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キャバクラでの付け回しは、経営において重要な役割を果たします。 お客さんの好みとキャストの特徴を把握して、最適な付け回しをすることはベテランの黒服でも難しいことです。 しかし、自分のお店を繁盛させるためには、最適な付け回し技術を身につける必要があります。 そこで今回の記事では、
- 付け回しの仕事内容
- 鉄板の付け回し方法
- POSシステムを使った付け回し術
キャバクラの付け回しは最も重要なポジション
キャバクラ経営でキャストの質を重視している店舗は多いですが、それと同じくらい付け回しも売上アップに欠かせない要素です。 キャバクラとは、キャストとお客さんのマッチングです。 お客さんの好みには- 派手系
- 清楚系
- 盛り上げ上手
- セクシー系
付け回しは売上を左右する
全国にキャバクラは多数ありますが、繁盛しているキャバクラは少数です。 その繁盛しているキャバクラは、お客さんのタイプや状況に合わせた付け回しを行っています。 キャバクラ経営では、指名客を獲得することが売上アップの鍵となります。 そして、指名客を作るためには、フリーで来たお客さんを楽しませなければなりません。 しかし、初めてのお客さんの好みは当然わかりません。 ここで付け回しのスキルが影響してきます。 お客さんの好みを瞬時に判断して、最適なキャストをマッチングさせます。 すると、お客さんの満足度が上がり、場内指名や延長、本指名へと繋がっていきます。 また、常連さんにも最適な付け回しを行うことが重要です。セット時間が少なくなったときに指名していたキャストを席に戻すことで、延長を申し込んでくれます。 このように付け回しは指名や延長につながるので売上に大きな影響を及ぼします。付け回しは誰でも簡単にできるわけではない
付け回しを効率的に行うためには、- 初対面のお客さんの好みを察知する
- キャストの特徴を把握する
- お客さんの表情をチェックする
- 時間の管理を行う
キャバクラの付け回しの主な仕事
次に付け回しの仕事内容を紹介していきます。 「付け回し」とはキャストをテーブルに「付け」たり「回し」たりすることです。 お客さんに最適なキャストを付けて、効率よく回すことが仕事です。 フリーのお客さんには多くのキャストを回すことで、好みのキャストにあたる可能性が高まります。 よって、時間をしっかりと管理して付け回しを行いましょう。フリーで来たお客さんにキャストを割り当てる
フリーで来店したお客さんにキャストを割り当てます。 お客さんを見たら最低限以下の4つを確認しましょう。- お金を持っていそうか
- どれだけ酔っているか
- 今後常連になりそうか
- お金を払う人は誰か
フリーのお客さんの時間を管理してキャストをチェンジする
キャストのチェンジは延長や場内指名を獲得する確率をあげるために行います。 チェンジの目安は15~20分です。 チェンジの際に少しでもお客さんが名残惜しい顔をしたら、チャンスです。お客さんのセット時間が残り10分になった時間を目安に、そのキャストをお客さんのもとに戻しましょう。そうすることで、お客さんが延長を申し込む確率を上げることができます。また、チェンジの際に黒服がそっとお客さんに「場内指名すればずっとあなたのそばにいますよ」などと声をかけるのも有効でしょう。指名のあるお客さんにヘルプを案内する
キャストの指名が被ってしまった場合は、ヘルプのキャストを付けます。 しかし、お客さんにとって指名したキャストがいなくなることは、気分が良いものではありません。 したがって、適当にキャストを付けてしまうと指名したキャストの喪失感とヘルプのキャストへの不満からお客さんの満足度が低下し、お店へのクレームに繋がる可能性があります。 クレームを避けるためにも、ヘルプには指名キャストとタイプが似ているキャストや話し上手でお客さんに寂しさを感じさせないようなキャストを付けましょう。指名が被っているお客さんの席の配置を考える
指名が被っているお客さんの席は、なるべく離すようにします。 自分が指名したキャストが隣の席で楽しそうに飲んでいると、お客さんは良い気持ちがしません。 予期せぬ事で隣同士になってしまった場合には、割引などを条件にして席を移動しましょう。終了時間前のお客さんに延長の取れるキャストを割り当てる
延長を獲得するため、終了間際のお客さんに人気キャストを付けます。 これにより、場内指名と延長をダブルで獲得することができます。 延長が取れるキャストは感覚的に把握することもできますが、POSシステムなどを使うと自動で延長率を計算してくれます。お客さんの情報を把握しておく
お客さんの性格や情報を瞬時に判断することができれば、最適な付け回しを行うことができます。 そのために、来店時にお客さんのタイプを予想し、お客さんが帰ったあとにキャストと答え合わせをしたり、性格をキャストから積極的にヒアリングしても良いでしょう。お客さんのちょっとした動作を見逃さずにキャストを配置する
お客さんが楽しんでいるいるサインは、- キャストの方を向いて喋っている
- 前かがみになっている
- 距離が近い
- 笑顔が多い
ドリンクをもらったら数分間は付け回さない
キャストがドリンクをもらった場合には、すぐに回さないようにしましょう。 ドリンクをおごった直後にキャストがいなくなり、他の人と自分が払ったお酒を飲んでいると、お客さんが怒ってしまいます。 最低限のマナーとして、キャストが飲み終わるまではキャストを付けたままにします。キャバクラ行われている付け回しの方法
次に付け回しの方法を紹介していきます。 基本的な考え方は同じですが、お店によってやり方は異なります。 今回の記事では、- ボード回し
- グループ分け
- 独自判断
ボード回し
ボード回しでは、お客さんの性格や仕草は一切気にせずに回していきます。 お客さんの数と席をボードに入力して、時間になったらキャストをチェンジします。 ボード回しの利点は、回転ミスやキャストの付け忘れによる時間ロスがなくなることです。 しかし、システム的に管理しているため、イレギュラーな対応はできなくなります。 それにより、延長や場内指名のチャンスを逃す確率が高くなります。グループ分け
キャストを複数のグループに分けて、バランスを考えて付け回しを行います。 よく使われるシステムであり、間違いが少ない付け回し方法です。 グループ分けには何パターンかあります。- 人気があり、優先するべきキャスト
- 指名が数本あり、自分の給与分は稼げるキャスト
- 新人や体入などで指名をもっておらずヘルプが中心のキャスト
- 本指名が取れるキャスト
- 場内指名が取れるキャスト
- ヘルプ中心のキャスト
独自判断
最近のキャバクラで多く採用されている方法が独自判断型です。 特定のルールを決めずに、付け回し担当者が独自で回していきます。 キャストの特徴をよく理解して、ピッタリのお客さんに付けていきます。 付け回しが上手な人が担当になれば、お店の売上を増加させることができます。 しかし、できない人が担当になると、お店は混乱状態に陥ります。 誰がどの席に付いたかが判断できなくなり、ミスに繋がります。 独自判断の付け回しは、難易度は高いですが、延長率などのキャストの特徴やお客さんの残り時間などの情報を把握していれば強力な方法です。POSシステムを使ったキャバクラ付け回し術
POSシステムのTRUSTを活用することで- ボード管理
- 独自管理