キャバクラの「アフター」のメリット・デメリットを店舗向けに解説

アフターを推奨することでお店にどのような利益があるんだろうか・・・?」 「デメリットしか思い浮かばない・・・」 という悩みや疑問をお持ちの経営者の方も多いのではないでしょうか。 今回の記事では

  • キャバクラのアフター
  • キャバクラのアフターのメリットとデメリット
  • お店としてキャストへサポート出来ること
の3点について説明をしていきたいと思います。

キャバクラのアフターとは?

アフターとはお店が終わった後に行うサービス残業のようなものです。 キャストにとっては残業代の出ない業務時間外の無報酬のサービスです。 アフターとは違って同伴出勤は、その後お店に来てもらうという目的があり、お店にお客様をお連れしたらそのキャストにもバックがあったり給料が上がったりします。 参考記事:本指名より同伴はお得?キャバクラ経営者が知っておきたい同伴の知識 直接的にはお店の売上にメリットがないと思われがちなアフターですが、アフターはお客様との信頼関係を築くうえで、実は効果的です。 今回の記事でアフターのメリット・デメリットを紹介するので、この機会にアフターについて理解を深め、より賢いキャバクラ経営をしましょう。

お客様がアフターに誘う理由とは

お客様は、お店と違った雰囲気でその日に指名したキャストと仲良くなることを目的としてアフターに誘います。 同伴とは異なり、時間を気にする必要がないため下心を持ってアフターに誘うお客様も少なくありません。

キャバクラのアフターのメリットとデメリット

一般的に、お店はアフターに関与することはほとんどありません。 しかし、アフターにはメリット・デメリットがあります。 今回は以下の立場からどのようなメリット・デメリットがあるか確認していきましょう。
  • お店へのメリット・デメリット
  • キャストへのメリット・デメリット
  • お客様へのメリット・デメリット

キャバクラのアフターが与えるお店へのメリット

キャバクラのアフターに危険性を感じ、禁止とするお店もある中で、実際にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

常連客になってくれる

キャバクラに慣れているお客様の中には、アフターは同伴と異なり、キャストに報酬が支払われない事を理解しているお客様もいらっしゃいます。 キャバクラの料金システムを知っているお客様からすれば、直接的なメリットのないアフターに来てくれることそのものに好感を持ち、より一層常連のお客様として来てくれるようになるでしょう。

指名が被った際のアフターフォローになる

キャストが売れるようになればなるほど、指名が被ることが多くなります。 指名が被り、お客様一人当たりの接客時間が少なくなってしまうと、キャスト目当てで来たお客様は不満に思ってしまうかもしれません。 その不満を解消するためにもアフターは有効です。 アフターの時間を利用して二人の時間を提供するだけで、お客様のキャストに対しての印象は上がります。 それによって、次も指名しようという感情が高まります。 お店に直接のメリットがあるわけではありませんが、キャストのブランド力を向上させる事に一役買ってくれるのがアフターというシステムなのです。

お金が全くかからない

同伴の場合、同伴バックや昇給といった特典をキャストに与える必要がありますが、アフターの場合はそういった特典はないお店がほとんどです。 キャストがアフターをしてもお店にはコストがかからないのです。 これは直接的にお店の売上が上がるといった経済的なメリットがありませんが、「コストがかからないのに色々なメリットがある」と考えることができればイメージしやすいでしょう。

キャバクラのアフターが与えるお店へのデメリット

メリットがある一方でアフターを推奨しないお店も当然あります。 つまり、デメリットがあることも事実です。 以下のようなものが考えられます。

お客様と恋愛に発展してしまう

口説くことを目的としたお客様からすればアフターは最大のチャンスです。 既にお酒も入っていて勤務終わりということもありキャストの気も緩んでいます。 このスキを狙われ、キャストとお客様が恋愛に発展することも少なからずあります。 恋愛に発展したキャストがお店を辞めるとなっては育てるためにかけた時間やお金が無駄となってしまいます。 恋愛に発展するとキャストの資源流出に繋がる恐れがあり、お店としては大打撃です。

キャストが危険な目に合うこともある

同伴においても同じ事が言えますが、店外ということもありトラブルになる可能性があります。 しかし、同伴とアフターではアフターの方が危険性は非常に高いです。 その理由は以下の二つが挙げられます。
  • お酒がすでに入っている
キャストもお酒が入っておりガードが薄くなっていることに加えて、お客様もお酒が入っているということで、同伴や、お店にいた時とは違った一面を見せる可能性が高まります。 この「キャストもお客様もお酒が入っている」ため、トラブルの危険性をキャストはもちろんのこと経営者も常に念頭に置いておいた方が良いでしょう。
  • 時間制限がない
同伴の場合は出勤時間という制限があるため、同伴の時間を見積もりやすいです。 しかし、アフターには時間の制限がありません。 アフターのトラブルを減らすためにも、「終わりの時間」と「その理由」をあらかじめ提示しておきましょう。 アフターの危険性を十分で理解した上でキャストに注意喚起をしておくべきでしょう。

アフターを何度も断ると関係性が悪化する

これはアフターを行う直接的なデメリットではなく断り続けた場合のデメリットですが、特にお気に入りのキャストに断られ続けると常連のお客様もお店に来なくなってしまいます。 継続的にお店に来てもらうため、アフターを取り入れることは不可欠なのかもしれません。

キャバクラのアフターが与えるキャストへのメリット

同伴では同伴バックと呼ばれる報酬がありますが、アフターにはそのような特典はありませんが、アフターにはキャストにメリットがあります。

お客様をリピーターにできる

お店のメリットと重複するところではありますが、お店の外でキャストと飲みに行ったりすることでキャストとの仲を深め、「またこの人と飲みたい」と思わせることでキャストの固定客としてお客様に来てもらえるようになります。 疑似恋愛感を高める絶好の機会がこのアフターなのです。

指名が被った際のアフターフォローになる

これもお店側のメリットと重複しますが、キャストが売れるようになるほど指名が被ることが多くなり、一人当たりの接客時間が短くなり、常連のお客様でもそれをきっかけに足を運んでくれることが少なくなったり、最悪の場合来なくなる可能性もあります。 そのような時にこそアフターに誘うことで、疑似恋愛感を再燃させてお客様の心を再び掴みましょう。 このように細かく気にかけることでキャストに対する印象が上がり、リピートに繋がるのです。

キャバクラのアフターが与えるキャストへのデメリット

アフターのデメリットとして筆頭にあげられることはキャストに直接関わることがほとんどです。 キャストへのデメリットを経営者が十分に理解するということは非常に大切なことです。

危険性が高い

このことについてもお店側のデメリットとしてすでに説明しましたが「お客様、キャスト共にお酒がすでに入っている」、「時間制限がない」、「キャストのプライベートな時間」などといった理由から、気をつけていないとお客様とのトラブルの原因となる危険な状況に追い込まれる可能性が出てきます。 お酒の配分を気にしたり、時間について対策を立てて自分の身は自分で守れるようにキャストへ注意しましょう。

次の日の予定に影響する

お店が終了するのは一般的に25~26時ごろです。 アフターとなるとその後になりますので、2時間程度で切り上げても27~28時ごろに帰り始めるということになります。 次の日の予定が遅ければ問題ないかもしれませんが昼間に別の仕事をしていたりする場合、そちらの仕事にも支障が出ることも考えられます。 日中の仕事のために睡眠不足が続き、体調不良で欠勤が続くようなことがあるとお店にも悪影響が及びます。

キャバクラのアフターが与えるお客様へのメリット

お客様のメリットはこの一点に尽きるのではないかと思います。

キャストと二人の時間を過ごせる

キャバクラで楽しい時間を過ごした後なら一人ですぐに帰ってしまうのもどこか寂しいものです。 もう少しだけ長く一緒にいることでよりキャストとの仲も親密になり満足して帰ることができます。

キャバクラのアフターが与えるお客様へのデメリット

お客様へのメリットは心理的に大きいものでありますが、金銭的な負担なども大きいです。

次の日の予定に影響する

会社勤めのお客様がアフターをする場合、キャストのデメリットでも説明したように帰るのは明け方になります。 休日ならそれでも問題ないかもしれませんが、次の日も定時で出勤しないといけないとなると大変です。 継続的に来店していただけるためにもアフターの頻度が高すぎることは経営者としても要注意かもしれません。

送迎代がかかることも

本来仕事が終わった後、キャストたちは終電がないこともあるため、方向が同じキャスト同士まとまって送迎するということがよくあります。 しかし、アフターの場合キャストはそのような送迎サービスが受けられないことが多いため、アフターが終わった後にキャストは帰る手段がなくなってしまいます。 そのためキャストがアフターに誘われたら、お客様はタクシー代を渡さなければなりません。 アフターのご飯代や飲み代とは別に送迎代といった費用もかかるかもしれないということをお客様は念頭に置いておく必要があります。 一方でこのようなデメリットもお店としてはチャンスに変えることもできます。 次の章で各立場のデメリットを経営者としてどのようにサポートできるのか考えていきます。

キャストのアフターをサポートするキャバクラ経営者必見!

メリットも多い一方でデメリットもあるアフターを最大限に活かすには経営者はどのようなことができ、どのような助言ができるのでしょうか。

キャストが酔わないように注意する

勤務中、アフターと立て続けにお酒を飲んでいると必然的に飲んでいる量も多くなります。 アフターの場合は特にお客様もキャストを酔わせようとする可能性は高まります。 お客様が豹変する可能性は同伴に比べると極めて高いです。 お客様にバレないようにキャストがお酒の代わりにお水を飲むことでお酒の量を減らすなどして、キャストが酔わないように気をつけましょう。

終わりの時間を決める

同伴の時と同じく、アフターの時間の目安も1時間から長くとも2時間くらいとするのが良いでしょう。 理由としては、「キャストの次の日の予定に影響が出る」、「時間が長いほどキャストが危険にあうリスクが高まる」からです。 事前に何時頃には帰るつもりかなどをキャストと相談し、終わりの時間を決めましょう。

終わりの時間の伝え方

明確な帰る理由を提示できた方がキャストもお客様も快くアフターをすることができるでしょう。 お客様が理由に違和感を感じてしまうと疑念感を覚えてしまい、今後友好的な関係を築く上で障害になってしまうかもしれません。 「明確で」「筋の通った」理由を考えておくようにキャストに伝えましょう。 具体例としては、「明日午前中から予定があるから〇〇しか時間取れないけど大丈夫ですか?」など「理由」と「何時までアフターの時間を取れるのか」ということをアフターに誘われた時に伝えておくといいでしょう。 毎回違う理由を考えるのが難しければテンプレートとして、「◯時までには帰る条件でキャバクラで働いている」といった門限があることを口実にしておくと繰り返し使っても「筋の通った」理由になるので疑心を抱かせることなく毎回帰ることができるでしょう。

アフターのプランはキャスト・お店が決める

同伴と同じように行くお店などはお客様に決めてもらうのではなく、トラブルを避けるためにもお店側かキャストがお店を決めましょう。 理由は、個室などに通される可能性が高まるからです。 お店を選ぶときはオープンでありながら雰囲気も悪くないお店を選びましょう。 またお店でお金を使った後なのでリーズナブルな値段のお店の方が喜ばれるでしょう。 これも同伴と同様でアフターに利用しやすそうなお店をリストアップしてキャストに渡しておくと良いでしょう。

キャバクラでのキャストの管理はPOSシステムで!

同伴やアフターといった他の仕事にはあまり発生しない、業務時間外のキャスト活動もお客様との信頼関係構築に大きく関係しています。キャバクラの店舗業務にはキャスト管理、給与計算などの事務作業もありますが、これらは同伴による同伴バック、指名料といったキャバクラ独特のシステムによって複雑で面倒に感じるでしょう。 このようなキャスト管理に苦労されている方々にオススメなのが、 弊社の水商売専用POSシステムの「TRUST」です。 水商売POSシステム「TRUST」は、
  • 給与計算
  • 出勤管理
  • ランキング作成
  • 上記のような手のかかるキャスト管理の仕事に加え、
  • 会計管理
  • iPadで簡単に注文管理
  • 売上管理
  • 不正防止
これらの業務全てを一括して自動で簡単に処理できます。 効率化できるものは全て機械に任せて、キャストの育成などより価値のある仕事に時間と人手を回せるようにしましょう。 閉め作業が圧倒的に楽になり、無駄な業務が減るので、サービスの向上やキャストの細かい管理に取り組む余裕が生まれるでしょう。

まとめ

今回の記事では、アフターのメリット・デメリットについて紹介しました。 アフターはお客様との友好関係を長く、深く築いていくために欠かせないものです。 アフターを効果的なタイミングでキャストに行ってもらい、お客様が「リピートしたい」と思えるようなお店作りをしましょう! ]]>




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