【ガールズバーのドリンクバック相場】理想的な設定方法を紹介

これからガールズバーを経営しようと考えている方、すでにガールズバーを経営している方で、ドリンクバックの金額の設定方法に悩んでいたり、どのように計算したら良すのが良いか分からない方は多いのではないでしょうか?

今回の記事ではこれからガールズバーを経営しようと思っているオーナーさんや、すでに店舗を経営しているオーナーさんのために、

以上の3点について説明していきたいと思います。
この記事を読み、ドリンクバックの基礎知識とともに管理方法も理解していきましょう。

ガールズバーのドリンクバックと時給を3つ紹介

ガールズバーの経営において最も大事なのは、お店のコンセプトです。
お店のコンセプト次第で、ガールズバーの売り上げは大きく変わります。

左:キャストがコスプレ、ショーをしたりする、クセがあり個性の強いお店
中央:普通のお店
右:大学生など普通の女の子がいる、気軽に遊べるようなカジュアルなお店

「どのように料金を設定したらいいか分からない・・・」というガールズバーのオーナーさんもいるのではないでしょうか??
ここで、重要なのはコンセプトに合わせた料金設定をすることです。
コンセプトと料金について大まかなまとめの表を作ったので参考にして下さい。

お店のコンセプト・キャストがコスプレをして演出に力を入れる

例)バニーガール、メイド、水着、ショー

・セット料金もドリンクも高く設定する

普通の大学生がいるようなお客様が通いやすくなるようなお店を目指す

・セット料金もドリンクも低めに設定する

ドリンクバック:低

キャストの時給:高

セット料金:高

ドリンク:高

平均ドリンクバック:高

キャストの時給:低

セット料金:低

ドリンク:低

ドリンクバック10%20%30%
ボトルバック0%10%20%
時給2000~3000円1500~2500円1000~2000円
セット料金(60分)4000~6000円3000~5000円2000~4000円
ドリンク(一杯)1000~1500円1000円700円
メリット・キャストがお客様にドリンクをせがまない

・リピーターが集まりやすい

・キャストはがんばった分だけお給料が増える

・利益率が高い

デメリット・キャストが頑張って稼いでくれない

・利益率が低い

・他の店舗に比べ、差別化が図れないため客足が伸びない・キャストがドリンクをお客様に頼むようになり、お客さんの満足度が下がる

ガールズバーでのボトルバックは原価を抜くべき?

ボトルバックを計算するときに原価を抜いて計算することがあります。
原価を抜いて計算するとはどういうことなのか、原価を抜いて計算する際ののメリット・デメリットについて説明します。

ボトルバックで原価を抜くとは?

ボトルパックで原価を抜いて計算するとはどういうことなのでしょうか?
モエシャンドンを例に考えてみましょう。
仕入原価が5000円のモエシャンドンをお客様に15000円の売価で提供するとします。
売価から原価を引いてボトルバックを計算するので、
15000円 – 5000円 = 10000円
この10000円×20%=2000円がキャストへのバックになります。

一方で原価を抜かない場合だと…
15000円×20%=3000円で3000円がキャストへのバックになります。

このように、原価を抜いて計算する場合には原価を抜かないで計算した場合に比べ、計算が複雑になってしまうというデメリットがあります。
原価を抜いて計算する場合、特に紙伝票で計算する場合などかなり煩雑な計算をしなければならず、時間がかかってしまったり、ミスが生じてしまったり、といった問題も起こりえます。

原価を抜くときのメリット

採用の際にキャストにはボトルバックのパーセンテージを高く伝えることが出来るため、キャストを集めやすくできるというメリットがあります。
どういうことなのか、仕入原価5000円、売価15000円のモエシャンドンを例に考えてみましょう。

  • 原価を抜かない場合
  • キャストの面接時にボトルバックは10%と伝えます。
    15000円×10%=1500円がバックになります。

  • 原価を抜く場合
  • キャストの面接時にボトルバックは30%と伝えます。
    15000円-5000円=10000円
    10000円×30%=3000円がキャストへのバックになります。

このように、原価を抜いて計算する場合、面接時にキャストにボトルバックを高く伝えることができ、キャストを集め安くできるというメリットがあります。

(しかし実際には、原価を抜いて計算する場合、原価を抜かずに計算した場合に比べ、キャストへのバック金額は低くなりキャストとお店の信頼関係に傷が入る可能性もあります…)

原価を抜くときのデメリット

原価を抜かずに売値の20%だとすぐに計算できるというメリットがある一方で、原価を抜く場合には計算管理が大変になってしまうというデメリットがあります。
ここでも仕入原価5000円、売価15000円のモエシャンドンを例に例えてみると…

  • 原価を抜かない場合
  • バックが20%の場合は、15000円×20%=3000円とすぐに計算できます。
    一方で、

  • 原価を抜く場合
  • 15000円-5000円=10000円
    10000円×20%=2000円
    15000円のボトルバックがいくらかは原価がわからないとすぐには計算できませんよね。

原価を一つ一つ覚える必要があり大変です。
経営者は覚えられても、キャストは覚えられないといった可能性もあります。
また、計算に時間がかかりすぎるため日払いの対応が大変といった問題や、仕入れ値は価格が変動するためバックの金額をいちいち計算し管理することが大変といった問題が生じてしまうこともあります。

ガールズバーでドリンクバックを取り入れるときはお店のコンセプトが大事

ガールズバーでドリンクバックの制度を取り入れる場合、お店のコンセプトに合わせてドリンクバックのパーセンテージを決める必要があります。

  • お店の利益を重視する場合
  • お客様の満足度を高くしたい場合
  • 常連のお客様を多く獲得したい場合

それぞれの場合について、ドリンクバックとドリンクのノルマをどう設定すれば効果的かを説明していきます。

お店の利益を重視

お店の利益を重視する場合には、

  • ドリンクバックを高くする
  • ドリンクのノルマを決める

ことが効果的です。

ドリンクは原価に対し付加価値の割合がかなり高く、売価に占める原価の割合はかなり小さいです。
(原価10円のドリンクを2000円で提供するといったことがほとんど…)
お店の利益を増やしたい場合、キャストの時給も発生するため新たにお客様を入れたり、延長したりするよりも、既に席についているお客様に追加でドリンクを飲んでもらった方が利益率が高くなります。
そのため、キャストにノルマを課し、お客様にドリンクを注文してもらうように頑張ってもらい利益を増やすことが効果的です。
例えば、1時間最低何杯はドリンクを注文してもらう、などノルマを決める方法です。
ここで、ノルマの設定方法について説明します。
一般的には、ノルマを設定していないお店の方が多いですが、ここではノルマの決め方について、以下の条件をもとに考えてみましょう。

キャストの時給:1500円
キャストは2000円の時給を希望している
キャストは5時間働く
ドリンクバック:30%
ドリンク料金:1000円

ここで、キャストが1時間に2杯お客様にドリンクを飲ませてもらうことができれば、
1500円(時給)+300円(ドリンクバック)×2杯=2100円
2100円の時給になります。
1日5時間働くので、1日10杯お客様にキャストの分のドリンクを頼んでもらえれば、
1500円(時給)×5+300円(ドリンクバック)×10杯=10500円
10500円÷5時間=2100円(時給)
キャストの時給2000円の達成が可能になります。
ノルマを設定する際のメリット・デメリットとしては、
メリット:キャストのやる気を保ちつつ、売上も上がる
デメリット:キャストの採用が難しくなってしまう
ことが上げられます。

お客様の満足度を高くしたい

お客様の満足度を高くしたい場合には、

  • ドリンクバックを高くしすぎない
  • ドリンクのノルマを決めない

ことが効果的です。
ドリンクバックを高く設定したり、ドリンクのノルマがあるお店では、キャストはお客様にドリンクを注文してもらうように頑張ります。
お客様からすれば、キャストの飲み物代も負担することになるので、無理にお酒をせがまれると嫌な気持ちになってしまいます。
お客様の満足度が高いお店にするためには、キャストのドリンクの注文を減らすことが効果的になります。

常連のお客様を多く獲得したい

常連のお客様を多く獲得したい場合には、

  • ドリンクバックは普通
  • ドリンクのノルマを決めない
  • 売上バックを作る

ことが効果的です。
常連お客様を獲得するためには、リピーターのお客様を増やすことが効果的です。
そのためには、お客様の満足度を高くすることが必要です。
ドリンクバックは普通くらいに抑え、ドリンクのノルマは決めずに、売上バックを作ることで、キャストがお客様にドリンクを無理にせがまず、その代わりキャストが他の方法で売上をあげるために頑張ることになります。

ガールズバーではドリンクバックの管理は超重要

ガールズバーではドリンクバックの管理が超重要です。

ドリンクバックを管理する一般的な方法の1つとして、注文が入るごとにそのテーブルに割り振られている紙伝票に記載していく方法があります。
この場合、営業時間終了後に全ての紙伝票を集めた上でキャスト全員分のドリンク数をそれぞれ計算する必要があります。
また紙であるため、営業日分を管理し保管するのもとても大変です。
他の方法として、ドリンクチケットを利用する方法もあります。
お客様からキャストにドリンクを入れてもらった場合にキャストがボーイに対してドリンクを注文します。
その際にキャストはドリンクチケットに自分の名前と注文するドリンク名を記載して、ボーイに渡します。
ボーイはドリンクチケットの内容を伝票に移して、チケットをボックスの中に入れておきます。
こちらも営業終了後にチケットを全てキャストごとに分け、枚数を数える必要があります。また、店舗が忙しい場合に、ドリンクチケットの書き忘れや重複が起こる可能性もあります。
そのような場合、キャストの不満が溜まり「私飲んだんだけど〜」などと文句も生まれてきてしまいます。

キャストはドリンクの杯数を数えている

稼ぐキャストはプロ意識があるため、ドリンクバックの数や金額を常に自分で計算しています。
ドリンクバックの金額で自分の給料も変動するからです。

うまくドリンクが獲得できるようにキャストを教育する

ドリンクバックを獲得するためには、お客様が何回もドリンクを注文する必要があります。
煽るのではなく、グラスのお酒の量が少なくなったら、「お代わりはいりませんか?」と上手くお酒を進めることがポイントです。
ドリンクを上手くお客様に注文してもら得るように、キャストを教育することも重要です。

杯数の集計を間違えてキャストと喧嘩することもある

店舗側で数えていたドリンクバックの数と、キャスト側で数えていたドリンクバックの数に差異が生まれると、キャストと店舗との信頼関係を傷つけることになりかねません。

確実に集計するには水商売専門POSシステム「トラスト」がおすすめ

では、ドリンクバックの管理を効果的・効率的に管理する方法はないのでしょうか。

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また、毎営業日ごとにデータはクラウド上に保管されるため、アプリのシステム内にデータが残る心配もありません。

この水商売POSシステム「トラスト」を導入することにより、
①女の子との信頼関係を崩してしまう恐れがあるドリンクバックの管理
②それぞれの集計を行う時間、人件費の削減

を同時に行うことができます。
またこれらのデータを利用することで、瞬時にどの女の子がドリンクをたくさん飲んでいるかなどのランキングを作成するなどのデータ管理も今まで以上に簡単に行うことができます。

まとめ:ガールズバーでのドリンクバックの管理には水商売POSシステム「トラスト」が効果的

さて、今回の目標であったガールズバーのドリンクバックの設定と管理について、より深く理解していただけたでしょうか?

ガールズバーでは、ドリンクバックの金額をどう設定するかで、お店の雰囲気はかなり変わります。
どのようにお客様を増やしていきたいか等のお店のコンセプトによって、そのお店に合ったドリンクバックを決めることが重要です。
ドリンクバックの設定が決まった場合は、速く正確に計算する必要があります。
水商売POSシステム「トラスト」を使うことで、面倒な計算も一瞬で正確に終わらせることが可能になります。
水商売POSシステム「トラスト」を使ってみてはいかがでしょうか?




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