キャバクラ経営は儲かる?繁盛店を作るためのポイント

女性の稼げる仕事の代表格とも言える「キャバ嬢」。そんなキャバ嬢が働く場所が「キャバクラ」です。
「キャバクラの経営に興味があるけれど、本当に儲かるの?」と気になる人もいるでしょう。正直なところ、キャバクラの経営をしても全ての人が儲かる訳ではありません。
本記事では、キャバクラの経営は本当に儲かるのかということについて解説します。

「キャバクラは儲かる」と言われる理由

「キャバクラの経営って儲かるらしい」なんて話を聞いたことはないでしょうか。このように言われるのには、2つの理由があります。
キャバクラの経営に興味がある方は、そもそもキャバクラとはどんな業界なのかをイメージしてみてください。

キャバクラ

一般的なキャバクラのイメージ

一般的な人が「キャバクラ」と聞くとどのようなイメージを抱くでしょうか。
・お金に余裕がある人が行くところ
・怖い人がやっているお店
キャバクラに対してこのようなイメージを持っている人は、未だに多くいらっしゃいます。つまり、お金持ちの遊びの1つのような感覚ですね。そのため、お金周りの良いキャバクラを経営しているのだから、当然経営者も稼いでいるのだろうというイメージもありますね。

キャバクラの市場規模

そもそも市場規模とは、事業分野での市場の大きさやその市場で商取引が行われる見込みの総額のことを指します。では、キャバクラの市場規模はいくらなのかといえば、キャバクラ・ガールズバー・スナックなどの市場規模は約2兆円だと言われています。
「2兆円なんて額を言われてもいまいちピンとこない」という方も多いかもしれませんね。この規模と同じ規模の業界ですと、新聞や理美容などのジャンルが挙げられます。ゲーム業界の市場規模は、約5000億円だと言われているのでこれと比べるとキャバクラ・ガールズバー・スナック業界の市場規模がいかに大きいかがイメージしやすいのではないでしょうか。
つまり、キャバクラ業界の市場規模は、日本の他の産業と比べてもかなり大きいと言えるでしょう。

キャバクラの経営者でも儲かるか儲からないかはピンキリ

ここまでは、世間の人が持つキャバクラの経営に対するイメージについてご紹介しました。では肝心の「キャバクラの経営は儲かるのか」という点についてですが、端的にいえば「稼げる仕事」ではあります。
しかしながら、儲かるか儲からないかについては、ピンキリであると言えるでしょう。「ただ開けば絶対に儲かる!」という話ではないのです。”

成功して複数店舗を持てば年収も上がる

最初キャバクラの経営を始めるにあたって、1店舗から始めるケースがほとんどでしょう。キャバクラの経営は、始めてみると困難なこともたくさんあります。そんな中で諦めずに踏ん張り、頑張っていけるかどうか、というポイントがキャバクラを経営するにあたっては重要なんです。

1店舗目で成功すると次々と複数の店舗を経営する人もいます。成功を収めている経営者の中には、10店舗以上経営している方もいらっしゃいます。こうして複数の店舗を持っていれば、年収も上がり、まさに儲かる仕事だと言えるでしょう。

経営がうまくいかなければ店をたたむことも

しかしながら、キャバクラの経営に乗り出したからといって、全ての人が成功するとも限りません。中には経営がうまくいかず、失敗してしまう人もいらっしゃるでしょう。

お客さんやキャストをうまく集められなければ、止むを得ず、開店してから数年でお店をたたむケースもあります。キャバクラでは、お客さんがこなかった場合でもキャストに対して時給を支払わなければなりません。キャバクラは、普通の飲食店よりも人件費が高いのが特徴です。そのため、キャストに支払う人件費がお客さんの支払う金額を上回り続ければ、赤字がかさんでしまいます。

キャバクラは稼げると言いますが、必ず成功するとも限らないのです。

儲かるキャバクラを作るためには

つまり、同じキャバクラでも「儲かるキャバクラ」と「儲からないキャバクラ」が存在しているわけです。では、「儲かるキャバクラ」を作るにはどうすればいいのでしょうか。

「儲かるキャバクラ」を作るためには、まずは3つのポイントを抑える必要があります。まず1つ目は「コンセプト」。2つ目は「お店の雰囲気」。3つ目は「情報キャッチ力」です。

下記でそれぞれの項目について詳しくみていきましょう。

コンセプトを設定する

「きれいな女の子・かわいい女の子を揃えたからお客さんが来てくれるだろう」、なんていうのはかなり甘い考えであるといえます。どんなにきれいでかわいい女の子でも、愛想が悪ければお客さんは指名をしてくれません。キャバクラを経営する上で「お店のコンセプト設定」も重要なポイントの1つ。特にライバル店が多い地域で経営するのであれば、コンセプト設定は他店との差別化を図るポイントでもあります。
コンセプト

キャバクラに遊びに来る理由は、お客さんによって様々です。その中でも多くのお客さんがキャバクラに通う理由が「キャバ嬢との擬似恋愛を楽しむため」というものです。若くてきれいでかわいい女の子と近い距離でお酒を楽しむ中で、擬似恋愛的なコミュニケーションを楽しんでいます。そのためにも、疑似恋愛がしやすいようなお店のコンセプトを設定しなければなりません。

コンセプトを考えるときには、お店の立地とターゲットにも注目しなければなりません。まずはお店の立地を決めて、立地にあったターゲット設定をし、ターゲットに最も適したコンセプトを決定します。

また、売れるキャストにも共通点があるもの。話し上手で聞き上手であることはもちろんですが、お客さんに興味を持っているフリができたり、お客さんに惚れていると勘違いさせることができるのも、魅力あるキャストの特徴です。しかしながら、全てが揃ったキャストがなかなかいないのも現実です。そのため、お店側としては、そのような項目をマニュアルに落とし込み「売れるキャスト」を作り上げることでしょう。これもコンセプト作りの一環です。

優秀なキャストを手に入れたいのはどこのお店でも同じです。しかし、優秀なキャストはより待遇の良いお店に行ってしまうもの。これから経営を軌道に乗せようという段階で、よりキャストの待遇を良くするのはなかなか難しいでしょう。

だからこそ、キャストの育成は大切なのです。育成をうまくできるお店であれば、キャスト個人に左右されることなく、恒常的に良いキャストが店舗にいる状態を作り出せるでしょう。

お店の雰囲気作り

新宿には新宿の、渋谷には渋谷の、六本木には六本木の、その街ごとの独特な雰囲気というものがあります。地域に密着した上で、各店舗の特色を作り上げていくことで、人気店になっていきます。
新宿

地域が変われば、雰囲気もお客さんの層までガラリと変わるのです。その地域のお客さんに合った経営方針、お客さんに喜んでもらえるお店づくりをしなければ失敗してしまうでしょう。これは複数の店舗を経営する際にも言えることで、渋谷で成功したお店のスタイルのまま、横浜に出店してもその地域では合わないことも考えられます。

流行の情報をいち早くキャッチする

今、どこのどんなお店が流行っているのか、どんな情報雑誌が流行っているのか、どこの情報サイトが流行っているのか、どんなお酒が流行っているのかなどの流行情報をどのお店よりも早くキャッチできるようにしなければなりません。

自分では流行を掴んでいるつもりでもすでに古い情報だった、なんてケースもよくある話です。その場合は、すぐに修正しなければ、大きくマイナスになってしまう可能性もあるでしょう。

例えば、電話番号とメールによる問い合わせによる求人がだんだん減ってきて調子が悪いなあと感じた場合。それでも変わらぬ方法で求人募集をかけ続けても、段々と求人の応募は減る一方です。求人が減っている原因は、問い合わせの流行がLINEなどのSNSツールに移行していたためだった、なんてことがあるでしょう。

SNS関連を始め、日々情報は移り変わっています。「キャバクラの経営に情報戦?」なんて思うかもしれませんが、成功するお店づくりのためには非常に重要なポイントなのです。

しっかりと戦略を立てればキャバクラの経営は儲かる

本記事では、キャバクラの経営は儲かるのかということについて解説しました。結論から言えば、キャバクラの経営は稼げます。しかしながら、絶対に儲かるわけではなく、成功するためには戦略を練ったり情報をキャッチする能力は欠かせません。

また、何よりも諦めない気持ちが大切でしょう。どんな事業でも大変な時期はつきものです。そこをいかにして乗り越えるのかで、将来は変わります。

キャバクラの経営自体は難しいものではありません。本記事を参考に、ぜひ素晴らしいお店を作り上げてくださいね。




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