目次
キャバクラを本格的に営業していくとなると、「メニュー表」が必要になります。
しかし、メニュー表を準備するにあたって、以下のような疑問を持つ方は多いのではないでしょうか?
- キャバクラのメニューには何を載せればいい?
- ドリンクやボトルの具体的な銘柄は?
- どんなメニュー表にすればいい?
この記事では、キャバクラのメニュー内容・品揃え・メニュー表の作り方を完全解説します。
本記事では、以下の内容を解説していきます。
- キャバクラのメニューに載せるべき項目と具体例
- ドリンク・ボトル・シャンパンの銘柄と価格帯
- メニュー表の作り方と法的注意点
読後は自分の店舗に最適なメニュー内容と品揃えが決められるはずです。
キャバクラ経営者の方はぜひ参考にしてください。
キャバクラのメニューに載せるべき項目
キャバクラのメニューには、大きく分けて以下の項目を載せます。
- 料金システム(セット料金・延長料金・指名料)
- ドリンクメニュー
- ボトルメニュー(焼酎・ウイスキー・ブランデー)
- シャンパン・ワインメニュー
- フードメニュー
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①料金システム(セット料金・延長料金・指名料)
まず最も重要なのが、基本的な料金システムです。
キャバクラは時間制なので、以下の情報を必ず明記します。
- セット料金:「60分5,000円(ドリンク・チャーム込み)」など
- 延長料金:「30分2,500円」など
- 本指名料:「1セット3,000円」など
- 場内指名料:「1セット2,000円」など
- サービス料・TAX:「料金の20%」など
料金システムはメニューの最初のページに載せて、お客様が一番最初に確認できるようにしましょう。
料金システムの詳細については、以下の記事を参照してください。
②ドリンクメニュー
キャストに飲ませるドリンクのメニューです。
具体的には以下のようなドリンクを用意します。
ソフトドリンク
- ウーロン茶
- オレンジジュース
- コーラ
- ジンジャーエール
- グレープフルーツジュース
ソフトドリンクは800円〜1,500円が相場です。
カクテル
- カシスオレンジ
- カシスウーロン
- カシスソーダ
- ピーチウーロン
- モスコミュール
- カルーアミルク
- ファジーネーブル
- スクリュードライバー
カクテルは1,500円〜3,000円が相場です。
人気のカクテル名を具体的に書いておくと、お客様が注文しやすくなります。
ビール・ハイボール・サワー
- 生ビール(プレミアムモルツ、ハートランドなど)
- 瓶ビール(ハイネケン、コロナなど)
- ハイボール
- レモンサワー
- グレープフルーツサワー
ビール・ハイボール・サワーは1,000円〜2,000円が相場です。
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③ボトルメニュー(焼酎・ウイスキー・ブランデー)
お客様が入れるボトル(ハウスボトル)のメニューです。
具体的には以下のような銘柄を用意します。
焼酎
- 黒霧島(芋焼酎):5,000円〜8,000円
- 白霧島(芋焼酎):5,000円〜8,000円
- 鳥飼(米焼酎):8,000円〜12,000円
- 佐藤(芋焼酎):10,000円〜15,000円
- 森伊蔵(芋焼酎):15,000円〜25,000円
ウイスキー
- サントリー角瓶:5,000円〜8,000円
- ジャックダニエル:8,000円〜12,000円
- ジムビーム:6,000円〜10,000円
- バランタイン12年:10,000円〜15,000円
- シーバスリーガル12年:10,000円〜15,000円
- 響 ブレンダーズチョイス:20,000円〜35,000円
- 山崎12年:50,000円〜80,000円
ブランデー
- ヘネシーVS:10,000円〜15,000円
- ヘネシーVSOP:15,000円〜25,000円
- ヘネシーXO:80,000円〜120,000円
- レミーマルタンVSOP:15,000円〜25,000円
- レミーマルタンXO:80,000円〜120,000円
ボトルメニューは銘柄を明記することが大事。お客様が知っている銘柄名を書きましょう。
また、ボトルキープの有効期限(通常1〜3ヶ月)もメニューに記載しておくとトラブル防止になります。
④シャンパン・ワインメニュー
シャンパンやワインは高単価商品なので、別ページで特集することが多いです。
具体的には以下のような銘柄を用意します。
シャンパン
| 銘柄名 | 通称 | 価格帯 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| モエ・エ・シャンドン | モエ、モエシャン | 30,000円〜 | 最も一般的でクセがない |
| モエ・エ・シャンドン ネクターアンペリアル | モエネク | 40,000円〜 | 程よい甘さが特徴 |
| モエ・エ・シャンドン ネクターアンペリアル ロゼ | モエネクロゼ、ネクターロゼ | 45,000円〜 | フルーティな香りと酸味 |
| ヴーヴ・クリコ イエローラベル | ヴーヴ、クリコ | 40,000円〜 | 華やかで力強い味わい |
| ドン・ペリニヨン | ドンペリ | 80,000円〜 | シャンパンで最も有名 |
| ペリエ・ジュエ ベルエポック | ベルエポ | 100,000円〜 | 芸術的なボトルデザイン |
| クリュッグ グランド・キュヴェ | クリュッグ | 100,000円〜 | シャンパンの帝王 |
| アルマンドブリニャック ゴールド | アルマンド | 180,000円〜 | 超人気の最高級シャンパン |
| アルマンドブリニャック ブラン・ド・ノワール | アルマンドノワール | 400,000円〜 | 幻とも言われる最高級品 |
シャンパンは写真付きでメニューに載せると、お客様がイメージしやすくなります。
特にボトルのデザインが特徴的な銘柄(ベルエポック、アルマンドなど)は、写真があると注文率が上がります。
ワイン
- 赤ワイン(ボトル):15,000円〜50,000円
- 白ワイン(ボトル):15,000円〜50,000円
- スパークリングワイン(ボトル):10,000円〜30,000円
- グラスワイン(赤・白):1,500円〜3,000円
ワインは銘柄よりも「赤・白・スパークリング」の区分と価格帯を明記すれば十分です。
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⑤フードメニュー
フードメニューは軽めのおつまみが中心です。
具体的には以下のような品を用意します。
- 枝豆:500円〜800円
- ミックスナッツ:800円〜1,200円
- フライドポテト:800円〜1,200円
- 唐揚げ:1,000円〜1,500円
- サラダ(シーザーサラダなど):1,000円〜1,500円
- ピザ:1,500円〜2,500円
- パスタ:1,500円〜2,500円
- 焼き鳥盛り合わせ:1,500円〜2,500円
フードメニューは多すぎると厨房の負担が大きいので、8〜12品に絞るのがおすすめ。
また、チャーム(お通し)が無料か有料か、有料なら金額もメニューに明記しましょう。
メニュー表の種類と選び方
キャバクラのメニュー内容が決まったら、次はメニュー表を作ります。
メニュー表は大きく分けて2種類あります。
- メニューブック:全メニューをまとめた冊子タイプ
- ラミネートメニュー表:期間限定や特集用の1枚タイプ
メニューブック
メニューブックは、最もオーソドックスなメニュー表です。
料金システム、ドリンク、ボトル、シャンパン、フードなど、全ての情報をまとめて載せます。
- サイズ:A4サイズ、A4変形サイズ(縦半分など)が主流
- ページ数:最低6ページ〜(料金1P、ドリンク1P、ボトル2P、シャンパン2P、フード1Pなど)
- 表紙:レザー素材が高級感あり
メニューの情報量と使いやすさのバランスを考えて、サイズとページ数を決めましょう。
ラミネートメニュー表
ラミネートメニュー表は、1枚の紙をラミネート加工したものです。
- 片面または両面に情報を記載
- サイズ:A4サイズが主流
- 用途:期間限定メニュー、シャンパン特集など
メニューブック+ラミネート表の組み合わせがおすすめ。
メニューブックに基本情報を載せて、ラミネート表で期間限定のシャンパンキャンペーンなどを特集する使い方です。
メニュー表作成のポイント

メニュー表を作る際は、以下のポイントを意識しましょう。
- 見やすさ・使いやすさを最優先
- 店のコンセプトに合わせたデザイン
- 写真を入れて視覚的にわかりやすく
それぞれ解説します。
①見やすさ・使いやすさを最優先
メニュー表の役割は、お客様が欲しい商品を簡単に見つけられることです。
高級感を出そうとして装飾しすぎると、逆に見づらくなってしまいます。
- 文字サイズは大きめに(最低12pt以上)
- カテゴリーごとにページを分ける
- 価格は右揃えで見やすく
お客様が暗い店内でもストレスなく読めるメニュー表を作りましょう。
②店のコンセプトに合わせたデザイン
メニュー表は店のコンセプトを表現する重要なツールです。
- 高級店:レザー表紙、ゴールドの箔押し
- カジュアル店:明るい色使い、ポップなデザイン
- 和風コンセプト:和紙風の質感、縦書き
表紙の素材や色使いで、店の雰囲気をメニュー表でも演出しましょう。
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③写真を入れて視覚的にわかりやすく
特にシャンパンやワインは、写真付きで載せるとお客様がイメージしやすくなります。
ボトルの写真だけでなく、シャンパンコールの様子などを載せると、「頼んでみたい」という気持ちになりやすいです。
ただし写真を入れすぎるとゴチャゴチャするので、高単価商品に絞って載せましょう。
チェックリストに従って開業までのスケジュールを立てる
水商売の開業時にはやらなければならない作業がたくさんあります。その全てを紙に書き出すことは、開業の経験者でも難しいことです。
- 開業までに何を行えばいいのか
- 業者選定の優先順位は?
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チェックリストに従って開業準備を行うことができます。
是非ご活用ください。
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メニュー表に関する法的注意点
キャバクラのメニュー表を作る際、法律の面で注意すべき点があります。
- 全メニューに確定価格を記載する
- 税込み価格とサービス料を明記する
- 未成年にお酒の提供はしない旨を明記する
風俗営業許可を取っている店舗は、これらのルールを必ず守る必要があります。
それぞれ見ていきましょう。
①全メニューに確定価格を記載する
風俗営業法では、料金の不当な取立てを防ぐため、全メニューに確定した価格を記載する必要があります。
「時価」や「〇〇円〜」という上限のない価格表示は避けましょう。
メニュー表に載せた価格の範囲外で請求することはできません。
例えば、シャンパンを「30,000円〜150,000円」と記載した場合、その範囲内の具体的な銘柄と価格を全て明記する必要があります。
②税込み価格とサービス料を明記する
2021年4月から、消費者に対する価格表示は税込み表示が義務化されています。
メニュー表には、消費税を含めた価格を記載する必要があります。
- 各メニューに(税込)と記載
- メニューの下に「※表示価格は税込です」と記載
また、サービス料については法的に総額表示義務の対象外ですが、トラブル防止のため以下のように明記しましょう。
- 「別途サービス料20%を頂戴いたします」とメニューの目立つ位置に記載
- または「表示価格にサービス料20%が含まれています」と明記
サービス料が別途かかるのか、込みなのかをお客様が明確に理解できるようにすることが重要です。
③未成年にお酒の提供はしない旨を明記する
メニュー内には必ず「20歳未満にはお酒を提供できません」という旨を記載しましょう。
この際「才」ではなく「歳」の漢字を使うことに注意してください。
もしメニュー表作成の際に法律関連で不安がある場合は、行政書士などに相談することをおすすめします。
メニュー表に関するよくある質問
最後に、キャバクラのメニュー表に関するよくある質問をご紹介します。
Q1. メニューブックのページ数はどのくらいが適切ですか?
A. 最低6ページ〜が目安です。
料金システム1ページ、ドリンク1〜2ページ、ボトル2ページ、シャンパン2ページ、フード1ページという構成が一般的。
情報量と使いやすさのバランスを考えて決めましょう。
Q2. シャンパンの銘柄はいくつ用意すればいいですか?
A. 最低5〜8銘柄は用意しましょう。
価格帯別に、エントリー(3万円台)、ミドル(5〜10万円)、ハイエンド(15万円以上)で揃えるのがおすすめです。
モエ、ドンペリ、アルマンドは必須銘柄と考えてください。
Q3. ジャパニーズウイスキーの価格設定で注意すべき点は?
A. ジャパニーズウイスキーは近年の価格高騰により、仕入れ価格が大きく変動しています。
特に山崎12年、響シリーズは定価での仕入れが困難なため、市場価格を確認してから販売価格を設定しましょう。
響17年のような終売品は、仕入れ自体が困難なため、メニューに載せない方が無難です。
Q4. メニュー表の印刷業者を選ぶポイントは?
A. 以下の3点を重視してください。
キャバクラメニュー表の制作実績があるか、価格が適正か、納期は問題ないか。
必ず相見積もりを取って、複数の業者を比較検討しましょう。
Q5. サービス料の表示方法で注意すべき点は?
A. サービス料は法的に総額表示義務の対象外ですが、トラブル防止のため明記が必要です。
「別途サービス料20%」と書くか、「サービス料込み」と書くか、どちらかをメニューの目立つ位置に記載してください。
サービス料が別途かかるのか込みなのかをお客様が明確に理解できることが重要です。
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まとめ
今回はキャバクラのメニュー内容と、メニュー表の作り方について解説しました。
キャバクラのメニューには、料金システム、ドリンク、ボトル、シャンパン、フードの各項目を載せます。
特にボトルとシャンパンは具体的な銘柄名と価格帯を明記することが重要。ただし、ジャパニーズウイスキーは価格変動が大きいので、市場価格を確認してから設定しましょう。
メニュー表は「メニューブック+ラミネート表」の組み合わせがおすすめで、見やすさを最優先に、店のコンセプトに合わせたデザインにします。
法的には、全メニューに確定価格を記載し、税込み価格を明記し、サービス料の扱いを明確にし、未成年への酒類提供禁止を記載する必要があります。
今回の内容を参考に、お客様にとって見やすく、注文しやすいメニュー表を作ってみてくださいね。














