目次
水商売の開業を考えている方で、
「水商売を開業したいけど、水商売にはどういった特徴があるのか分からないから決められない」
「そもそも水商売にはどういった種類があるの?」
といった悩みを抱えている方はいるのではないでしょうか。
この記事はそういったお悩みを解決します。
それぞれの違いを理解し、自分にあった水商売を見つけましょう。
記事は以下の6種類について説明していきます。
- キャバクラ
- 朝キャバ
- ガールズバー
- クラブ
- ラウンジ
- スナック
また、それぞれの種類に関して以下の観点から解説します。
- 始めやすさ
- キャストの集めやすさ
- どれだけ儲かるか
- システムの複雑さ
まずはこちらの表で一度全体像を把握しましょう。
4=とても良い(比較的簡単)
3=良い
2=あまり良くない(少し難しい)
1=良くない(難しい)
始めやすさ | キャストの集めやすさ | 儲かり度 | システムのむずかしさ | 合計 | |
キャバクラ | 4 | 2,5 | 4 | 2,5 | 13 |
朝キャバ | 4 | 2,5 | 2,5 | 2 | 11 |
ガールズバー | 3,5 | 2 | 2 | 2 | 9,5 |
クラブ | 1 | 2 | 4 | 2 | 9 |
ラウンジ | 2 | 2 | 3 | 3 | 10 |
スナック | 3 | 3 | 2 | 3 | 11 |
では実際に見ていきましょう。
知っておきたい水商売の種類と特徴(キャバクラ・朝キャバ)
キャバクラ・朝キャバは1対1の接客が特徴です。
キャバクラと朝キャバは仕事の内容やシステムは同じですが、
ターゲットとなるお客さまと営業時間が大きな違いです。
キャバクラは、夕方18~20時から深夜0時
朝キャバは、日の出からお昼頃まで
となっております。
ではそれぞれ他に、どういった特徴があるのか実際に見ていきましょう。
キャバクラ
キャバクラは水商売の中でも客層のお店の特徴の幅が広く、
客単価が1万円以下の安めお店もあれば4万円以上の高級店まであります。
よってその数あるお店の中でどうやって、お客様に喜んでもらうかが鍵になります。
1対1での接客のため、
キャストをどうやってアフターに誘うか、といったプロセスをお客様が楽しむことができるのがキャバクラの特徴です。
1杯いくらという居酒屋と違い、
1時間~円というように時間に応じて料金が発生します。
それに加えて、キャストへの指名料や延長代の料金が加わります。
また社交飲食店として、夜0時までの営業時間に限られます。
・始めやすさ=4
大きな厨房が必要ないなど、初期投資が安く済みます。
店舗数が多く居抜き物件が見つかりやすいということもあります。
居ぬき物件については、
【キャバクラ・スナック】居抜き物件でうまく開業する方法を解説します!
・キャストの集めやすさ=2.5
お金をたくさん稼ぎたいという女性はどの時代でも多いです。
体入の求人サイトも多くあり、キャストを集める手段が多くあります。
ただし、体入しても入店してくれないことが多かったり飛んでしまうこともあるため、
一概に簡単とは言えません。
体入した女の子を確実に入店してもらうための方法は、以下を参考にしてください。
キャバクラ経営者必見!体入した子を確実に入店させる4つのポイントとは
・どれだけ儲かるか=4
時間に応じて料金が発生するので回転率が良く、
セット料金として安定した利益を得られます。
またキャバクラは居酒屋やレストランと違い、
利益率がとても高いのもキャバクラの魅力的な点です。
キャバクラの利益率に関しては、以下を参考にしてください。
キャバクラの利益率は何%が最適?数字を利用した経営術
水商売の中でも1番メジャーなナイトレジャーというのも儲かる要因です。
・システムの複雑さ=2
キャバクラは給与システムも含め、お店の料金システムが多少複雑です。
なぜならキャバクラの場合、キャストの成績やバックによって給与が変わるからです。
よって、度々変化のある給与を管理することは経営する上で大変な作業になります。
開業時に知っておきたいキャバクラのシステムと給与システムはこちらを参考にしてください。
朝キャバ
朝キャバはその名の通り、普通のキャバクラと違い早朝から開店します。
今までは夜に営業するキャバクラが主流でしたが、最近では朝キャバも注目されています。
朝キャバの特徴は何といっても早朝からお昼前後の営業なので、
昼夜逆転することなく働くことができます。
よって体にあまり負担をかけず健康的に働きたいという方には適しています。
朝キャバのお客となるのは他店舗のボーイやホスト、
オーナーなどの同業者が多いです。
風営法の社交飲食店という括りから、朝キャバは日の出から営業活動が可能です。
つまり、日の出(朝の5~7時頃)からお昼頃が目安です。
・始めやすさ=4
夜に営業するキャバクラと同じように、
初期費用が少ないため比較的少ない資金で開業することが可能です。
夜間にスナックやキャバクラを営業しているお店の朝の時間を借りて、
朝キャバを営業するお店もあります。
この場合はさらに初期投資が少なくなります。
・キャストの集めやすさ=2.5
特徴として、OLや主婦、シングルマザー、学生など、夜間に働くことが難しい女性からの需要があります。
また、夜間に営業しているキャバクラと比べて朝キャバは店舗数が少ないため、その分キャストの取り合い競争率は低くなります。
・どれだけ儲かるか=2.5
夜間に営業しているキャバクラと比べると客単価は安いですが、うまくいけばキャバクラにも匹敵する売上を得ることも十分可能です。
・システムの複雑さ=2
システムの複雑さは普通のキャバクラと同じです。
知っておきたい水商売の種類と特徴(クラブ・ラウンジ)
基本的に団体接客スタイルで、ラウンジとクラブの大きな違いはありません。
ただお店の敷居や料金の高さが違うぐらいです。
ではクラブについてから見ていきましょう。
クラブ(ママとして経営する方向け)
クラブは水商売の中で最も敷居が高く、テーブルマナーやノルマに関して厳しい業種です。
キャバクラのように1対1ではなく、複数による接客です。
また、クラブの場合はキャストではなくホステスと呼びます。
始めやすさ=1
クラブは他の水商売と比べると開業が難しいです。
理由は、クラブは他の水商売と比べると高級で敷居が高いため、その分ホステスの接客に求められる要素も高くなるからです。
また敷居や料金が高くなるということは、
所得の高い人が多い場所に店をかまえる必要があります。
しかし、そういった場所には既に顧客を獲得しているライバル店が多いため、出店が難しくなります。
・キャストの集めやすさ=2
クラブのホステスは、キャバクラやガールズバーのような若い女の子ではなく、
20代~30代後半の落ち着いた教養のある女性が好まれます。
ただ容姿がカワイイだけではなく、大人びた雰囲気や教養がある程度必要です。
その分ホステスの集客は難しいです。
しかし、最初からそういった落ち着きや教養が十分なくても教育によって身につけることもできるので、
そこは経営者に力量によってキャストの集めやすさは変わっていきます。
・どれだけ儲かるか=4
客単価がとても高いので、そこまで集客できていなくても良い顧客を獲得することができれば売上には期待ができます。
また他の水商売と違い、常連客となる率が高いため、
軌道に乗れば大きな売上を期待できます。
・システムの難しさ=2
給与システムなどお店のシステムに関しては複雑なものはありません。
しかし、接客に関してはクラブ特有の難しさがあります。
その難しさとは、接客です。
高級感のある業種のため、お客はも自然とホステスの接客に大きな期待を持ちます。
富裕層の方に失礼のないような対応をする必要があります。
ラウンジ(ママとして経営する方向け)
ラウンジは2時間で10000円前後の料金が発生するお店が多いです。
こちらもクラブと同じように複数による接客で、クラブを少しゆるくしたお店がラウンジと理解してよいでしょう。
そのためホステスの年齢層も20~30代と少し高めになります。
・始めやすさ=2
始めやすさの要素はキャバクラと同じように初期投資の安さです。
キャバクラと比べるとホステスの年齢層は高いです。
よって若い女の子のマネジメントが苦手だったり、
高めの年齢層(20代~30代後半)との人脈がある場合はラウンジの方が向いているかもしれません。
・キャスト(ホステス)の集めやすさ=2
クラブよりもリーズナブルなお店になりますので、
求められる接客のスキルがそこまで高くない分ホステス集めもやりやすいといえます。
またホステスの年齢層が高いため、
開業する方もホステスと同じ・または上の年齢の方が信頼を得やすく集客しやすいです。
・どれだけ儲かるか=3
キャバクラに来るようなお客よりも比較的年齢層の高いお客からの需要があります。
よって、キャバクラには来ない年齢層のお客を取り込めるという点で儲かります。
・システムの複雑さ=3
ラウンジもキャバクラのように給与システムが複雑でなかったり、
指名がないため営業に関する複雑さはありません。
知っておきたい水商売の種類と特徴(ガールズバー・スナック)
ガールズバー・スナックは基本的にカウンター越しの接客スタイルが多いです。
水商売の中では比較的売上が低い方なので、
純粋に自分のお店を持ちたい・お客とのコミニュケーションが好きという方には適しています。
ではまず、ガールズバーから見ていきましょう。
ガールズバー
ガールズバーはキャバクラのようにキャストがお客の隣に座るのではなく、
カウンター越しに接客をするスタイルのお店です。
現在は、キャバクラからガールズバーに切り替えている店舗もあります。
これはキャバクラでは競争が激しいので、そこまで競争の激しくないガールズバーに移ったと考えられます。
ガールズバーの接客はどこまでが法律違反なのか疑問に思っている方がいるのではないでしょうか。
そのような疑問をお持ちの方は、
ガールズバー経営者が絶対に知っておくべき接待の基準を参考にしてください。
・始めやすさ=3.5
キャバクラと同じように女の子がメインの商品になりますので、高い設備投資は必要ありません。
物件もキャバクラと比べると小さいお店になります。
よって、比較的安価な賃金で開業をすることができます。
・キャストの集めやすさ=2
キャバクラは指名争いや、ドリンクバックのランキングがあるためキャスト間の争いが激しい場合があります。
また、キャバクラはお客様のとなりに座っての接客です。
中にはキャバクラで働くことに対して以下のような不安を感じる女の子がいます。
「普通のバイトよりも稼ぎたいけど、キャバクラのように競い合いたくはない」
「お客さんの隣に座るのは少し恐い」
ガールズバーはカウンター越しの接客なのでお客さんからのおさわりや、
性的なイメージが少ないのでキャストにとっては安心感が持てます。
よって、より気楽に働くことのできるガールズバーは、このような女の子からの働く需要があります。
・どれだけ儲かるか=2
キャバクラよりも安価で女の子と話すことができるので、
キャバクラの需要がこれからもあることが予想されるように、
ガールズバーの需要もなくならいでしょう。
また、キャバクラと違ってビラ配りによる集客ができ、営業時間も長いです。
よって集客するための手段と時間の長さの点からガールズバーは集客しやすいといえます。
しかし、客単価はキャバクラと比べると少なくなるため、その分売り上げも低くなります。
・システムの複雑さ=3
ガールズバーはキャバクラのように付け回しや複雑な給与システムがないため、
比較的経営しやすいです。
スナック(ママ)
水商売の経験を活かして開業する方が多いです。
時間制ではなくフリータイム制でボトルキープが一般的です。
また他の水商売と比べて低い料金設定です。
・始めやすさ=3
スナックも他の水商売と同じように、初期投資が安く済みます。
また、少数のキャストで営業することができるので、水商売の中でも始めやすい業種です。
・キャストの集めやすさ=3
キャバクラなどと比べると、キャストに支払う給与が低いためスナックで働くことの需要は低いです。
しかし、必要キャスト数が少ないです。
数人で十分という点でキャストの集めやすさは比較的簡単といえます。
・どれだけ儲かるか=2
スナックは男性だけでなく女性のお客が多いお店もあります。
そのため、潜在顧客の幅は広いと言えます。
また、スナックは「恋愛」というよりもスナックのママやキャストの「会話」を売りにしている業種です。
よって、お客との関係が親密になりやすく、長く常連客として来店してもらえる可能性が高いです。
ただし、潜在顧客は多いですが他の水商売の業種と比べると、比較的客数は少ないです。
よってこの記事で紹介している水商売の業種と比べると売り上げは比較的低いです。
ですが、常連客をうまく増やすことができれば高い売り上げを得ることも十分可能です。
・システムの複雑さ=3
スナックも特別複雑なシステムはありません。
チェックリストに従って開業までのスケジュールを立てる
水商売の開業時にはやらなければならない作業がたくさんあります。その全てを紙に書き出すことは、開業の経験者でも難しいことです。
- 開業までに何を行えばいいのか
- 業者選定の優先順位は?
- 開業までのスケジュールを立てたい
チェックリストに従って開業準備を行うことができます。
是非ご活用ください。
総ダウンロード数1万を突破!水商売のお役立ち資料一覧
水商売開業を徹底サポート!役立ち開業資料を無料ダウンロード
「どの水商売を開業するかは決めたけど、開業のやり方が分からない、、」
「やり方はなんとなく分かるけど、成功する開業のポイントは何かあるの?」
開業する上で、このようなお悩みや疑問を抱えている方もいるのではないでしょうか。
そのような方に向けて今回水商売開業に関する特別資料をご用意しました。
こちらの資料は無料でダウンロードすることができます!
こちらの資料を読むことで、水商売開業がスムーズに進むはずです。
この機会にぜひ参考にしてみてください。
総ダウンロード数1万を突破!水商売のお役立ち資料一覧
開業後の経営もスムーズ!水商売専用POSシステム「TRUST」とは?
開業をスムーズに進めることも大事ですが、
より重要なことは開業後の経営です。
実際に水商売経営をするとなるとキャストの管理や面倒な給与計算、
売上管理をする必要が生じます。
営業後にエクセルなどに日報を打ち込むことはとても面倒な作業です。
特に開業直後は、色々なトラブルが生じる場合が多く、
日報を打ち込む作業はできれば避けたいと感じるものです。
また、水商売の特徴として紙伝票での注文が挙げられます。
紙での注文はトラブルも多く、普通の飲食店よりも手間が多いです。
しかし、このような水商売特有の面倒な要素を解決する施策があります。
それが、弊社の水商売専門のOSシステム「TRUST」です!
「TRUST」は面倒な給与計算や売上計算を自動で且つ、一瞬で処理します。
それ以外にも「TRUST」には以下のような役立つ機能があります。
•IPadによる簡単な注文受け取り(伝票をキャッシャーに渡す必要なし!)
•自動で売上計算
•キャストの給与管理
•不正防止(レジからお金を抜かれる心配なし)
•IPadなので最新な雰囲気をお客に与える
開業時から最新のPOSシステムを導入して開業後もスムーズに経営できると良いのではないでしょうか。
最新の水商売専門POSシステム「TRUST」を導入して、他店に差をつけましょう。
まとめ:種類やメリットを理解して開業しよう
いかがでしたでしょうか。
水商売と言っても以下のように6つも種類があります。
•キャバクラ
•朝キャバ
•ガールズバー
•クラブ
•ラウンジ
•スナック
また、それぞれの水商売にはそれぞれ特徴があることを理解できたのではないでしょうか。
水商売にはどんな種類があってどういった業界なのかを網羅的に理解し、
それぞれの特徴を抑えている方が、水商売選びの失敗を避けることができます。
開業する方の持っている経験や好みから自分に合った水商売を選びましょう。