目次
キャバクラでは、さまざまなボトルを取り扱っているお店が多いのではないでしょうか。
シャンパンやワインなどの抜きものはもちろんのこと、キープボトルとしてお客さんが置いておける焼酎やウイスキーやブランデーなども扱っているでしょう。
本記事では、ボトルを注文してもらうためのノウハウやボトルを管理する方法、お店におくのにおすすめのボトルなどをまとめてご紹介します。
キャバクラでボトルを開けてもらうメリット
キャバクラではセット料金内に「ハウスボトル」という、飲み放題のお酒がついています。そのため、通常お客さんはこのお酒を飲んでいればいいので、別にドリンクを頼む必要はありません。
しかしキャストである女の子は、ハウスボトルを飲むことが禁止されています。そのため、お客さんにお願いしてキャスト用のドリンクを頼むのが基本パターンでしょう。
お客さんが全員セット料金内だけで来店していては売り上げは上がりません。キャバクラで売り上げを増やすためには、お客さんにボトルを入れてもらうことが最善の方法とも言えるでしょう。
実はお客さんにボトルを開けてもらうことは、お店にとってだけでなく、お客さんにとってもキャストの女の子にとってもメリットがあるのです。では、一体どんなメリットがあるのかについて詳しくみていきましょう。
キャストの女の子にはボトルバックがつく
キャバクラでは時給や指名料のほかに、ボトルを入れてもらうことで、キャストの女の子にはボトルバックとして、歩合制のお給料が発生します。
ボトルバックの金額は、だいたいボトルの金額の10%前後になっているお店が多いでしょう。また、お店の給料制度によってはボトルによってポイント管理されており、翌月の時給がアップするという制度をとっているところもあります。
ボトルやシャンパンを入れて貰うことは、キャストの女の子にとってもお給料を左右する重要なポイントというわけですね。
1杯ずつドリンクをあげるよりも安くなることもある
前述でも紹介しましたが、そもそもお客さん自身はハウスボトルがあるので、わざわざボトルをオーダーする必要はありません。そのため、つどドリンクはくれるけれどボトルは頼まないというお客さんも多いでしょう。
しかし、ボトルを入れることはお客さんにとってもメリットがあります。
ボトルを入れる日にはお金がかかりますが、次回以降はお得に遊べますし、ハウスボトルの決まったお酒ではなく好きなお酒を飲むことができるというメリットもあります。
また、キャストの女の子にドリンクを1杯ずつあげるよりもボトルの方が安く済む場合もあるのです。
だいたいキャストドリンクは1,000円前後というお店が多いでしょう。もし、たくさん飲む女の子であった場合には、ドリンク代でボトル代を上回ってしまう可能性もあるのです。
そのような場合には、毎回ドリンクを出してあげるよりも、ボトルをいれておく方が結果として安く済むことになるでしょう。
お客さんの来店回数が増える
シャンパンやワインのような抜きものではなく、焼酎やウイスキーなどのボトルをいれてくれていた場合、お客さんは1度の来店で飲み干す必要はなく、次回来店時までキープしておくことができます。いわゆるキープボトルですね。
つまり、お客さんの次回来店時には、セット料金と指名料だけで楽しむことができるでしょう。
お客さんとしてはボトルがキープしてあるのでお得に楽しめることもあり、リピートしてお店に足を運ぶ回数も増えます。キャスト側としても指名してくれるお客さんには積極的にボトルをいれてもらいたいところでしょう。
お客さんにボトルをいれてもらう方法
このように、お客さんにボトルをいれてもらうことは、お店だけでなく、お客さんにとってもキャストにとってもメリットがあります。
とはいえ、キャストの女の子もなかなかお客さんに対してボトルをおねだりしづらいと思っている子もいるかもしれませんね。そこで、お客さんにボトルをいれてもらうための効果的な方法をご紹介します。
ぜひこの方法をお店で働く女の子に共有してあげてくださいね。
ボトルをいれた方がお得だということを伝える
前述したように、キャストに毎回ドリンクをあげるよりもボトルをいれておく方が結果的に安く済む場合もあります。
また、ボトルはキープしておけるので、次回来店時にはドリンク代が必要ないなど、お客さんにとってのメリットを伝えてあげましょう。
「ドリンクは1杯1,000円だけど、ボトルをいれてもらえれば10,000円のボトルで20杯以上飲めるしお得だよ〜」というような感じですね。
また、ハウスボトルが用意されているキャバクラでも、好きなお酒が飲めることを勧めるのもいいでしょう。
お客さんとしても、支払っている金額に対してお得感があると思えば、ボトルを注文してもらいやすくなります。
誕生日などのお祝い事
キャストの女の子にとって、誕生日はシャンパンを開けてもらう絶好のチャンスです。
お客さんとしてもお祝いの気持ちで駆けつけてくれている人も多いものです。
ポイントとしては無理に強要はせず、素直にお祝いにシャンパンを開けてほしい気持ちを伝えましょう。もし、お店側でノルマを設けているのであれば、1本協力してもらえないかとお願いしてみるのもいいです。
あくまでもイベントの雰囲気を壊さず、比較的シャンパンへのハードルが下がる誕生日を口実に、テンション高めにお願いするのがおすすめです。
ボトルの管理方法
では、お客さんが入れてくれたボトルですが、どのように管理するのがいいのでしょうか。
一般的に管理方法は大きく3つに分けられます。
1つは、種類別に分けて、ボトルタグに名前を書いて管理する方法。
2つ目は、名刺ケースに個人情報・ボトル番号を入れて管理する方法。
3つ目は、ボトルキープアプリやシステムを導入する方法です。
最も一般的なのは、酒の種類別にボトルを分けて、名前を書いたボトルタグを下げて管理する方法ではないでしょうか。
ボトルキープアプリやシステムには、ただボトルを管理するだけでなく、ほかの情報も合わせて一元管理できるものもあるので、お店の予算ややりたいことに合わせて検討してみるのもいいでしょう。
保管期間と期限の過ぎたボトルの処理
一般的にボトルには保管期間が設けられており、3〜6ヵ月のところが多いでしょう。
これは賞味期限というわけではなく、このくらいの頻度ではお店に来てほしいなどの気持ちも込められています。
保管期間を過ぎたものはすぐ処分するというわけではなく、新しいキープボトルが入った段階で期限の過ぎている古いものから処分するくらいのペースでいいでしょう。あまりに厳密に処分してしまうと、お客さんに嫌な気持ちを抱かせてしまう可能性もあります。
キャバクラにおきたいおすすめのボトル
キャバクラといえばシャンパンのイメージが強いですが、それ以外のお酒が好きで訪れているお客さんもたくさんいらっしゃいます。
最後に、キャバクラにおきたいおすすめのボトルをジャンル別にご紹介します。
焼酎
焼酎は、米・麦・さつまいもなどから作られた、日本で昔から親しまれている伝統的な蒸留酒です。キャバクラでの相場は基本的に10,000円前後。
麦焼酎は、香りにクセがなく比較的飲みやすいでしょう。おすすめの銘柄は、「吉四六」「神の河」「百年の孤独」です。
芋焼酎はサツマイモを原料にしており、濃厚な味に独特の香りがあるので、好き嫌いが分かれることもあるでしょう。おすすめの銘柄は、「黒霧島」「一刻者」「富乃宝山」です。
ほかにも米焼酎では「れんと」やしその「鍛高譚」などが人気がある焼酎です。
ウイスキー
ウイスキーは焼酎よりも値段に幅があり、安いもので10,000円前後ですが、高いものでは100,000円以上もするものもあります。それだけ強いこだわりを持っている人もおり、ウイスキー好きなお客さんはボトルを入れる人も多いでしょう。
10,000円前後のボトルとしては、「シーバスリーガル12年」「ワイルドターキー8年」「バランタイン12年」などが挙げられます。
高級なものになると「ラフロイグ10年」が20,000円前後、「山崎12年」は80,000円〜90,000円、「マッカラン18年」は120,000円前後など、かなり価格にも幅があります。
シャンパン
シャンパンの金額も種類によってピンからキリまで。安いものは10,000円前後ですが、上を見ればキリがなく、300,000円以上するものもあります。
メジャーな「モエシャンドン」は、20,000円前後で提供しているところが多いでしょう。シャンパンの中ではお手頃なので、お客さんとしても開けやすいランクのものです。
飲みやすさやボトルデザインのオシャレさから最近人気のある「ベルエポック」は、ゴールドで50,000円前後、ロゼが120,000円前後です。
有名キャバ嬢がインスタグラムに載せたことをきっかけに人気に火がついた「アルマンド」は、ボトルデザインのかわいさから、キャストの女の子に非常に人気があります。一番安いゴールドでも120,000円前後、レッドは250,000円前後なので、お誕生日などのお祝い事にぴったりです。
ボトルはお店だけでなくお客さんにもキャストにもメリットがある
本記事では、ボトルを注文してもらうためのノウハウやボトルを管理する方法、お店におくのにおすすめのボトルなどをまとめてご紹介しました。
当然ハウスボトルだけでもお客さんに飲んでいただくことはできますが、ボトルを入れていただくことでよりお客さんに楽しんでいただくこともできますし、そこから常連客化していく可能性もあります。
お店側としてもキャストの女の子にはボトルを入れてもらうように教育をし、売り上げを伸ばしていくといいでしょう。