- キャバクラの黒服ってどんな仕事?
- 黒服の給与は高い?その分キツい?
「キャバクラの黒服として働きたい!」と思いつつも、上記のような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか?
本記事では、そんなキャバクラの黒服に関する疑問にお答えするべく、以下の内容を解説していきます。
- キャバクラの黒服の給与は?
- キャバクラの黒服の具体的な業務内容
- キャバクラで黒服として働く際の注意点
読後はキャバクラの黒服の業務内容が具体的に理解できるはずですので、働こうか検討中の方はぜひ参考にしてみてください。
キャバクラの黒服の給与は?
キャバクラの黒服の給与は、以下の役職ごとに異なります。
- アルバイト
- 正社員
- 店長
これらの役職ごとの給与を、それぞれの仕事内容と共に紹介していきます。
アルバイトの給与
キャバクラの黒服のアルバイトの平均給与は、時給「1,000〜2,000円」ほどです。
業務内容としては、以下が挙げられます。
- 掃除〜片付け
- ウエイターや買い出し業務
基本的に雑用系の業務が多く、初めのうちは時給1,000円と平均程度の給与になることも多いでしょう。
キャストのサインを見つつ連携したり、ドリンクの発注や買い出し業務をしたり等、やれることが増えていくたびに給与が増えていくイメージです。
一般的な飲食店のホール業務と似た業務内容ですが、お店によってはお客さんに呼ばれて卓についたり、後述の「つけ回し」やイベント企画などを任されたりする場合もあるようです。
正社員の給与
キャバクラの黒服の正社員の給与は、月給「30万円〜40万円」ほど。
都心のキャバクラですと月給60万円前後のお店も多いようです。
業務内容としては、以下の通り。
- つけ回し
- イベント企画
- キャストの管理
「つけ回し」とは、女の子をどの卓に「つける」か、そして既に卓についている女の子をどの卓に「回す」かなどの判断を行う業務です。
つけ回しは「あのテーブルはA子を付けたら盛り上がるな」「このお客さんならB子でも大丈夫そうだ」というように、キャストごとの特性やテーブルの雰囲気などを正確に把握していないと務まりません。
延長やドリンク注文などにも大きく関わり、お店の売上に直結してくる重要な業務です。
このほかキャストの勤怠管理やメンタルケア、そしてお店のイベントを企画したりするのも正社員黒服の仕事内容。
一般的な会社員より給与は高めですが、それに見合った重要な業務が多いです。
店長の給与
店長クラスになると、低くても月給「30~40万円」、都心や儲かっているキャバクラだと月給「100万円」を超えるケースも珍しくありません。
業務内容としては、主に以下が挙げられます。
- 面接採用や経理業務
- 全体の管理業務
店長クラスになると、全体の管理業務を行うことになります。
お店の状況によって、足りない部分に全て対応するようなイメージを持っておくといいでしょう。
あらゆる業務に精通している必要があることに加え、キャストや黒服の管理・教育も行う必要があります。
決して簡単とは言えませんが、学歴や資格がなくとも月収100万円以上稼げる可能性があるというのは、やはり夜職ならではの魅力だと言えるでしょう。
キャバクラの新人黒服の具体的な業務内容
続いては、実際のキャバクラ営業の流れとともに、具体的な黒服の業務内容を見ていきましょう。
- 開店前
- 営業中
- 閉店後
開店前の仕事内容
新人黒服の開店前の仕事内容は、主に以下の通り。
- テーブル拭きや店内掃除
- お酒や食品などの搬入作業
- 必要なものがあれば買い出し
基本的には清掃や搬入などのルーティン業務を行いつつ、先輩黒服からの指示を仰ぐ形になるでしょう。
お店にもよりますが、新人黒服でも開店30分〜1時間前には出勤しておく必要があります。
慣れてくると、店内機器のチェックやキャストの出勤確認などの業務が加わります。
営業中の仕事内容
営業中の新人黒服の仕事内容は、「ホール業務」が中心になります。
- オーダー取り
- ドリンク作り、提供
- 空いたグラスや灰皿の回収
- 灰皿や氷の補充
- お皿やグラス洗い
一般的な飲食店と同じように思えますが、スタッフが足りていないキャバクラですと、新人黒服が上記の業務ほぼ全てに対応することになります。
とはいえ基本的に飲食店ほど注文が飛び交うわけではないので、常に忙しいかと言われればそこまででもありません。
(もちろんお店によってはスタッフが足りているところもありますし、逆に絶えず注文が来続けるお店もあると思います。)
それよりも重要なのは、常にお客様のテーブルをチェックし、灰皿を適宜交換したり、新しいアイスペール(氷を入れた黒い入れ物)などを補充したりする「気遣い」や「視野の広さ」です。
キャバクラは客単価も飲食店等と比較すると高めですから、丁寧な接客も求められます。
こちらも慣れてくると「つけ回し」やお客さんに延長するかを確認する「延長交渉」、高額なお会計をする「キャッシャー」などの業務が加わります。
閉店後の仕事内容
閉店後の新人黒服は、主に店内の清掃や片付けを行うことになります。
テーブルの片付けやグラス洗い、必要があれば掃除機をかけたりなど、店内美化に努めます。
片付け場所や清掃の流れなどは店舗によって異なりますので、メモをとりつつ覚えていきましょう。
慣れてくると、「キャストのフォローやメンタル管理」「売上管理」「お酒の発注」などの業務が発生します。
キャバクラ専用POSレジが導入されている店舗の業務内容
キャバクラの黒服の仕事内容を紹介しましたが、実は「POSレジ」の有無で業務内容はガラッと変わります。
キャバクラ専用のPOSレジの機能は、以下の通り。
- 注文や時間を自動計算して伝票を作成する
- 卓ごとの時間を管理する
- 営業後の集計を自動で行う
よって、キャバクラ専用のPOSレジがある店舗で働くと、電卓でいちいち計算したり、卓ごとの時間をいちいち気にしたりする必要はなくなります。
また、店長クラスになると売上やキャストの成績の集計をする「経理作業」が発生しますが、POSレジが自動で集計・計算することで、業務がとても楽に。
計算ミスなどで慌てる必要はありませんし、業務も楽になりますから、POSレジがあるお店の方が先輩黒服もゆとりを持って働いていると思います。
これから黒服で働きたいという方は、ぜひキャバクラ専用のPOSレジを導入している店舗を選んでみてくださいね。
キャバクラ黒服の求人を探す方法
キャバクラ黒服の求人を探す方法としては、以下が挙げられます。
- 求人サイト
- SNS
- 知人の紹介
求人サイトでも黒服の募集は見受けられますが、誰もが使う方法なので、それなりに競争率も高いです。
TwitterなどのSNSでは「地名+黒服」「黒服+求人」といった検索で求人ツイートがヒットすることがありますので、そちらのチェックもおすすめします。
また、キャバクラ関係者は繁華街で飲んでいることも多いので、そういったお店に通って人脈を作ったりする方法もあります。
人脈の採用ですと安心感もありますので、キャバクラ関係の知り合いがいそうな知人などに紹介をお願いするのもいいでしょう。
キャバクラで黒服として働く際の注意点
最後に、キャバクラで黒服として働く際の注意点を紹介します。
キャバクラなどの水商売の業界に怖いイメージを持つ方は多いかと思いますが、近年はクリーンに営業しているキャバクラが大多数です。
しかし例外がある可能性もあるので、働く際には以下に注意してください。
- 運営に暴力団などが関わっていないか確認する
- 「罰金」などの規則が厳しくないか確認する
- キャストと黒服の関係性を確認する
運営に暴力団などが関わっていないか確認する
キャバクラによっては、運営に暴力団などが関わっているケースもあるようです。
基本的にはないと思って大丈夫ですが、働く前にリサーチしておくほか、働き始めてからも違和感がないかチェックしてみてください。
「罰金」などの規則が厳しくないか確認する
キャバクラによっては罰金などの罰則が設けられていることがあります。
例えば遅刻したら罰金、キャストに手を出したら罰金、などなど。
守るべきルールに課されていることがほとんどですが、あまりに厳しかったり、罰金の額が大きかったりする場合は、働くのを控えた方がいいかもしれません。
これに関連してキャストに手を出すのは大多数の店舗でNGですので、こちらも気をつけてください。
キャストと黒服の関係性を確認する
こちらも事前に知っておいてほしいのですが、黒服はキャバクラの中では下の序列です。
キャストから酷い扱いを受けるのは決して珍しいことではないので、メンタル面で不安がある方は黒服で働くのを避けた方がいいかもしれません。
とはいえキャストと黒服の仲が良好な店舗もありますので、キャストと先輩黒服がどのような関係性かを早めに確認しておくといいでしょう。
まとめ
今回はキャバクラの黒服の給与や仕事内容について紹介しました。
黒服は大変な業務も多いですが、学歴や資格がなくても月収100万円以上を目指せる魅力的な仕事です。
興味がある方は、ぜひ黒服の求人を探してみてくださいね。
また、お店選びの際は以下3点をチェックしましょう。
- 運営に暴力団などが関わっていないか確認する
- 「罰金」などの規則が厳しくないか確認する
- キャストと黒服の関係性を確認する
このほか、POSレジの有無で業務内容や忙しさも大きく異なりますので、POSレジが導入されている店舗を選ぶとより安心です。
もし入店した店舗にPOSが導入されていなければ、ぜひ店長さんに提案してみてくださいね。