キャバクラ開業までの流れとポイント!開業資金の内訳と調達方法も徹底解説

キャバクラを開業するにあたり、以下のような疑問をお持ちではありませんか?

キャバクラを開業しようと思っているものの、何が必要で、どのような手順で進めていけばいいかわからない方も多いのでは。

そこで、本記事では以下の内容を解説していきます。

について紹介します。

キャバクラ開業を検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

キャバクラ開業までの流れとポイント


キャバクラを開業するまでの大まかな流れは、以下の通りです。

真っ先に着手すべきは、お店のコンセプトを決定すること。

どういったターゲットに対し、どのような雰囲気のサービスを提供するのか。

です。

また、開業時には「不動産業者」「内装業者」「各種仕入れ業者」など、様々な業者の力を借りる必要もあります。

大まかなステップは上記の通りですが、それぞれ掘り下げていくとここでは語りきれません。

開業で気になる項目については、以下の記事を参考にしてみてくださいね。

キャバクラ開業時に必要な資格・届け出

キャバクラ開業時に必要な資格や届け出は以下の通りです。

それぞれ確認していきましょう。

①食品衛生責任者

「食品衛生責任者」は、後述の「飲食店営業許可」を取得するために必要な資格です。

飲食の営業を行う場合は、1店舗に一人は食品衛生責任者を配置することが義務付けられています。

取得条件は以下の通りです。

  • 1.食品衛生監視員または食品衛生管理者の資格要件を満たす人
  • 2.調理師、製菓衛生師、栄養士、船舶料理士と畜場法に規定する衛生管理責任者または作業衛生責任者、食鳥検査法に規定する食鳥処理衛生管理者の資格を有する人
  • 3.都道府県知事等が行うまたは適正と認める講習会を受講した人

基本的には3番の、講習会の受講によって取得するケースが一般的かと思います。

ちなみにです。

詳しくは各県の条件を確認してみてください。

②防火管理者

以下に該当する場合、キャバクラで防火管理者を配置する必要があります。

キャバクラの場合は前者に該当するケースが多いかと思いますので、店舗責任者等は防火管理者の資格を取得しておきましょう。

こちらも1日の講習で取得することが可能です。

③飲食店営業許可

続いて、「飲食店営業許可」を取得しましょう。

お店の図面などを持ち、お近くの保健所に事前相談をします。
内装工事の施工後だと変更があった際に負担がかかりますので、着工前に保健所に相談してみてください。

事前相談で問題がなければ、以下を保健所に提出します。

  • 営業許可申請書
  • 施設構造と設備を示す図面
  • 食品衛生責任者の資格を証明するもの
  • 水質検査成績書

その後、保健所が立ち入り検査をし、問題がなければ許可を得ることが可能です。

ただし細かな手順や要件は地域によって異なる場合があるので、近くの保健所に必ず事前相談するようにしてみてください。

④風俗営業許可

キャバクラの営業は「接待」を伴い、風俗営業の1号に該当しますので、風俗営業許可を取得する必要があります。

1号営業の許可を得る場合、「深夜0時〜午前6時」の間は営業ができませんので、注意してください。

風俗営業許可は警察署にて取得が可能です。

こちらも地域によって要件が異なる場合がありますので、まずは近くの警察署に相談してみてください。

⑤開業届

税務署に「開業届」も提出しましょう。

開業届の提出方法としては、以下3つが挙げられます。

  • 税務署の窓口へ直接持参する方法
  • 書類を郵送する方法
  • e-Taxで提出する方法

開業届の紙は税務署で受け取ることが可能ですが、e-Taxを使ってオンラインで提出することもできます。

こちらも念の為、お近くの税務署に確認すると安心でしょう。

キャバクラの開業に必要な資金の内訳

開業資金と一口にいっても、設備資金運転資金の二つに分けることができます。

これらを踏まえると、一般的に「1,000万~2,000万」ほどあればキャバクラの開業を考えてもいいと思います。

質は落ちてしまいますが、500万~でも開業は可能です。

ただし、そのために必要な条件として、以下2点が挙げられます。

2,000万円を集めるというのはオーナーになるための、試験のようなもの。

まずは、ここを超えられるように頑張りましょう。

ここからは、「設備資金」「運転資金」のそれぞれに分けて、詳しい内訳を紹介していきます。

チェックリストに従って開業までのスケジュールを立てる

水商売の開業時にはやらなければならない作業がたくさんあります。
その全てを紙に書き出すことは、開業の経験者でも難しいことです。 このような方向けにしています。
チェックリストに従って開業準備を行うことができます。

是非ご活用ください。
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キャバクラの開業に必要な設備資金

設備資金というのは開業するまでの準備資金で、内装費や厨房設備費など様々な出費があります。

一般的にキャバクラ開業の際、必要となる資金を一覧にしたものが以下8つです。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

①店舗物件取得費用

設備資金のなかでもこちらは店舗を借りる時の初期費用になります。

ここで解説するのはあくまで初期費用で、月々の賃貸料は含めていません。

店舗物件取得費用とは、個人でアパートを借りる時と同じように始めに不動産屋に支払うお金です。

内訳としては以下の通り。

これはあくまで安めに見積もった例です。

ご自身の資金と相談しながら、時間をかけてでも理想の物件を探しましょう。

②内装外装費

キャバクラの内装は豪華なものが多く、内装費に関してはこだわればこだわるほど高くつきます。

相場としては0~500万ほど。

なお、0円というのは居抜き物件を使った場合。

居抜き物件とは、以前のテナントの設備が残っている物件のことで、内装費や設備費を節約できます。

ちなみに外装費は、10万円~30万円ほど。主に看板です。

関連:物件探さナイト:居抜き物件を探す

関連:内装業者さんへのインタビュー

③厨房設備費

続いては冷蔵庫、調理器具、製氷機などの、厨房設備にかかる費用です。

ただ、厨房設備が残っている居抜き物件もあるそうなので、そういった物件を見つけられれば安く抑えることが可能です。

④テーブル、ソファーなどの備品

こちらは店の規模にもよりますが最低50~80万円ほど必要かと思われます。

細部にこだわって家具や備品を揃えることで、よりコンセプトに合った雰囲気を実現することができるでしょう。

とはいえ。こちらは居抜きで抑えることが可能ですので、資金に余裕がない方は居抜きも検討してみてください。

⑤レジ導入費

キャバクラを開業する際は、基本的にレジを導入したほうが良いです。

その中でも、「TRSUT」というナイトビジネス専門のPOSシステムをおすすめしています。

TRUSTには

というメリットがあり、業界シェアナンバーワン、継続利用率99.33%という実績があります。

開業されるのでしたらトラストを導入しましょう。

実績は「継続率99.3%」という数字が示しています。

詳しくは水商売専用POSレジ「TRUST」を参照してください。

⑥宣伝費用

やはり開業してすぐはお客さんを獲得するのが難しいので、宣伝費をかけてお客さんを確保することも大切。

水商売の宣伝は一般的には、無料案内所やキャッチなどが挙げられるでしょう。

なお、キャッチは法律的には違法なので、あまりおススメはできません。

SNSやチラシなど、地域やターゲット層にあった方法で集客をしていきましょう。

集客用のキャバクラの広告10種類を解説!自店舗に適した媒体の選び方とは

⑦求人費用

求人の方法としては、

の3点が挙げられます。

スカウトへの支払いは成果報酬(スカウトバック)であり、紹介してくれた女の子が10日間勤めたら、その女の子のランクに応じて10万~100万円ほど支払う形です。

派遣も似たような形で、キャバクラ派遣サービスにまずは登録。
実際に派遣を依頼した際に、女の子への給料+紹介料を支払うという形です。

人手が足りない時に気楽に使えてかなり便利ですが、正規スタッフを集めるという点では他の方法が良いでしょう。

求人サイトへの掲載費は、タウンワーク、マイナビバイトなどのメジャーなところで、1週間2万円からです。

求人は特に力を入れるようにしましょう。

⑦風営法の申請費用

風俗営業の許可をとるためのもので、役所や警察署に払うお金です。

自分で申請すれば45300円(保健所に18300円、警察署に27000円)。

行政書士に代わりにやってもらうとなると20~40万ほど必要になりますが、 

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関連:あれ?キャバクラ開業できないの?風営法での禁止区域を解説します

キャバクラを開業してから必要な運転資金

ここからは、開業後の経営のために残しておく必要がある「運転資金」について紹介していきます。

運転資金とはお店の売り上げが軌道に乗るまでの保険のようなもの。

つまり極端な話、すぐにお店が軌道に乗るのであれば、運転資金は必要ないということです。

しかしすぐに軌道に乗るケースは稀であり、一般的な飲食店ですと以下のようなデータがあります。

安心して経営していきたいのであれば半年から1年分の運転資金を。

すぐにでも軌道に乗せていく自信があるのであれば、少なくとも3カ月分の運転資金を用意しておくとよいでしょう。

そんな運転資金の内訳は以下の通りです。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

①人件費

売り上げに応じて適切な女子給与比率も変わり、理想は売り上げの40~45パーセントと言われています。

一番かかる費用ですが、先ほど説明したように1カ月支払いを遅らせていけます。

ただどうしても資金繰りが苦しく、支払いを下げたいようであればインセンティブの要素を強くしていきましょう。

稼いだ分だけ支払うということにすれば、赤字になる可能性は減らせます。

関連:キャバクラ開業前に知っておきたい!料金&給与システムまとめ

②賃貸料

運転資金を考える際、賃貸料は必ず考えておきましょう。

なぜなら、他の費用と違い、削減することができないからです。

むしろ、中には運転資金は賃貸料しか計算していないという方も。

運転資金での最重要項目になりますので、いくらすぐ軌道に乗せる自信がある方でも、気にかけておくようにしましょう。

③水道光熱費

一般の飲食店ですと、売り上げの5%~7%程がここにかかると言われています。

キャバクラとなると照明もありますし、もう少し上がることも考えられます。

軽く見られがちですが、意識することで減らすことのできる費用ですので、節約を心がけましょう。

新しい家電ほど少ない電力で効果的に働いてくれますので、家電が古いようであれば、買い替えることでかなりの費用削減が期待できます。

その他、お客さんのいないところの空調や照明は弱めるなど。たった1℃の違いでも5%~10%ほどかかる料金が違ってきます。

節約を常に意識し、空調や照明の必要のないところはコストを抑えましょう。小さな積み重ねで、大きな費用削減が期待できます。

④各種仕入れ代

お酒、フード、おしぼりなどなど、各種仕入れ代も運転資金として考慮しておく必要があります。

でしょう。

お酒の仕入れに関してはネット通販が便利ですので、ぜひ以下を参考にしてみてください。

名前対応エリア取り扱い品目送料オプションHP
なんでも酒やカクヤス全国各種お酒
食品
4,700円以上or関東エリアなら送料無料なしhttps://www.kakuyasu.co.jp//
国分ネット全国各種お酒
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ヤマト運輸に委託なしhttps://netton.kokubu.jp/shop/default.aspx
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https://www.original-champagne.com/

キャバクラの開業資金の調達方法

キャバクラの開業資金は少なくとも1,000万円~2,000万円ほど必要と解説しました。

ここからは、そんなキャバクラの開業資金の調達方法を4つご紹介します。

①家族、友人

キャバクラの開業にあたり、お金を集めるというのは、一番最初のハードルです。

そうなると、一番お金を貸してもらいやすいのは、家族や友人になります。

家族や友人は、銀行とは違い、儲かるかどうか?という判断基準ではなく、あなたを応援するためだけにだしてくれる可能性があります。

②銀行からの融資

融資を受けるためには、2~3年は黒字を出し、納税をして実績を作る必要があります。

また、最初から大きな金額の借り入れは難しいため、借りる用途がなくても、数百万という小額から借り入れ実績を作って、大きくしていきましょう。

一度、断られたからと言って、銀行に行かなければ、いつまでたっても融資はもらえません。

半年~1年に一度は申請を出してみるとよいと思います。

その際、事業の実績などをレポートして定期的に銀行に申請をするといいでしょう。

③上司、オーナー

家族・友人の次に出してもらいやすいのが職場の上司であるオーナーです。

あなたに能力があれば、オーナーはあなたを手放したくないはずです。

あなたが、どうしても独立すると言った場合、オーナーから

などと言われる可能性もあります。

もしそこまでの信頼を得ておらず、なおかつ資金集めも難しいようであれば、今の環境で熱心に頑張ってみることが、思わぬ近道になるかもしれません。

④投資家と起業家のマッチングサイトを利用する

こちらはいま注目されているサービスを活用したもの。

このサイトには起業家を募集している投資家の方がたくさんいらっしゃいます。

あなたの求める条件と会う投資家の方がいらっしゃれば、それで資金の面で援助してもらえます。

もちろんまずは話してみて、そこから判断していくことも可能です。

ぜひ活用してみてください。

これらと似たようなサービスとして、「クラウドファンディング」なんかもおすすめです。

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