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「水商売の意味や由来って何?」
お客さんや日常会話で水商売という言葉を使うことはあっても、そもそもの水商売の意味や由来を正しく理解していますか。
また、意味や由来を聞かれた時に答えられなかった経験はありませんか?
そこで今回の記事では、
- ・水商売の意味
- ・水商売の名前の由来・語源
以上の2つを紹介していきます。
水商売の名前の意味や語源を理解することで、明日から話せる豆知識を手に入れましょう!
意外と知られていない水商売の意味
そもそも水商売とは「客の人気によって収入が左右される、本質的に不安定な商売」を意味しています。
これは要するに、年齢的に先の見通しが立たなかったり、人気によって収入が左右されやすい、といった職業のことで、具体的に言うと、
・スナック
などの「風俗業」が挙げられます。
ただ、以前は以下のような業種も水商売と呼ばれることがありました。
・歌舞伎
・演劇
・芸能人
・歌手
・スポーツ選手
こういった、成績次第で収入が変わってくるスポーツや芸能界も、広い意味では水商売に当てはまります。
とはいえ現在は風俗業を指すことが多くなっておりますので、基本的には「水商売=風俗業」といったイメージを持っておけば問題ありません。
水商売の意味を聞かれたら由来や語源も答えよう!
次に水商売の名前の由来や語源を説明していきます。
ここまでの「水商売」の意味を解説してきましたが、キャバクラなどの風俗業は水を専門で売っているわけではありませんよね。
それではなぜ風俗業は「水商売」と呼ばれているのでしょうか?
これには、水商売という言葉の語源や由来が関係しています。
水商売の由来・語源は諸説ありますが、今回は以下4つの由来・語源を紹介します。
・元手がかからない様子
・「泥水商売」からの派生
・お茶屋さんの「水茶屋」からの由来
それぞれの由来・語源をチェックしていきましょう。
水商売の由来①:水のように安定しない職業
水商売の語源としてまず挙げられるのが、「水のように安定しないさま」から来ているという説。
収入などが安定しない様子を、流れ去る「水」を使って表現しています。
実際、キャバクラやスナックなどの水商売は、
・流行
・お客さんの気分
などに左右される、非常に不安定な商売です。
流れる水の様子から、このような安定しにくい職業を水商売と言うようになりました。
水商売の由来②:元手がかからない様子
次に紹介するのは、元手がかからない水を売るような職業を指す言葉とし「水商売」という言葉が生まれたという説です。
というのも、キャバクラのキャストやスポーツ選手は、自分自身を商品として働いています。
よって、水と同じく基本的に元手はかかりません。
「元手が要らない水を売るような商売」という語源も1つ覚えておきましょう。
水商売の由来③:泥水商売からの派生
次に紹介するのは、泥水商売から派生してきたという説です。
江戸時代には、芸妓や娼婦の仕事のことを「泥水商売」「泥水稼業」と呼んでいました。
芸妓さんは着ている衣装は派手で華やかですが、労働環境や仕事内容は泥水のように汚れていると言われていたためです。
こういった背景から、現在でも一部の職業が水商売と呼ばれていると言われているようですね。
水商売の由来④:お茶屋さんの「水茶屋」からの由来
最後に紹介するのは、お茶屋さんの水茶屋に由来しているという説です。
江戸時代には水茶屋と呼ばれる休憩所があり、道端や境内でお菓子やお茶を提供して、人々の休憩所となっていました。
この水茶屋には、看板娘と呼ばれる綺麗で可愛らしい女性がいました。
するとそのうち美しさが話題になり、お菓子やお茶よりも看板娘目当てでお店に通うお客さんが出てきたのです。
そして、その人気にあやかって他のお茶屋さんも競うように美しい看板娘を置くようになりました。
この水茶屋が現在の水商売の原型になったと言われているようです。
現在の水商売にはたくさんの種類がある
一昔前の水商売といえばキャバクラやスナックしかありませんでしたが、現在は「水商売」というと多くの種類の職業が存在しています。
大きく分けると性風俗とそれ以外に分かれ、性風俗以外ですと主に以下6つのものが挙げられるでしょう。
- ・キャバクラ
- ・朝キャバ
- ・ガールズバー
- ・クラブ
- ・ラウンジ
- ・スナック
それぞれどのような水商売なのか、簡単に紹介していきます。
キャバクラ
キャバクラは水商売の中でも圧倒的に店舗数が多いです。
ママがおらず、キャストがそれぞれ1対1でお客さんを接待するのが基本的なスタイル。
そのため、いいキャストを捕まえられるかどうかがお店の発展のカギだといえるでしょう。
キャバクラの語源・由来
キャバクラの由来・語源は、「キャバレー」と「クラブ」を組み合わせたものからきています。
キャバレーの「明朗会計」「カジュアルさ」とクラブの「高級感」を掛け合わせて生まれたものがキャバクラだそうです。
また、女子大生がライトに接客を行っていた「キャンパスクラブ」が由来であるという説もあります。
朝キャバ
朝キャバとは、その名の通り朝~昼にかけて営業するキャバクラです。
基本的には夜キャバと変わりませんが、時間帯的にお客さんが来にくいようで、
・その分、アルバイト感覚で気軽にキャストを始めやすい
といった辺りが特徴とされています。
ガールズバー
ガールズバーとは、キャバクラと同じように女性とお酒を飲みながらお話しできるバー。
ただ大きな違いとして、「女性は隣に座らず、カウンター越しでお話しする」という点が上げられます。
密着度が下がる分気軽に働き始める女性も多いようですが、お店・キャストどちらにとっても、稼ぎやすさはキャバクラには劣るようです。
クラブ
クラブとは、簡単に言うと「キャバクラをより高級にしたようなイメージ」のお店です。
お金がある方が来店することが多いため、食事・挨拶・言葉遣い等のマナーは勿論、新聞を読んだりして幅広い話題に対応したりすることも求められます。
ママさんがいて、ホステスと共に団体接客をするのが特徴。
レベルの高いスタッフを揃える難易度は高いですが、かなり稼ぎやすい部類の水商売だといえるでしょう。
クラブの語源・由来
クラブの語源は会員が集まる「club」という英語が由来とされています。
18世紀後半に様々なクラブが日本各地で誕生し、その中で「男性会員が女性ホステスに接待してもらう」といったお店が生まれ、「クラブ」と呼ばれるようになったそうです。
ラウンジ
ラウンジとは、「クラブを少し緩くしたイメージ」のお店。
いわゆる「富裕層」といわれるお客さんの来店は少ないでしょうが、団体接客するという点でラウンジと同じです。
クラブと同じで、指名がない分システムもそこまで難しくありません。
ラウンジの語源・由来
「ラウンジ」の由来は、「くつろげる場所」を意味する「Lounge」とされています。
確かに、ラウンジというと個室でソファでくつろげるモノが多く、非常にリラックスできるお店が多いイメージですよね。
スナック
スナックとは、カウンター越しでママや少数のキャストが接客してくれるお店です。
キャストが少数で済むので、開業のハードルはかなり低い部類に入るでしょう。
ただし、大きく稼ぐというよりかは、少ない経費で細々と稼いでいくといったイメージです。
スナックの語源・由来
スナックの語源は、英語の「snack bar」とされています。
ちなみに「snack bar」とは、軽食(snack)を提供するバーのこと。
これら6つの水商売の詳しい違いは水商売の6つの種類と特徴を確認してください。
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水商売の意味と由来から自分の職業について詳しく知ろう!
今回の記事では水商売の意味と由来を紹介しました。
水商売の経営者やボーイの人も意外と知らないことがあったのではないでしょうか?
お客さんとの会話やキャストとの雑談の中で水商売の言葉の由来の話になった時は是非教えてあげてください。