがほとんど…)
お店の利益を増やしたい場合、キャストの時給も発生するため新たにお客様を入れたり、延長したりするよりも、既に席についているお客様に追加でドリンクを飲んでもらった方が利益率が高くなります。
1-1.利益を重視する場合のドリンクバック設定
利益を重視する場合は、キャストにノルマを課し、お客様にドリンクを注文してもらうように頑張ってもらい利益を増やすことが効果的です。
一般的には、ノルマを設定していないお店の方が多いですが、ここではノルマの決め方について、以下の条件をもとに考えてみましょう。
- キャストの時給:1,500円
- ドリンクバック:300円
- キャストは5時間働き、希望は時給2,000円
ここで、キャストが1時間に2杯お客様にドリンクを飲ませてもらうことができれば、
時給は2100円です。
1日5時間働くので、1日10杯お客様にキャストの分のドリンクを頼んでもらえれば、
- 1500円(時給)×5+300円(ドリンクバック)×10杯=10500円
- 10500円÷5時間=2100円(時給)
キャストの時給2000円の達成が可能です。
ノルマを課すと採用が難しくなってしまいますが、キャストのモチベーションを保つという点では有効な策だと言えます。
②お客様の満足度を高くしたい
お客様の満足度を高くしたい場合には、以下が効果的です。
- ドリンクバックを高くしすぎない
- ドリンクのノルマを決めない
ドリンクバックやノルマがあるお店は、お客様からすれば、キャストの飲み物代も負担することになるので、無理にお酒をせがまれると嫌な気持ちになってしまいます。
お客様の満足度が高いお店にするためには、キャストのドリンクの注文を減らすことが効果的です。
③常連のお客様を多く獲得したい
常連のお客様を多く獲得したい場合には、以下が効果的です。
- ドリンクバックは普通
- ドリンクのノルマを決めない
- 他のバックを設ける
常連のお客様を獲得するためには、お客様の満足度を高くすることが必要。
そのためには、ドリンクなどをせがむのではなく、指名や同伴、スカウトバックなどを設け、お客様との仲を深めつつキャストに稼いでもらうことが重要です。
ガールズバーでのドリンクバックの管理方法
ガールズバーでバックを設けるメリットとしては、売上のアップやキャストのモチベーションアップが挙げられるでしょう。
しかしデメリットもあり、バックを増やすと管理するのが非常に大変ですし、数え間違いが起きようものならば、キャストからの信頼を一発で失うことになります。
これを踏まえ、一般的なドリンクバックの管理方法は、以下の通りです。
- ドリンクチケットでの管理
- 紙伝票での管理
- キャスト自身にも数えさせる
とはいえ、人間が計算する以上ミスも起きやすいですし、キャストと計算が合わなければトラブルや離職に発展する可能性もあります。
バック制度を導入するのであれば、正確な管理が非常に重要であることは覚えておきましょう。
確実に集計するには水商売専門POSシステム「TRUST」がおすすめ
では、ドリンクバックの管理を効果的・効率的に管理する方法はないのでしょうか。
結論から言いますと、水商売POSシステム「TRUST」を導入することにより、以下の作業を短時間で行うことが可能です。
- 女の子との信頼関係を崩してしまう恐れがあるドリンクバックの管理
- それぞれの集計を行う時間、人件費の削減
- 女の子毎のランキング作成などのデータ管理
水商売POSシステム「TRUST」を利用すれば、問題を未然に防ぐことができるとともに、毎日の集計作業や月末の月間集計作業などを短時間で終わらせることができるはず。
また、毎営業日ごとにデータはクラウド上に保管されるため、アプリのシステム内にデータが残る心配もありません。
ガールズバーを経営していて、バック制度を導入するのであれば、ぜひPOSレジ「TRUST」の詳細をチェックしてみてください。
まとめ:ガールズバーでのドリンクバック管理
今回はガールズバーのドリンクバック相場と、管理方法について解説しました。
ドリンクバックの管理方法としては、以下が挙げられます。
- ドリンクチケットでの管理
- 紙伝票での管理
- キャスト自身にも数えさせる
しかし、こういった方法ではミスが起きやすく、キャストとのトラブルに発展する恐れもあります。
ガールズバーで効果的にバックを管理したいのであれば、ぜひPOSシステム「TRUST」の詳細をご確認くださいね。