目次
集客や売上向上にお困りのガールズバーは多いでしょう。
その打開策となる可能性が高いのが、ズバリ今回紹介する「イベント」です。
- 「そもそもイベントを行うことでどんなメリットが得られるの?」
- 「ガールズバーのイベントはどういったものを行えばいい?」
今回は、このような疑問を持つガールズバーのオーナー・店長のために、以下の内容について紹介していきます。
- ガールズバーでイベントが大事な理由
- ガールズバーのイベントを成功させるコツ
- ガールズバーのイベントの実際の事例
イベントを行い、集客や売上低下に困っている現状を打開したい!という方はぜひ参考にしてください。
ガールズバーではイベントが大事
あなたのガールズバーではイベントを行っているでしょうか?
イベントを行うのは確かに大変ですし、それに見合った効果が得られるか疑問に思う方もいるかもしれません。
しかし結論から言えばガールズバーにおいてイベントを行うメリットは大きく、具体的には以下3つの効果が期待できます。
- 売上アップにつながる
- 顧客獲得につながる
- キャストのモチベーションアップになる
まずはイベントによって得られる、それぞれの効果を見ていきましょう。
売上アップにつながる
ガールズバーのイベントで上手く人を呼び込めることができれば、売上アップに繋がります。
- 「イベントだから行ってみようかな」と客数が増える
- 「イベントだから奮発しちゃおうかな」と客単価が高まる
特に客単価が高まる効果は大きく、「今日はイベントだから~」とついついお客さんの財布の紐が緩んだりする事も期待できます。
ただしこれらのメリットを得るためにはお客さんが興味を持ってくれたり、楽しんでくれたりするイベントを企画することが大切です。
顧客獲得につながる
続いて、ガールズバーのイベントで新規客の獲得も期待できます。
現代はSNSやHPで集客を行うガールズバーも多いかと思いますが、WEB経由でのプロモーションがとても重要です。
その際、ただ「今日も営業しています」とお店の告知をしているのと、面白そうなイベントを告知しているガールズバーとでは、どちらが目を引くでしょうか?
- 「今の期間イベントをやってるんだ。楽しそうだから行ってみようかな」
- 「この奇抜なイベントはなんだろう、話題作りに行ってみようかな」
イベントを行っていれば、このようにWEBから興味を持ってくれるお客さんが増加する効果が期待できます。
やはり「期間限定」や「お祭りごと」に目を引かれる人は多いでしょうから、ぜひイベントを利用して、WEB経由の集客にも力を入れましょう。
キャストのモチベーションアップになる
最後に、ガールズバーでイベントを行うことによって、キャストのモチベーションアップに繋がる効果も期待できます。
キャストのモチベーションが上がる理由としては以下が挙げられます。
- イベントで頑張れば自分の給料アップにも繋がるため(インセンティブ制の場合)
- 可愛い衣装やコスプレ等をして、自分自身も特別感を楽しめるため
- その他イベント中のお店の雰囲気や盛り上がりによってテンションが上がる
ガールズバーの商品は「キャスト」ですから、キャストがやる気を出してくれることで、お店のサービスの質が向上することは間違いありませんよね。
キャストも楽しんでくれるようなイベントを企画すると、きっとお店全体でモチベーションを上げられ、より良いガールズバー作りに繋がるでしょう。
ガールズバーのイベントを成功させる5つのコツ
ここまでガールズバーでイベントを行うことによるメリットを3つ紹介していきました。
- 売上アップにつながる
- 顧客獲得につながる
- キャストのモチベーションアップになる
しかし、これら3つのメリットを効果的に享受するためには、イマイチ盛り上がらないイベントや、お客さんが来てくれないイベントでは意味がありません。
ぜひ以下5つを踏まえ、「成功するイベント」を開催しましょう。
- ターゲットを明確にする
- 企画を行う
- 宣伝を行う
- 再来店に繋げる工夫を盛り込む
- イベントのフィードバックを行う
1つ1つのポイントを落とし込みつつ、ガールズバーのイベント企画を進めてみてください。
①ターゲットを明確にする
ガールズバーのイベントを成功させるためには、まず「ターゲットを明確にする」ことが大切。
これは要するに、「自分のお店のコンセプトにあったイベントを考える」ということです。
コンセプトとは要するに、
- 誰:どんなお客さんがターゲットか
- どこで:立地はどこか
- 何を:どんなサービス内容や雰囲気か
などなどの、お店の核となる部分。
これをもとにイベントを設計していきましょう。
例えば「ギャル系の子を揃えた渋谷のガールズバー」ならば、
- 渋谷なら客層は若いかな?
- ギャル系の子を揃えているから、ギャルが好きなお客さんが来るよな?
- 渋谷なら、ハロウィンイベントと縁があるな
というように、コンセプトからターゲット層を考え、そのターゲット層にはどういったイベントがウケそうかを逆算していきましょう。
一番おすすめなのは常連客と似た属性の人をターゲット像に設定すること。
既に常連客として根付いてくれているわけですから、そういったお客さんがどのようなイベントで喜んでくれそうかを考えれば、必然的に「常連見込み客」が興味を持ってくれるはずですよ。
②企画を行う
ターゲットを明確にしたら、そのターゲット像をもとに、イベントの詳細な企画を行っていきましょう。
といっても、
- どういったコンセプトのイベントか:ハロウィン、クリスマス、バースデイ…etc
- どういったキャンペーンがあるのか:ドリンク割引、コスプレで割引、特別メニュー等
これら2つを核として決定できれば、後はそこに肉付けを行っていけばOKです。
- 期間や時間帯はどうするか
- キャストの衣装はどうするか
- 音楽はどうするか
といった細かい部分を後から決めていきましょう。
細かい部分に関しては、当事者であるキャストに相談を仰いでもいいと思います。
③宣伝を行う
ガールズバーで開催するイベントを決定したら、イベントに人が来てくれるよう、宣伝を行っていきましょう。
この際、イベントを宣伝する方法としては以下が挙げられます。
- 店内の壁紙:常連客に有効、コストが安い
- チラシ、ビラ配り:コストが安く不特定多数に配れるが、反応率は低い
- ネット広告の出稿:反応率が高い属性にアプローチできるが費用がかかる
- SNSでの広報:無料かつ不特定多数にアプローチできるが、運用が難しい
いずれも有効な宣伝方法でありそれぞれにメリットデメリットがありますが、現在はWEB集客の重要度が非常に高いといえます。
先ほど設定したターゲット像から、
- どういった文章で宣伝すれば興味を持ってもらえるか
- どういった写真で宣伝すれば興味を持ってもらえるか
を逆算して考え、SNSで投稿したり、WEB広告を出稿したりしてみましょう。
④再来店に繋げる工夫を盛り込む
イベントの企画・宣伝が上手くいけば、きっと当日は多くのお客さんが来店してくれるはずです。
よって、ガールズバーでのイベントにはぜひ「再来店に繋げるための工夫」を盛り込んでおきましょう。
例えば、
- 次回以降使える割引クーポン
- LINE@に登録でドリンクいっぱいサービス
などなど、お客さんと繋がったり、また来ようと思えるためのサービスをするのです。
特にイベント次第では新規客も来店してくれるはずですので、こういった工夫によってぜひ「常連客」に育てていきましょう。
イベント当日のオペレーション
イベントの際、オペレーションのフローに何か少しでも変化があるようでしたら、きちんとスタッフやキャストに周知しておきましょう。
逆に大きな変化がなければいつも通りのオペレーションを行えばOKです。
⑤イベントのフィードバックを行う
イベントが終わった後は、きちんとイベントのフィードバックを行うことも忘れずに。
上手くいったり、逆にイマイチだったりすれば、それらには必ず原因があります。
- イベントによって売上はどの程度あがったのか
- 来客数や客単価はそれぞれどの程度増えたのか
- 店内の盛り上がりやキャストのモチベーションはどうだったか
- 逆にイマイチだったのはなぜか
などなど、イベントを思い返しながら、上手くいった部分とそうでなかった部分を明らかにしましょう。
そしてそれぞれの原因を明らかにすることで、次回以降のイベントの成功率を高めることができます。
なお、フィードバックを行う際は「なんとなくこうだった」と感覚をベースにしていては意味はありません。
「実際の売上」や「お客様アンケート」などの数値をベースとして、論理的にフィードバックを行いましょう。
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ガールズバーで実際に行われたイベント
最後になりますが、一般的には、ガールズバーでは以下のようなイベントが行われているようです。
- 春:ひなまつり、卒業
- 夏:七夕、夏祭り
- 秋:ハロウィン、お月見
- 冬:クリスマス、カウントダウン、バレンタイン
とはいえ、文章だけで見ても、宣伝方法や衣装等のイメージはつきにくいですよね。
最後に実際にガールズバーで行われているイベントの事例を3つ紹介していきますので、参考にしてみてください。
ガールズバーの春イベント
春はひなまつりやお花見等のイベントがありますが、ガールズバーではどのようなイベントが行われているのでしょうか?
「卒業・入学」にちなんだ制服イベントが人気です。3月の卒業シーズンや4月の入学・新社会人シーズンに合わせて、キャストが学生服や制服を着用するイベントが多く開催されています。懐かしさを感じられる制服姿は、幅広い年齢層のお客様に好評です。
また、5月頃には「私服イベント」を行う店舗も多く見られます。普段の制服とは違ったキャストの魅力を楽しめるため、常連客の満足度向上にもつながります。
ひなまつりやお花見といった季節行事は衣装の準備が難しいためか、春先は比較的シンプルなコンセプトのイベントが中心となっているようです。
ガールズバーの夏イベント
夏は七夕や夏祭り等にちなんだイベントが行われているようです。
「浴衣デー」というイベントが夏の定番となっています。7月の七夕や8月のお盆時期に合わせて、キャストが色とりどりの浴衣を着用してお客様をもてなします。涼しげで上品な浴衣姿は、夏の風情を演出し特別感を高めます。
「夏祭りイベント」と称して浴衣での接客を行う店舗も多く、店内装飾も夏祭りをイメージした提灯や風鈴などで統一することで、より本格的な雰囲気を作り出しています。
夏のイベントでは浴衣のコスプレが最もメジャーで、日本らしい季節感を演出できることから多くの店舗で採用されています。
ガールズバーの秋イベント
秋はお月見等のイベントがありますが、「お月様」にちなんだバニーガールのコスプレが人気です。うさぎとお月様の関連性から発想されたこのイベントは、可愛らしさとセクシーさを兼ね備えた衣装として多くの店舗で採用されています。
その他秋といえばハロウィンイベントも外せません。10月末に向けて、魔女やコスプレ衣装での接客が行われ、店内もハロウィン装飾で彩られます。仮装の自由度が高いため、キャストの個性を活かしたイベントとして人気です。
秋は、お月見とハロウィンの2つをぜひ押さえておきたいシーズンですね。
ガールズバーの冬イベント
冬といえば、やっぱりクリスマスイベントが最大の目玉です。
サンタクロースやトナカイのコスプレをしたクリスマスイベントが12月には多く開催されています。赤と白を基調とした可愛らしいサンタ衣装は、クリスマスムードを高めるとともに、年末の特別感を演出します。
バレンタインイベントでは、キャストからお客様へ手作りチョコレートのプレゼントや、特別なサービスを提供する店舗も多く見られます。愛をテーマにしたイベントとして、2月の集客の目玉となっています。
ガールズバーのイベントに関するよくある質問
最後に、ガールズバーのイベントに関するよくある質問をご紹介します。
①イベントの頻度はどのくらいが適切ですか?
月1-2回程度が理想的です。頻繁すぎると特別感が薄れ、少なすぎると集客効果が限定的になります。季節の行事に合わせて年間スケジュールを組むことをおすすめします。
②イベントの予算はどのくらい必要ですか?
規模により異なりますが、売上の5-10%程度が目安です。衣装代、装飾費、特別メニューの材料費等を含めて計画しましょう。ROIを意識して予算設定することが大切です。
③キャストが衣装を嫌がる場合の対処法は?
事前にキャストと相談し、意見を取り入れることが重要です。また、衣装代の店舗負担や、売上に応じたインセンティブ制度の導入で協力を得やすくなります。
④SNSでの宣伝効果を高めるコツは?
ハッシュタグの活用、投稿時間の最適化、キャストの個人SNSとの連携が効果的です。また、イベント当日のリアルタイム投稿で臨場感を演出しましょう。
⑤イベント当日に想定より客数が少なかった場合は?
まずは来店されたお客様に最高のサービスを提供しましょう。その後、宣伝方法や企画内容を見直し、次回イベントの改善に活かすことが重要です。
⑥POSシステム導入のメリットは?
イベント効果の数値化、売上分析の効率化、キャスト別売上の把握が可能になります。データに基づいた次回イベントの企画立案ができるため、成功率が大幅に向上します。
まとめ:ガールズバーのイベントはメリットがいっぱい!
今回はガールズバーのイベントについて紹介してきました。
冒頭で述べたように、ガールズバーのイベントはメリットだらけです。
- 売上アップにつながる
- 顧客獲得につながる
- キャストのモチベーションアップになる
ガールズバーでイベントを成功させればお店が活性化すること間違いなしなので、ぜひイベントは積極的に行いたいところ。
しかしそのためには、企画や準備がとても大切。
特にイベントを行った後のフィードバックは、次にイベントを成功させるためには欠かせないステップですので、しっかりと売上の管理・分析を行うようにしましょう。
この記事を参考に、あなたのガールズバーでも魅力的なイベントを企画し、売上向上と顧客満足度アップを実現してください。